紅花の「花つき」&「紅餅(べにもち)」 　「花ねせ」の次は「花つき」💕 　発酵させた紅花をつく、臼でついて粘りをつかせます。触るとベタベタ。ここから一握りのお団子から丸い煎餅状に成形して乾燥。「紅餅」の出来上がり💓(pic2、作ってみました✌️) 　この紅餅が紅花染めのもととなります。より濃い紅色が染め上がる、江戸時代からの手法です。 　1枚目の手前が出来たてほやほやの紅餅。奥が乾燥させた紅餅。 　(紅染めについてはまだまだ長くなるので、みどりのまとめにそのうち書きたいと思います) 　

紅花の「花ふり」「花踏み」&「花ねせ」 　紅花は2つの色素を持ってます。黄色の色素と赤い色素。圧倒的に黄色の色素の分量が多いのですが、2つの色素の性格の違いをうまく使って赤く染めることができます。 　昨日のpicのスカーフは、黄色の色素を取り除いて染めたので、鮮やかな紅色に染まりました。 　この黄色の色素を取り除くために、色々な工程をふんでいきます。 　まず、摘んだ花びらはすぐにたらいに入れて水を汲む(花ふり、pic2)。黄色の色素は水に溶けやすいの水で流していき(花踏み、pic3)、水加減を調整(これがメチャ重要)しながら発酵させて、赤い色素がたくさん出るようにしていきます。 　pic1は上から3日目、本日、昨日、2日目の「花ねせ」です。筵を上にかけます。

7/9 紅花で染まったスカーフ 　多分今年も実がならない、ベランダで一番背の高いオリーブの木に、紅花で染めたスカーフをかけました。 　鮮やかな紅色ですが、褪せていくのも早いとのこと。

7/6 山形の紅花畑で紅花摘みをしました💕 　紅花にはトゲがあるので、農家さんは朝露でトゲが柔らかくなる朝、午前4時には作業開始するそうです。 　このトゲ。痛いのなんの。背の低い紅花が脚に当たっただけで、うっ。痛。と後ずさりしちゃいます。ですから当然片方の手で紅花を手に取る段階で、すでにチクチク💥😖花びらを摘むと言っても、なかなか手強くて力の入れ方が難しく、摘むというよりむしり取ってく感じになっちゃって、線の細い花びらを1度で残さずに摘むのは簡単なことではなかったです。 　手のひらに花びらがあふれて来たら、カゴにイン。綺麗な花びらたち😍花びらを取った花は、もう一回花びらが出てくるそうです。 　何本か摘んだだけで手は真っ黄色。石鹸で洗い落とせますが、石鹸の泡も綺麗な黄色でした。 　紅花は「半夏ひとつ咲き」といって、半夏生の頃(夏至から数えて11日目、今年は7/1)に咲くのですが、今年は例年より10日も早いそうです(さくらんぼも早かったとか) 　5枚目のpicは違う場所の紅花畑です♪