万葉集東歌3425番歌碑　栃本町唐沢橋のたもとにあります 下野の安蘇の河原よ石踏まず 　　空ゆと来ぬよ　汝が心告れ 冬の青空のした寒風吹き荒ぶ中にある堂々たる歌碑　万葉の時代のこの恋歌にある気持ちは、膨大な時間の経過を経て何がかわったというのでしょうか？　人はあと何万年かのちに違った精神へと昇華するとでもいうのでしょうか？　かわりはしますまい　この歌の恋心が教えてくれます　1000年以上も前の燃えるような恋愛が示すその心、不変かつ磐石なる人間性　テクノロジーのみに重きを置き信奉をささげようとしたとき、この郷土のいにしえの歌が迫ってくるのです　

万葉歌碑　古河駅前にある　 逢わずして行かば惜しけむまくらがの 古河漕ぐ舟に君も逢わむかも 8/5に載せた歌の返歌と思われる 悠久の昔、おなじ日本人が恋をして心をつづったものが残される　そしてそれを残していこうとする努力がなされる　それが文化というものなのであろう