霜天の朝に 【スイセン】 水仙 ① 白き息の静けさを 閉じ込めた霜柱は 土を持ち上げ ②日が昇れば その光に溶け ジュエリーのように 魅せられて… 霜の降りる前夜は 「しんしん」と冷え 深々、 沈沈 と表記 夜の静かに更けゆくさま 寒々と冴えて身にしみる 静寂そのもの 霜夜の粛然した様子を〜 音と感じているという 四季物語より〜

　【霜天】の朝 　　小雪がちらつき 　　厳しい寒さを感じる空に 　　凍て返える 　　寒暖を繰り返しながら 　　　 　　　春はゆっくりと 　　　春はちょっと　足踏みを〜 　　　　　　　魅せられて…。 　①チュウリップ　水仙 　 　②コルチカムの芽 　　霜柱を押し上げのぞかせて 　 　③霜柱 冴え返り 冴え返りつつ　春なかば 　　　　　　　　泊雲　

【霜天】 　　霜の降りた早朝に 　①水草鉢に張った薄氷の 　　氷面鏡(ひもかがみ) 　　落葉桜葉を浮かべ 　②霜柱　 　　芽出しの水仙が冷たそう　 　　硝子細工のように瞬時に 　　ほろほろと崩れ 　③ビオラ 　　手で触ると 　　パリパリと折れてしまいそう 　④スミレ 　　あまりの冷気に頭をもたげ 　　雲間より差し出す柔らかな 　　陽射しに可憐に開花 　　　　　　魅せられて…。

　春一番 　　　　【サプライズ】 　前日との気温差−16度に 　　ぶるぶるの一日 　触れるとぽろっと【霜柱】 　 　春一番のお出まし 　　【スノードロップ】　 　　　オオマツユキソウ 　　　　 　　　　ちっちゃな 　　　　グリーンハートに 　　　　　　魅せられて…。