草むらの中にちょっとだけ、ナデシコが😍 ナデシコも結構面倒な花なんですよねえ。基準種はエゾカワラナデシコで、高山性のタカネナデシコも里に生えるカワラナデシコも、その変種なんですね🤔 これ、花弁舷部の基部にあまり濃くはないけど毛がパラパラと生えてます。ただタカネやエゾほど濃くはない。 萼筒の基部を見ると、苞が2対ではなく3対あるように見える。 うーん、1,000m程度の高原ではあるけど、カワラナデシコでいいかな⁉️とも思います。

大好きな花の一つ、マツムシソウもたくさん咲き出してたので嬉しくなっちゃいます😍

コウゾリナとヤマニガナが寄り添うように立っていました😍 日当たりがいいのか、高原という環境がいいのか、コウゾリナやヤマニガナ、メマツヨイグサなどが辺り一面に群生してました。 特にヤマニガナは、わたしの近くの山ではこんなに大きくて育ったのは見たことがなくて、ヒョロ〜と一本が立ってるような姿ばかりに対して、ここのはどれも軽くて背丈を超えるほどに伸びてますからビックリです🫢

沼ノ原やゆうすげの道といった元湿原の草むらには、ナワシロイチゴの果実がそこら中に沢山。 もう十分に熟して、酸っぱさの中に甘みがあり、美味しく頂かせて貰いました😋

Back to 榛名湖畔 紫色の花が美しいヤマホタルブクロがたくさん咲いていました😍萼片の間にある付属体が反り返るホタルブクロの変種になります。 普通に里から亜高山までと垂直分布範囲は広いですね。

足元の草むらの中に小さな赤紫の花が…😍 ハマウツボ科のママコナですね。 下唇の上に二つ並んだ白い膨らみが米粒に見えること、ないし、若い種子が米粒に似てることからなどが由来になっています。 同じような場所に生える、ミヤマママコナというのもありますが、ママコナの苞の縁が刺毛状の長い歯牙になっていて、萼や花軸にも毛が密生するのに対して、ミヤマママコナは苞に歯牙状の鋸歯はなく、全体的に 毛も殆どなくてスッキリしています😊 ちょっと不思議な形ですけど、小さくて可愛い花です。同じハマウツボ科にはオニシオガマみたいにビックリするほど大きくて、エイリアン👽がガバッと口を開けているような感じがするのもありますけどね…

このバアソブにしても、ジイソブ(ツルニンジン)にしても、つる性でそこら中の木の枝や草などに手当たり次第に絡みつきます😅 メマツヨイグサに絡みついてるのや、草の葉にしっかりと絡みついてるのとか…

草むらの中の道をしばらく進んでいくと、灌木や草に絡みついたキキョウ科ツルニンジン属のバアソブ(ヒメツルニンジン)の花がたくさん現れてきました😍 ソブは木曽地方の方言でソバカスのことで、花冠の内側にある紫褐色の斑点を、お婆さんのソバカスに見立てたのが名前の由来😅 花も果実もそっくりなんですけど、ジイソブ(ツルニンジン)とは大きさが全く違います。 バアソブは、私の無骨な指先などはまったく入らないくらいの小ささ。嫋やかな女性の繊手なら入りますかねえ⁉️ 去年は道向かいの"ゆうすげの道"に大きなジイソブの花が咲いていたのですが、今年は見つからなかった😓

バアソブ(ヒメツルニンジン)がぶら下がっていないかなあ？と灌木を眺めていたら、ちっこい赤褐色の手裏剣のような花発見😳 キョウチクトウ科カモメヅル属のコバノカモメヅルですね。これの変種がジョウシュウカモメヅルで花がずっと大きい。それの名前は、目の前の榛名山で発見されたことからきています。

乾燥化してしまった榛名湖畔の沼ノ原元湿原、そこに伸びる"昭和天皇行幸の道"に入ります😊 入口手前から、色んな山野草がお出迎え😍 ①イタドリの花序が赤く色づいて綺麗、雌花花序ですね。もう果実も出来ています。ベニイタドリになるのかなぁ⁉️… ②ここにも、シュロソウが赤褐色の花をつけています。 ③素敵な色合いのツリガネニンジン ④チダケサシ、ここのはまだ、どれも花穂が小さかった。 ⑤コウゾリナ

水澤観音から伊香保の温泉街を抜けて、榛名湖畔に着きました😊 まずは、かっては湿原だった沼ノ原ですが、乾燥化が進んで今は自然のままの草原というより野草が勝手に生えまくってる草むらというような場所を歩いてみます🥾 ここには昭和天皇行幸の道というのがあります。ほんと植物がお好きだったんですね😍 那須の笹平湿地もそうだけど、天皇陛下がわざわざ来るような場所じゃないけど、いろんな山野草が沢山あって私でもワクワクしますから、陛下のお気持ちもそうだったんでしょうね。 ⬆️は、県道33号側の入口 ⬇️は、榛名山ロープウェイ側の入口 ただただ自然のままの草だらけの中を土の道が伸びているだけ…