6月、水無月。梅雨の時季。私の散歩道の道際等の草花達は、一層緑を濃くして、その彩りを添えるものにしているようだ--- 5月(一部4月) からの、草花達の生き生きとした姿、姿---その7。 　 　　／凛とした姿の6弁白い花､ 　　　　　　花先淡い紫薄っすら染めて／ 　　　 　４月中旬の、何時もの散歩道の道際。 それは、先に出逢ったあの無垢な４弁の白い草花の近く。 そこに、今年もジッと待っていたかのようにして、少し日陰を作っている木々の根元に、沢山の株を成して、凛とした姿、姿で私を迎えてくれた。 その草花、葉の間から花茎を伸ばし、頂部に花径2～3㎝程度の花を一輪咲かせて、 花は6枚の花被片を持つ星形で、花被片の中央には淡い色合いの線が入っていた。 そして、その花は、白色の花弁の先端辺りを淡い紫を薄っすらと染めていた。 　　　ハナニラ(花韮/ 　　　　　セイヨウアマナ<西洋甘菜>) ＜‘黄色や晩秋に咲く白いハナニラ’ について、下記の「ハナニラ」より抜粋、次に: 　一般的に「ハナニラ」と言うとユニフロラム種を指すが、近年では黄色い花を咲かせる黄花ハナニラや、晩秋から白い花を咲かせるパルビフローラも流通するようになっている。 両種は現在ハナニラ属ではないが、かつてハナニラ属に分類されていた名残で、ハナニラの仲間として販売されることがある。 ＞ ・ハナニラ＜花韮、別名 セイヨウアマナ<西洋甘菜>、イフェイホン＞(ヒガンバナ科 ハナニラ属) (備忘: ハナニラの属性等について 3/16 ’21) 上記の“ハナニラの属性等について”は、今後は下記の「ハナニラ」の属性等がとって代わる。 　　　　　　↓ ・ハナニラ＜花韮、別名 セイヨウアマナ<西洋甘菜>、イフェイホン＞(ヒガンバナ科 ハナニラ属) 南アメリカ原産のヒガンバナ科ハナニラ属(イフェイオン属)の球根を持つ多年草分布域は、アルゼンチン、ウルグアイにあり、耕作地や道端、荒れ地などで自生が見られる。 美しい花を咲かせ、栽培が容易なことから、世界中で栽培されており、アメリカ、オーストラリア、イギリス、フランスなどで帰化植物として定着しているのが報告されている。 日本には明治時代に観賞用として渡来しており、現在では本州の関東から九州にかけての地域で帰化している。 一般的に「ハナニラ」と言うとユニフロラム種を指すが、近年では黄色い花を咲かせる黄花ハナニラや、晩秋から白い花を咲かせるパルビフローラも流通するようになっている。 両種は現在ハナニラ属ではないが、かつてハナニラ属に分類されていた名残で、ハナニラの仲間として販売されることがある。 花期は品種によって異なる。 ハナニラは3月～4月、黄花ハナニラは2月～4月、パルビフローラは11月～12。 花期になると、葉の間から細い花茎を伸ばし、頂部に花径2～3㎝程度の花を一輪咲かせる。 花は6枚の花被片を持つ星形で、花被片の中央には淡い色合いの線が入る。 雄しべは6個、長いものと短いものが3個ずつある。 雄しべ 花色は白、青、紫、ピンク、黄色。 葉は、やや幅のある線形でニラに似ており、球根から出て10～25㎝の長さに伸びる。 葉茎にはニラに似た匂いがあり、ハナニラの名前の由来になっている。 ニラの名前が付きますが、ニラとは別属の植物で、食用ではない。 花を咲かせて、草丈15～25㎝程度に成長する。 植えっぱなしで手のかからない球根で、自然分球やこぼれ種でよく増える。春のグランドカバーとして使うことも出来るが、夏場は地上部がなくなって休眠する。 ハナニラはかつてユリ科ハナニラ属(イフェイオン属)に分類されていたが、1963年にアメリカの植物学者ハミルトン・P・トラウヴによってヒガンバナ科トリスタグマ属に移すことが提案された。 しかし2010年に発表された植物分類学の論文で、ハナニラを含む三種の染色体が、他のトリスタグマ属の植物と明らかな相違があると指摘された。 そのため現在では、ハナニラを再びイフェイオン属として扱うのが一般的となっている。 イフェイオン属は、世界に三種が知られており、ハナニラの他では、 イフェイオン・セシルラなどがあり、いずれもハナニラによく似た白い花を咲かせる。 観賞用として栽培されるのは主にハナニラで、イフェイオン・セシルがまれに栽培される。 ＜ ハナニラの主な品種 ＞ →ハナニラ 通常「ハナニラ」というと、本種(イフェイオン・ユニフロラム)を指す。花期は3月～4月で、花色は薄紫色～薄青色、ピンク、白。 密植すると最盛期には花の絨毯のようにたくさんの花を咲かせる。 園芸品種では花がやや大きく青藤色の花が美しい「ウィズレー・ブルー」や、ピンクの花が愛らしい「ピンクスター」などが有名。 →イフェイオン・セシルラ(パルビフローラ) アルゼンチンからチリ、ウルグアイに分布するハナニラの近縁種。 かつてトリスタグマ属に分類されていたが、現在は再びイフェイオン属として扱われている。 花期は11月～12月で、白い花を咲かせる。 パルビフローラの名前で呼ばれている。 →キバナハナニラ キバナハナニラ キバナハナニラは、ヒガンバナ科ハタケニラ属の多年草。 分布域はアルゼンチン、ウルグアイにあり、粘土質の土壌に自生。 花期は2月～4月。 花は鮮やかな黄色で、花被片は6個。 雄しべも6個で、花被片からやや突出する。 ハナニラと呼ばれるが、現在ではハタケニラ属に分類されており、ハナニラとは別属の植物になる。 かつてはトリスタグマ属にも分類されていたことがあり、こちらも同義語が多数ある。 (出典・参考: ガーデニングの図鑑)

6月、水無月。梅雨の時季。私の散歩道の道際等の草花達は、一層緑を濃くして、その彩りを添えるものにしているようだ--- 5月(一部4月) からの、草花達の生き生きとした姿、姿---その7。 　 　／凛とした姿の6弁白い花､ 　　　　花先淡い紫薄っすら染めて／ 　　　 　４月中旬の、何時もの散歩道の道際。 それは、先に出逢ったあの無垢な４弁の白い草花の近く。 そこに、今年もジッと待っていたかのようにして、少し日陰を作っている木々の根元に、沢山の株を成して、凛とした姿、姿で私を迎えてくれた。 その草花、葉の間から花茎を伸ばし、頂部に花径2～3㎝程度の花を一輪咲かせて、 花は6枚の花被片を持つ星形で、花被片の中央には淡い色合いの線が入っていた。 そして、その花は、白色の花弁の先端辺りを淡い紫を薄っすらと染めていた。 　　ハナニラ(花韮/ 　　　　セイヨウアマナ<西洋甘菜>) ＜‘黄色や晩秋に咲く白いハナニラ’ について、下記の「ハナニラ」より抜粋、次に: 　一般的に「ハナニラ」と言うとユニフロラム種を指すが、近年では黄色い花を咲かせる黄花ハナニラや、晩秋から白い花を咲かせるパルビフローラも流通するようになっている。 両種は現在ハナニラ属ではないが、かつてハナニラ属に分類されていた名残で、ハナニラの仲間として販売されることがある。 ＞ ・ハナニラ＜花韮、別名 セイヨウアマナ<西洋甘菜>、イフェイホン＞(ヒガンバナ科 ハナニラ属) (備忘: ハナニラの属性等について 3/16 ’21) 上記の“ハナニラの属性等について”は、今後は下記の「ハナニラ」の属性等がとって代わる。 　　　　　　↓ ・ハナニラ＜花韮、別名 セイヨウアマナ<西洋甘菜>、イフェイホン＞(ヒガンバナ科 ハナニラ属) 南アメリカ原産のヒガンバナ科ハナニラ属(イフェイオン属)の球根を持つ多年草分布域は、アルゼンチン、ウルグアイにあり、耕作地や道端、荒れ地などで自生が見られる。 美しい花を咲かせ、栽培が容易なことから、世界中で栽培されており、アメリカ、オーストラリア、イギリス、フランスなどで帰化植物として定着しているのが報告されている。 日本には明治時代に観賞用として渡来しており、現在では本州の関東から九州にかけての地域で帰化している。 一般的に「ハナニラ」と言うとユニフロラム種を指すが、近年では黄色い花を咲かせる黄花ハナニラや、晩秋から白い花を咲かせるパルビフローラも流通するようになっている。 両種は現在ハナニラ属ではないが、かつてハナニラ属に分類されていた名残で、ハナニラの仲間として販売されることがある。 花期は品種によって異なる。 ハナニラは3月～4月、黄花ハナニラは2月～4月、パルビフローラは11月～12。 花期になると、葉の間から細い花茎を伸ばし、頂部に花径2～3㎝程度の花を一輪咲かせる。 花は6枚の花被片を持つ星形で、花被片の中央には淡い色合いの線が入る。 雄しべは6個、長いものと短いものが3個ずつある。 雄しべ 花色は白、青、紫、ピンク、黄色。 葉は、やや幅のある線形でニラに似ており、球根から出て10～25㎝の長さに伸びる。 葉茎にはニラに似た匂いがあり、ハナニラの名前の由来になっている。 ニラの名前が付きますが、ニラとは別属の植物で、食用ではない。 花を咲かせて、草丈15～25㎝程度に成長する。 植えっぱなしで手のかからない球根で、自然分球やこぼれ種でよく増える。春のグランドカバーとして使うことも出来るが、夏場は地上部がなくなって休眠する。 ハナニラはかつてユリ科ハナニラ属(イフェイオン属)に分類されていたが、1963年にアメリカの植物学者ハミルトン・P・トラウヴによってヒガンバナ科トリスタグマ属に移すことが提案された。 しかし2010年に発表された植物分類学の論文で、ハナニラを含む三種の染色体が、他のトリスタグマ属の植物と明らかな相違があると指摘された。 そのため現在では、ハナニラを再びイフェイオン属として扱うのが一般的となっている。 イフェイオン属は、世界に三種が知られており、ハナニラの他では、 イフェイオン・セシルラなどがあり、いずれもハナニラによく似た白い花を咲かせる。 観賞用として栽培されるのは主にハナニラで、イフェイオン・セシルがまれに栽培される。 ＜ ハナニラの主な品種 ＞ →ハナニラ 通常「ハナニラ」というと、本種(イフェイオン・ユニフロラム)を指す。花期は3月～4月で、花色は薄紫色～薄青色、ピンク、白。 密植すると最盛期には花の絨毯のようにたくさんの花を咲かせる。 園芸品種では花がやや大きく青藤色の花が美しい「ウィズレー・ブルー」や、ピンクの花が愛らしい「ピンクスター」などが有名。 →イフェイオン・セシルラ(パルビフローラ) アルゼンチンからチリ、ウルグアイに分布するハナニラの近縁種。 かつてトリスタグマ属に分類されていたが、現在は再びイフェイオン属として扱われている。 花期は11月～12月で、白い花を咲かせる。 パルビフローラの名前で呼ばれている。 →キバナハナニラ キバナハナニラ キバナハナニラは、ヒガンバナ科ハタケニラ属の多年草。 分布域はアルゼンチン、ウルグアイにあり、粘土質の土壌に自生。 花期は2月～4月。 花は鮮やかな黄色で、花被片は6個。 雄しべも6個で、花被片からやや突出する。 ハナニラと呼ばれるが、現在ではハタケニラ属に分類されており、ハナニラとは別属の植物になる。 かつてはトリスタグマ属にも分類されていたことがあり、こちらも同義語が多数ある。 (出典・参考: ガーデニングの図鑑)