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東京新聞 コラム バラLifeの一覧

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ピリチャン
花散歩 バラ♡ 公園でバラと出会う!! 『ピース』 クリームがかった黄色の花で花弁の縁にほんのりとピンクがのる。 巨大輪で豪華さがある。丈夫で育てやすいのも魅力で、世界中で愛されている名花の一つ。 作出国・フランス 作出家 フランシス・メイアン 作出年 1945年 俣野公園 2024.5.4 2022年 4月2日(土) 東京新聞 暮らし 生活ページに 新しいコラムがスタートしました。 『バラLife』 ピース 美の陰に奇跡の物語  その美しさに誰もが魅了される花、バラ。品種は何万ともいわれ、その一つ一つに作った人の夢や希望などさまざまな思いが込められた名前が付いています。  一度は見聞きしたことがある品種といえば「ピース」ではないでしょうか。1930年代後半、フランス人の育種家フランシス・メイアンが作りました。15センチにもなる巨大輪で、樹勢が強く丈夫なバラです。当初は名前がなく、管理番号「3-35-40」とされていたこのバラにピースの名がついた背景には、奇跡とも言える物語が伝わっています。  三十九年、第二次世界大戦が勃発。ナチスドイツの侵攻に翌年フランスが降伏し、混乱の中、このバラは消失の危機にみまわれます。  そんな中、以前からバラを通じた交流があったフランス駐在の米総領事からフランシスに電話があり、「帰国しなければいけないが、少量の小包なら持っていける」と伝えたのです。「何とかこのバラだけは守りたい」と考えていたフランシスは、この申し入れに望みを託しました。  米国に渡ったバラは無事、育種家の手へ。四五年にベルリンが陥落し大戦が終わるころ、戦争のない世界を願い「ピース」と名付けられました。戦後、国連の発足時にも平和の象徴として飾られたといわれます。  実はフランシスは、敵国だったドイツやイタリアにもこのバラを送っていたそうです。その美しさは両国でも高く評価され、ドイツでは、「グロリア・ダイ(神の栄光)」、 イタリアでは「ジョイア(歓喜)」と名付けられました。  戦禍の中で敵、味方なく各国の人々に感動を与えたピース。 英国で七六年に開かれた世界バラ会議では、初代の「殿堂入りのバラ」に選ばれています。 京成バラ園副園長・佐々木猛
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