こんにちは。 　酷暑も少しずつ和らぎ、夕刻過ぎには虫の音に 秋の訪れを実感しております。 　鉢伏山からの眺めが鶴の飛翔する姿に似ている ことから「鶴の湖」とも云われる「東郷池」。 　その湖を優しく照らす篝火と緑豊かな松の葉が 、暮れゆく夏の夕暮れを愛おしそうに見送る姿に 心なしか寂しさを感じてしまいました。 　どうぞ皆様も過ぎゆく思い出深き夏を愛しんで 頂ければ幸いです。 　　　　　　暮れゆく夏の夕暮れ　東郷湖にて 　いつもご覧頂き有難う御座います。これからも 皆様の投稿に癒され、励まされますこと嬉しく思 っております。

こんばんは。 　真っ白な山霧の中で、誰に見せるとも無く 力強く咲くミヤマシシウド。 　自分の咲く時を分かっているかのように、 冷たく薄らい冬を仲間と共に地中深く耐え 凌ぐ。 　春の暖かな日差しと穏やかになりつつあ る天候と共に仲間たちといっせいに芽吹き 地上へと顔を出す。 　そして、七月初旬からその花は咲き始め、 今の時期、この世に生まれ出たことを謳歌 するように山の斜面の至る所から誇らしげ に佇む。 　彼らの生き様を見ていると、私たちの悩 みなど比べ物にならないものに思えてくる。 　それ故、その孤高の姿を今一度目に焼き 付けて下山することにしよう。 　　　　　　　　　　　　真夏の白山にて

こんにちは。 『ギボウシ』、庭に漸くこの花が咲き始めて来ました。 　沢山の小さな葉が段々と大きくなり、その花丈が十分高くなった頃、涼恥ずかしそうな薄紫の花が恥ずかしそうに咲いたかと思うと、数日でひっそりとその花を落としてしまいます。 　「沈静」と云う花言葉のように、懸命に生き、そして梅雨の雨垂れに打たれ、淡く儚い生涯を静かに閉じて行きます。 　そのような花に人の生涯に似た悲哀を感じるには、私だけでしょうか？ 　追記：トルコ版『七番房の奇跡』をご覧下さい。きっとこの想いを感じて頂けると思います😊。 　　　　　　　　　

こんにちは。 　今朝方から降り出した霧雨の中、 　紫陽花の葉に落ちるリズミカルな雨音、 葉の表面に半球のガラス玉のように溜まっ ては弾ける雨粒、 それらを嬉しそうに眺めるこの親子を見て いると妙に気持ちが安らぐ気が致します。 　どうぞ皆様も雨の日のゆっくり流れる時間 を思い思いの楽しみ方でお過ごし下さい。

こんばんは。 　多くの人が笑みを湛え仰ぎみた桜並木 あと幾度眺め得ることが出来るだろう 共に歩んだ君と共に 　 　　　　　　　　　　　　忘れ得ぬ春

こんばんは。 　薫風に身を委ねる花々は、今日も溜息が出る ような甘い香り、心くすぐられる色の旋律を奏 でながら行き交う人々を公園へと誘う。 　　　　　　　　　　　　　　　薔薇の悪戯

こんばんは。 　藤に魅せられるは、淡い薄紫の色やその流れる五月雨の様なフォルムから来るのだろうか？ 　思うに整然と並べられた花々が実は全てが違う方向にを向き合い、僅かな風にも戦ぐ美しい髪の様だからでは？ 　　　　　　　　　　　妖しく戦ぐ藤の花より

こんばんは。 　外出から戻った時、いつも優しく「お帰りなさい。」 と呼びかけてくれる花があります。 　彼女は、とてもチャーミングなピンク色の衣装を纏い、 丸くふっくらとした顔をしています。 　皆さんのご自宅のお花にもそうした優しい言葉を掛けて くれる花はありますか？ 　我が家の花は春から初夏を迎え、それぞれに美しく咲き 誇っています。そうした中で派手さわありませんが、優し く健気に咲くこうした花が一層愛おしく感じるのかもしれ ません。 　いつもご覧下さり、そして素敵なお花たちをお見せ下さ り有難う御座います。　 　　　　 　皆様の明日という日が幸せな気持ちで過ごせますように。 　

こんばんは。 　幼い頃、真冬に私を背負ったまま露天で父と鶴の 人形を売っていた頃も、会社の食堂で暑い夏を懸命 に働いていた頃もあなたの写真は笑顔で満たされて いますね。 　自分は食べずとも、私たち兄弟に美味しいものを沢 山作っては食べさせてくれた日々も、理不尽な嫌がら せから身を挺して守ってくれた日々も私にとっては、 大切な宝物です。 　どうか神様、母が私を思い出せなくても構わない、 彼女の楽しかりし学生時代の多感な日々の記憶を呼び 戻し、寝たっきりの生活から解放させてあげて下さい。 　　　　　　　　　　　　母の忘れえぬ笑顔に捧ぐ

こんにちは。 　鳳凰堂の美しき姿を違った角度で伺う と、その宝池に広がる蓮の白き花が舞う。 　極楽浄土の空間が、この静かな佇まい の中に我を誘う。 　　　　　　　永遠に愛される庭園より

お早う御座います。 　離れた所から眺めた躑躅のパッチワーク、 その回廊を潜り抜ける時、その雄大さに思 わず溜息が溢れます。 　心静かに花の中に身を置くことで安らぎを 味わって頂ければと思います。 　　　　　　静寂の三室戸寺より

おはよう御座います。 　わたしたちを覚えておいででしょうか？ 昨年、當麻の里ぼたん祭りでお会いしましたね。 　喧騒を離れて、風の音や鳥の囀りに身を任せ、 心豊かな一日を私たちと共にお過し頂ければと 思います。 　 　　（當麻寺で4月13日から5月6日まで開催中）

お早う御座います。 暖かい春のそよ風が頬を撫でる時、目を閉じ耳を澄ませて聴いて みて下さい。雲雀が鳴くその歌を。 そして、心に思い描いてみて下さい。野原一面に咲き誇る花々を。 安らぎと微笑みが、あなたを優しく包み込んでくれる筈です。

こんにちは。お久しぶりですが、如何お過ごしでしょうか？ 　先日、緊急入院した母とやっと面会が許され、ゆっくり 話をすることが出来ました。 　その時の母の記憶は実に鮮明であり、会社の食堂で調理 師として一人働いていた頃、30人程の人たちに温かく美味 しい物を食べさせてあげて沢山の人に慕われていたことを 昨日の出来事のように嬉しそうに話してくれました。 　認知症を発症してもう５年の月日が流れ、日増しに薄れ 行く記憶の綱を必死に引き戻そうとしている母を見ている と気の毒に感じる反面、その懸命な姿に頼もしさと嬉しさ を感じていました。 　今の母とっては私は「通りすがりのおっちゃん」ですが、 病院で母の手を握りながら、ゆっくりと話すことが出来る ことに心から感謝しています。 　認知症の親とお過ごしの皆様、ご苦労とは思いますが、 これからもどうぞ温かい目で見てあげて下さい。

こんばんは。 　人生に不安や困難を抱かれている方、自然の 織りなす花々の美しさをご覧に出かけられては 如何でしょう。 　あなたが目にするのは、彩りはきっとその不 安な心に静けさと安らぎを齎すことでしょう。