【CIITAの樹木一年シリーズ】6️⃣9️⃣ 🌿シロダモ🌿 クスノキ科シロダモ属の常緑高木 雌雄別株 葉は3脈が目立ち、裏が白いので“シロダモ”と名付けられた分かりやすい樹木です🌳 花は11月頃に咲き、果実🔴は翌年の秋に赤く熟すので、花と果実を同時に見ることができます👀🎶 ①めばな 　＊花被片4個で平開し、白い柱頭が目立つ 　＊6個の棒状仮おしべには葯はない 　左奥に赤い果実が見えますが、前年に咲いためばなが実ったものです。 　2024.11.20撮影 ②おばな 　＊おしべは6個 　＊おばなにもめしべがあるが結実しない 　2021.11.13撮影 ③果実（液果） 　＊長さ1.2〜1.5センチの楕円形で、翌年の10〜11月に赤く熟す 　＊種子は球形 　昔は種子からとれる油でロウソクを作ったそうです 　2023.11.1撮影 ④冬芽と芽吹き 　2022.4.1撮影 ⑤新葉 　＊若葉は垂れ下がり、両面とも黄褐色の絹毛におおわれる 　＊成葉になると表面は無毛、裏面はロウ質におおわれて灰白色で、多少絹毛が残る 　2023.4.3撮影 　 　 　

【CIITAの樹木一年シリーズ】6️⃣8️⃣ 今日のお花🌿ピラカンサ🌿 バラ科トキワサンザシ属の常緑低木 トキワサンザシ属の仲間はヨーロッパ東南部からアジアに6種が分布。 日本では、タチバナモドキ、ヒマラヤトキワサンザシ、トキワサンザシなどが植栽されていて、この仲間を総称してピラカンサと呼ぶことが多いそうです。 ①⑤、②③④が同じ木ですが、種名はよくわかりません😅（タチバナモドキではない） ①⑤果実 　果実がこんなにびっしりとついているのを見たのは初めて😲 　鳥が群がってお食事中でした🐧🐦🐧🐦🐧🐦🐧🐦🐧🐦 　2025.1.18撮影 ②花 　お向かいさんのピラカンサです 　2025.5.3撮影 ③若い果実 　2024.8.3撮影 ④果実 　毎年ジョウビタキ、メジロ、オナガ、ツグミ、ヒヨドリなどがついばみにやって来ます。 　黄色い🟡のはキンカンです 　2023.11.14撮影 　

【ciitaの樹木一年シリーズ】6️⃣7️⃣ 今日のお花🌿サザンカ🌿山茶花 ツバキ科ツバキ属の常緑高木 別名　オキナワサザンカ 山茶花さざんか咲いた道〜🎵 学校帰りにサザンカを見ると、この歌をよく口ずさみました😙 今日のお花はその大好きなサザンカです🥰 最初別の園芸品種を追っかけていましたが、バッサリ剪定されちゃったので、野生種っぽいこの子に狙いを定めました🤓 写真はすべて同じ木です🌳 野趣あふれる素朴なサザンカです。 ①花 　＊枝先に直径5〜8センチの白い花をつける 　＊花弁は5〜7個 　＊おしべは基部だけ合着 　＊花弁とおしべはばらばらに落ちる 　＊子房には毛が密生 　＊花柄はほとんどない 　2024.11.12撮影 ②若い果実（蒴果） 　＊直径1.5〜2センチの球形 　果皮には毛が生えています 　2025.7.12撮影 ③裂開した果実（蒴果） 　花と裂開した果実の両方が同時に見られました♪ 　2025.10.30撮影 ④種子 　＊種子は褐色で長さ1〜1.5センチ 　こういう種子を見るといつも持って帰りたくなります😅 　2024.11.12撮影 ⑤冬芽（葉芽） 　＊長さ8〜12ミリのやや扁平な紡錘形で、ツバキの葉芽に比べてやや扁平なのが特徴 　＊芽鱗は緑色で5〜7個で表面には白い毛が生える 　2025.9.14撮影 サザンカはツバキより耐寒性が弱いので、自生の分布は、山口県、四国、九州、沖縄だそうです。 　

【ciitaの樹木一年シリーズ】6️⃣6️⃣ 🌿コウヤボウキ3️⃣🌿高野箒 キク科コウヤボウキ属の落葉小低木 今日11/23はコウヤボウキの日で、毎年「コウヤボウキマラソン」が開催される日です❗️ 2023/11/22にgarden eijiさん主催のコウヤボウキ駅伝🎽が終わり、その翌日11/23に第1回コウヤボウキマラソンが開催されました。 今年は第3回となります。 コウヤボウキの花言葉が「働き者」なので、11/23の勤労感謝の日がコウヤボウキの日となりました。 コウヤボウキを投稿するだけで参加できます👍 皆様下記の🏷️をつけて奮ってご参加ください。 よろしくお願いしますm(_ _)m 🏷️11/23はコウヤボウキの日 🏷️コウヤボウキマラソン 🏷️コウヤボウキマラソン2025 ①花 　＊本年枝の先に直径1センチほどの頭花を1個ずつつける 　＊頭花は白い頭状花が10数個集まったもの 　＊頭状花の花冠は5裂し、裂片はクルリとそり返る 　2022.10.30撮影 ②果実（そう果） 　＊長さ約6ミリ 　＊毛が密生し、先端には冠毛がある 　2024.2.27撮影 ③冬芽 　＊まるくて白っぽい毛か生えている 　2月の終わりに撮ったので、もう黄緑色になっています 　2024.2.27撮影 ④2年枝の芽吹き 　花が咲く本年枝には卵形の葉が互生しますが、2年枝には数個ずつ束生します 　2022.3.21撮影 ⑤2年枝の新葉 　細長い葉が数個ずつ束生します。 　2年枝は冬には枯れるので、高野山では枯れ枝を束ねて箒🧹を作り利用しました。 　それでコウヤボウキと名付けられました。 　2024.4.4撮影

【ciitaの樹木一年シリーズ】6️⃣5️⃣ 今日のお花🌿リンゴ🌿林檎 バラ科リンゴ属の落葉高木 別名　セイヨウリンゴ このリンゴの木は、消毒などをせずにほぼ野生状態（ほったらかし）で育ったもの。 ですから果実🍎はみすぼらしいですが、花は期待通りとっても可愛いかったです💕 ①②花とつぼみ 　＊短枝の先に散形状の花序出し、直径3〜4センチの花を数個つける 　＊おしべ　約20個 　＊花柱　5個で基部は合着して腺毛密生 　＊子房　5室 　＊萼片や花柄は毛が密生 リンゴの花は毛深いんですね😆 　①② 2025.4.17撮影 ③果実（ナシ状果） 　この果実を見て、スーパーで売られているリンゴ🍎🍏がどれほど手間ひまかけて栽培されているか、よくよくわかりました😅 生産者さんに感謝m(_ _)m❤️ 　2025.11.12撮影 ④冬芽 　冬芽は白い綿毛におおわれてあったかそうです。 　2025.3.7撮影 ⑤芽吹き 　2025.4.5撮影 野生リンゴはコーカサスから小アジアが原産といわれ、先人によってヨーロッパ、インド、中国に伝えられたそうです。 最も古い時代からの果物の一つです。 日本には明治時代初期に多くの品種が導入され、品種改良や栽培技術向上のおかげで美味しいリンゴがお店に並ぶようになりました😋 🍎🍏🍎🍏🍎🍏🍎🍏🍎🍏 　 　

【ciitaの樹木一年シリーズ】6️⃣4️⃣ 今日のお花🌿ガマズミ🌿 レンプクソウ科ガマズミ属の落葉低木 別名　アラゲガマズミ 高尾山でガマズミをよく見かけましたが、これはすべて公園で撮ったものです😊🤳 ①花 　花はくさい匂いがし、この匂いで虫を引き寄せるそうです。 　でも私は一度もくさいと思ったことありません😆 　＊枝先に散房花序を出し、白い小さな花をたくさんつける 　＊花序の軸には毛が密生する 　＊花冠は直径5〜8ミリで5深裂して平開する 　＊おしべは5個で花冠からつきでる 　2025.5.13撮影 ②若い果実（核果） 　＊長さ6〜8ミリの広卵形 　＊核は長さ5〜6ミリ 　＊9〜11月に赤く熟す 　2024.9.24撮影 ③果実（核果） 　美味しそうに赤く熟していますが、酸味が強いそうです。果実酒などにするといいとか。 　鳥🐧🐦がよく啄ばむそうです。 　2025.10.30撮影 ④冬芽 　＊長さ3〜5ミリの卵形 　＊芽鱗は2対あって、外側の1対は小さい 　別名のとおり、毛がいっぱい生えています。 　2025.2.1撮影 ⑤芽吹き 　2025.3.22撮影

【ciitaの樹木一年シリーズ】6️⃣3️⃣ 🌿ノブドウ🌿野葡萄 ブドウ科ノブドウ属の落葉つる性植物（2分岐した巻きひげで他物に絡みつく） GSを始めてからノブドウの果実の美しさに魅了され、毎年お気に入りの場所で撮っていました😊🤳 ところが草刈りされて、もうこれ以上撮れそうにないのでここでまとめたいと思います📝 ①果実 　＊種子は3〜5ミリ 　ノブドウタマバエやブドウトガリバチの幼虫が寄生して虫えいをつくることが多く、紫色💜や碧色🩵になるそうです。 　でもそのおかげで、私達はきれいな色の果実を見ることができて幸せです😊💕 　2023.9.19撮影 ②冬芽 　＊葉痕の奥に隠れて見えない 　2024.3.2撮影 ③芽吹き 　＊本年枝には粗い毛が密生するが、のちに無毛となる 　2023.4.1撮影 ④花 　＊葉と対生して集散花序を出し、小さな花を多数つける 　＊花は直径3〜5ミリ 　＊花弁とおしべは5個、めしべは1個 　花弁やおしべは早く落ちてしまうので、5個そろっている花を見ることは少ないです 　2024.8.10撮影 ⑤果実 　これは①と同じ場所のノブドウですが、11月に撮ったので葉っぱが少し黄葉しています 　2023.11.19撮影 　

【ciitaの樹木一年シリーズ】6️⃣2️⃣ 今日のお花🌿クリ🌿栗 ブナ科クリ属の落葉樹 雌雄同株 山に自生しているシバグリは追っかけられないので、ここでは空き地に植栽されている大粒のクリ🌰（品種名は不明）の一年をまとめてみました。 ご覧いただけると嬉しいです☺️ ①果実（堅果） 　＊堅果は長さ1センチほどのトゲが密生する殻斗（いが）に包まれる 　＊その年の秋に熟す 　＊堅果が成熟すると茶色くなったいがは4つに割れ、中には普通🌰の実が3個入っている 　2025.10.10撮影 ②冬芽 　＊長さ2〜4ミリの卵形〜広卵形でやや扁平（栗の実🌰に似た形） 　＊芽鱗は2〜3個 　2025.1.14撮影 ③花 　最初に花序が出るのは5〜6月ですが、遅くまで次々と花が咲きます。 　＊長さ10〜15センチの尾状花序をやや上向きに出す 　＊花序につく花はほとんどおばな 　で、基部にめばながつく 　＊おばなは7個ほど集まってつく 　＊おしべは約10個 　＊虫媒花なので花期には強い香りを発散する 　＊めばなは総苞（若いいが）の中に３個ずつ入っている 　＊総苞は花時には直径3ミリほどの球形で外面は鱗片に覆われている ＊花柱は長さ3ミリほどの針状で9〜10個あり、外に飛び出る 　2023.9.23撮影 ④赤ちゃん果実 　＊受粉してクリ🌰の赤ちゃん👶ができています 　＊総苞（若いいが）のトゲも少し伸びました。 　2024.10.17撮影 ⑤若い果実（堅果） 　＊堅果はすっかりトゲに覆われました 　＊一方ではまだ花が咲いています 　2023.8.23撮影 　

【ciitaの樹木一年シリーズ】6️⃣1️⃣ 今日のお花🌿ナツメ🌿棗 クロウメモドキ科ナツメ属の落葉小高木 中国北部🇨🇳原産 和名は、葉っぱの出る時期が遅く、夏に入って芽が出ることに由来するとか。 実際私が芽吹きを撮ったのは5/1😊🤳 それ以降『いつになったら芽吹くんだろう』と、ずいぶんやきもきしましたが、なんとか花と果実も撮ることができたのでまとめてみます。 ①②花 　＊花は直径5〜6ミリ 　＊萼片５個は花弁より大きく卵状三角形 　＊花弁は小さく、萼片と萼片の間にあって、倒卵円形でおしべと同じ長さ 　＊おしべ5個 　＊個々の花弁は開花途中までおしべを包んでいる 　＊花弁はやがて外反し、おしべが姿を見せて花粉を出す 　＊おしべは花粉放出後に外側に倒れる 　＊真ん中のまるいのは花盤で子房はその中に2室あり、それぞれに1個の胚珠 　＊花柱は2半裂 　＊葉には3本の葉脈が目立つ 写真を撮った時、花のつくりを調べていなかったので、萼片のことを花弁だと思っていました😅💦 ②で萼片と萼片の間のスプーン🥄状のものが花弁です。 ちょっとびっくり🫨 　2025.6.18撮影 ③果実（核果） 　＊長さ1.5〜2.５センチの楕円形 　＊核は卵形〜長楕円形で、両端が鋭くとがり、不規則な縦の溝がある。 　＊発芽率は高い 　図鑑には10〜11月に熟すとあったのですが、9月に行ってみました🚶🏻‍♀️するともう地面にいっぱい落ちていて焦りましたが、まだ枝に残っている果実があったのでなんとか撮れました😮‍💨 2025.9.6撮影 ④冬芽 　長枝には托葉が変化したトゲが2個あります。 　2025.2.7撮影 ⑤芽吹き 　背景はナツメの樹皮です。 　2025.5.1撮影 日本には奈良時代以前に渡来。 6世紀後半の遺跡から果実の核が出土されているそうです。

【ciitaの樹木一年シリーズ】6️⃣0️⃣ 🌿アキニレ🌿秋楡 ニレ科ニレ属の落葉高木 別名イシゲヤキ・カワラゲヤキ 去年油断してアキニレの花を撮り逃しました😭 今年は何度も足を運んでやっと撮れたので、アキニレの一年をまとめてみます。 ご覧いただけると嬉しいです☺️ ①②花 　＊本年枝の葉のわきに両性花が4〜6個ずつ集まってつく 　＊花被は基部近くまで4裂する 　＊おしべ4個 　＊めしべ１個 　＊花柱は2裂し、柱頭には白い毛が密生 　この日は花粉が風に乗ってたくさん飛んでいました。 　2025.9.28撮影 ③若い果実（翼果） 　アキニレは開花して花粉を飛ばしたら、あっという間に果実をつくろうとするようです。 　去年花を撮るつもりだったのに、すでに若い果実に変貌していてがっかりした時の写真です😅💦 　2024.10.12撮影 ④果実（翼果） 　＊長さ1センチほどの扁平な広楕円形で両面とも無毛 　＊10〜11月に成熟する 　＊翼には網状の脈がある 　＊種子は長さ約5ミリの広楕円形で、翼の中央にある 　2025.2.15撮影 ⑤冬芽と黄葉 　＊長さ2〜3ミリのやや扁平な卵形 　＊芽鱗は4〜5個 　実生の幼木の冬芽と黄葉です。 　秋にはもっときれいに黄葉します 　2023.12.17撮影 アキニレは秋に花が咲くので秋楡。ハルニレは春に花が咲きます。 アキニレは関東地方以北には自生がなく、関西や四国に多いそうです。 ハルニレは、北海道や本州では戸隠や上高地などに生えています。 　 　

【ciitaの樹木一年シリーズ】5️⃣9️⃣ 🌿クサギ🌿臭木 シソ科クサギ属の落葉小高木 樹木一年シリーズは資料のまとめに手間取り、なかなか投稿に至りませんが、今回はクサギをまとめてみました。 ご覧いただけると嬉しいです☺️ ①花 　＊花冠は5裂し芳香あり 　＊おしべは4個で葯は紫色🟣 　＊おしべ・めしべともに花冠から長くつき出る 　＊おしべ先熟で、その後めしべが上を向き、おしべは下を向く 　＊萼片は花筒に接着 　＊花筒は紅紫色で細く、長さ2〜2.5センチ 　2023.9.19撮影 ②③果実（核果） 　＊直径6〜7ミリの球形 　＊熟すと光沢のある藍色になる 　＊核は4個で合着して球形になっている（種子） 　＊花のあと萼は濃紅色になり、深裂して星状に開き、中央に果実をのせる 　② 2023.9.19撮影 　③ 2024.10.1撮影 ④冬芽 　＊紫褐色で軟毛のある裸芽 　＊長さ1〜3ミリ 　2022.3.28撮影 ⑤芽吹き 　2022.4.9撮影 若葉は山菜、果実は草木染め、根は薬用にするそうです。 枝や葉をちぎると強い臭気があるので「臭木」と名付けられましたが、私は臭いを嗅いだことがありません😅

【ciitaの樹木一年シリーズ】5️⃣8️⃣ 今日のお花🌿ムクゲ🌿木槿 アオイ科フヨウ属の落葉低木 ムクゲは、中国原産説と原産地不明説があるそうです。 ①②花 　一重、半八重、八重と、多くの園芸品種があります。よく見かける①は「日の丸」🇯🇵という名前なんですって！なるほど〜🧐 　①2021.6.24撮影 　②2023.10.4撮影 ③裂開した果実（蒴果）と種子 　＊熟すと5裂する 　＊種子は長さ4〜5ミリの腎臓形で長い褐色の毛がある 　若い果実は撮りそびれました😅 　2023.1.7撮影 ④冬芽 　＊裸芽で星状毛が密生する 　2024.12.2撮影 ⑤芽吹き 　2024.4.6撮影 ムクゲは韓国🇰🇷の国花になっていますが、朝鮮半島に自生はないそうです。

【ciitaの樹木一年シリーズ】5️⃣7️⃣ 今日のお花🌿サルスベリ🌿百日紅 ミソハギ科サルスベリ属の落葉小高木 別名ヒャクジッコウ 中国🇨🇳南部原産 一つの花は一日花なんだそうですが、「百日紅」の名の通り百日近くにわたって咲き続けるサルスベリ🌸 子どもの頃から好きな花で、学校帰りに花びらを拾って持ち帰った思い出が蘇ります🥰 品種名は不明ですが、2種類のサルスベリを観察したのでまとめてみます📝 ①②花 　＊直径3〜4センチ 　＊花弁は縮れて波打ち下部は細い柄のようになる 　＊花弁は6個 　＊おしべは多数あり、外側の6個が特に長くて葯は紫色🟣内側のおしべの葯は黄色🟡 　2023.8.21と2024.7.17撮影 ③若い果実と種子（蒴果） 　＊直径7ミリほどの球形 　＊熟すと6裂する 　＊種子は長さ4〜5ミリで広い翼がある 　2024.9.23撮影 ④裂開した果実殻 　＊種子が飛び散った後も果実殻は長く残っている 　2024.7.31撮影 ⑤冬芽 　＊長さ2、3ミリの卵形で先はとがる 　2024.4.6撮影 ＊葉はコクサギと同じように普通2対互生（コクサギ型葉序）するけれど、対生になることもあります。

【ciitaの樹木一年シリーズ】5️⃣6️⃣ 今日のお花🌿キョウチクトウ🌿夾竹桃 キョウチクトウ科キョウチクトウ属の常緑小高木 去年キョウチクトウの果実写真を投稿された方がいて、びっくり😳 図鑑には「日本ではほとんど結実しない」と書いてあったからです。 ラッキーなことに私も果実を見つけました❗️ ご覧いただくと嬉しいです☺️ ①②花 　＊園芸的な改良が進んで、花の色や形は変化に富む 　＊枝先に集散花序を出す 　＊花冠は直径4〜5センチの高杯形で上部は5裂して平開する 　＊葉は普通3個ずつ輪生する 　2024.7.12撮影 ③若い果実（袋果） 　＊長さ10〜14センチの線形 　＊直立してつく 　見える範囲内で3個見つけました😲💡 　葉っぱと同じ色なので、とても見つけにくかったです🤔 　2024.11.17撮影 ④裂開した果実（袋果） 　＊熟すと縦に裂けて種子を出す 　2025.2.19撮影 ⑤種子 　＊赤褐色の短毛が密生し、長い冠毛がある 　2025.2.22撮影 インド🇮🇳、中近東原産で、日本には江戸時代中期に渡来したと言われているそうです。 有毒植物ですが、葉は強心、利尿の薬効があるといわれます。 　 　

【ciitaの樹木一年シリーズ】5️⃣5️⃣ 🌿エンジュ🌿槐 マメ科エンジュ属の落葉高木 中国🇨🇳原産 真夏に花咲くエンジュ🥵🤳 また冬芽は葉痕に隠れて見えないし、いつ芽吹くのか分からずやきもきしましたが、やっと写真が撮れたのでまとめてみました😊 ①花 　＊枝先に長さ約30センチの円錐花序を出す 　＊花は黄白色の蝶形 　＊甘いほのかな香りがある 　＊おしべ10個はすべて離生する 　＊旗弁中央部が黄色を帯びる 　左上は若い果実です 　2024.8.21撮影 ②最盛期のエンジュ 　高さ15メートルはある高木です 　2023.7.22撮影 ③果実（豆果） 　＊長さ4〜7センチで数珠状にくびれるのが特徴 　＊肉質で熟しても裂開しない 　＊種子は長さ7〜9ミリ 　＊葉は、長さ15〜25センチの奇数羽状複葉 　2023.10.2撮影 ④冬芽 　葉痕に隠れてよく見えないけれど、ぽっこりとふくらんでいます 　何度眺めてもよくわかりませんでした😅 　2023.3.9撮影 ⑤芽吹き 　冬芽が見えないのでいつ芽吹くか分からず、何度も足を運びました😮‍💨 　2023.4.22撮影 中国ではエンジュは縁起のよい木とされ、よく植えられています。 また、薬用にも用いられるそうです。 　

【ciitaの樹木一年シリーズ】5️⃣4️⃣ 今日のお花🌿スモモ🌿酢桃 バラ科サクラ属の落葉小高木 中国🇨🇳中部原産 スモモもモモもウメもアンズも、みんな中国🇨🇳原産なんですね！ 現在栽培されているものは、江戸時代後期にアメリカ🇺🇸に渡り、改良されて里帰りした品種が多いそうです。 ①花 　＊花は白色で葉の展開前に開花 　＊直径1.5〜2センチで花弁5個 　＊萼片は平開するが、アンズと違ってそり返らない 　＊花柄は長さ約1.5センチ 　2024.3.22撮影 ②果実（核果） 　＊直径4〜5センチの球形〜広卵形 　＊表面は無毛 　2024.6.27撮影 ③冬芽 　何がなんだかよくわからない冬芽しか撮れませんでした😅 　2025.2.5撮影 ④芽吹き 　花芽が芽吹いてまるいつぼみになりました 　2025.3.14撮影 ⑤芽吹き 　芽吹いた葉芽は尖っています 　2025.3.14撮影

【ciitaの樹木一年シリーズ】5️⃣3️⃣ 今日のお花🌿キリ🌿桐 キリ科キリ属の落葉高木 中国🇨🇳中部原産 時々植物観察に出かけるところに植えてあるキリです。 今年やっと低い枝に花が咲き、目線の高さで花が撮れたのでまとめてみようと思います。 ①②花と葉 　＊花冠は長さ5〜6センチの大形 　＊花冠の外部には短い軟毛が密生 　＊萼には茶褐色の毛が密生 　＊おしべは4個で下側の2個は長 　　い 　＊葉は長さ15〜30センチ、幅10〜25センチと大きく、浅く3〜5裂して三角状や五角状になる 　＊先端はとがり、基部はハート形 　＊両面に腺毛が密生 　2025.5.1撮影 ③若い果実（蒴果） 　＊長さ3〜4センチの卵形で先端はとがる 　2024.7.17撮影 ④果実と種子 　I月はじめに見に行ったら、裂開した果実がまだ枝についていて、翼のついた種子も中に残っていました。 　2025.1.11撮影 ⑤冬芽（花芽） 　＊7〜12ミリの球形〜卵形 　2025.1.11撮影 キリは日本では林業の特用樹種で、生長が早く、古くから各地で栽培されてきました。 材は日本の樹種の中で最も軽く、木目が美しくて狂いが少ないので、箪笥、琴、下駄、金庫の内張りなどに使われます。 　

【ciitaの樹木一年シリーズ】5️⃣2️⃣ 🌿ネムノキ🌿合歓の木 マメ科ネムノキ属の落葉高木 ３年前に一度花を投稿しましたが、その後、果実や夜になって葉を閉じた様子も観察できたのでまとめてみます😊 ①②花とつぼみ 　＊枝先に10〜20個頭状に集まって咲く 　＊しべは最初くちゃくちゃだけど、だんだんのびる 　＊おしべは長さ3〜4センチで多数あり、外に長くつきでる 　＊左上↖️の花の白いのは頂生花で，おしべが上の方までくっついていて、白く見える。この花にだけ蜜があるそうです 　＊花弁は中ほどまで合着し、長さ約8ミリの漏斗状 　＊花は一日花 　＊葉は2回偶数羽状複葉 　2025.6.21 15：30撮影 ③夜のネムノキ（就眠運動） 　ネムノキの葉は夜になると垂れ下がり、小葉が閉じて眠っているように見えることは知っていましたが、実際に見たことなかったんです😅 幸い近所に植えてあるので見に行くと、本当に眠ってました😴😪 　2025.7.2 21：30撮影 ④果実（豆果） 　＊長さ10〜15センチ 　＊幅1.5〜2センチ 　褐色に熟すと裂開し、種子を出す 　＊種子は長さ5〜9ミリの楕円形 　2024.8.21撮影 ⑤冬芽 　＊冬芽は葉痕の下に隠れて見えない 　＊葉痕は三角形〜半円形で、維管束痕は3個 　イマイチの冬芽しか撮れなくて残念😢 　2025.2.17撮影 　 　

【ciitaの樹木一年シリーズ】5️⃣1️⃣ 🌿ヤマモモ🌿山桃 ヤマモモ科ヤマモモ属の常緑高木 雌雄別株 今ヤマモモの果実が熟して、地面にたくさん落ちています🔴🔴🔴 やっと花と果実の写真が揃ったのでまとめてみます📝 ①果実（核果） 　＊直径1.５〜2センチの球形 　＊6月に紅色から暗赤色に熟し食べられる 　＊食べる部分は外果皮が液質に肥大したもので、表面には密に粒状の突起がある 　＊核の中に種子が1個入っている 　2025.6.17撮影 ②めばな 　＊花には花被はなく、苞1個と小苞２個に包まれる 　＊花柱は赤色で深く2裂する 　2024.4.6撮影 ③おばな 　＊雄花序は長さ2〜3.５センチ 　＊おばなではしばしば小苞を欠く 　＊葯は2室で縦に裂ける 　2024.4.2撮影 ④若い果実 　2024.4.29撮影 ⑤若い果実 　少し色づき、ほぼ1週間後には①のように赤く熟しました🔴 　2025.6.9撮影 千葉県以西の照葉樹林に多く、香川県の琴平山にはヤマモモが優占する森🌳があるそうです。

【ciitaの樹木一年シリーズ】5️⃣0️⃣ 🌿テイカカズラ🌿定家葛 キョウチクトウ科テイカカズラ属の常緑つる性木本 テイカカズラは山や雑木林でよく見かけますが、今、生け垣でもいい香りの花を咲かせています🤍💚🤍💚 テイカカズラは、茎から気根を出し、樹幹や岩壁をよじ登ります。 ①花 　＊花冠は直径2〜3センチの高杯形 　＊筒部は長さ7〜8ミリで上部は5裂する 　＊花は芳香があり、白色から淡黄色に変化する 　＊花冠の裂片はねじれる 　2025.5.25撮影 ②果実（袋果） 　＊長さ15〜25センチの円柱形 　＊熟すと赤〜褐色になる これは雑木林で見つけたテイカカズラの果実です。 　2024.11.12撮影 ③裂開した果実（袋果） 　②で見つけた果実が裂開するのを楽しみにしていたのに誰かに先を越され、なくなっていました😭 　これは生け垣の果実が裂開したものです。 　2024.12.2撮影 ④種子 　＊種子は長さ1.3センチほどの線形で、先端に約2.5センチの冠毛がある 　これは雑木林のテイカカズラの果実が裂開し、風に乗って飛んできた種子です。 　よく地面に落ちています♪ 　2024.12.9撮影 ⑤芽吹き 　高尾山で芽吹いたばかりのテイカカズラの新葉を見かけました🌱👀 　新葉、今の葉、赤くて古い葉の3色できれいでした。 　＊樹冠の葉は林床の葉より大きくて（3〜7センチ）全縁 　＊林床の葉は小さくて（1〜2センチ）波状の浅い鋸歯があり、脈沿いに斑が入る 　2022.5.19撮影

【ciitaの樹木一年シリーズ】4️⃣9️⃣ 今日のお花🌿センダン🌿栴檀 センダン科センダン属の落葉高木 別名オウチ 40年ほど前に引っ越して来た時、家の周りにセンダンの果実がたくさん落ちていました🟤🟤🟤 「何の木の実？」と思っていたらヒヨドリの落とし物でした😆 けっこう発芽率いいんですよね😅💦 町のあちこちに幼木が生えている訳ですね〜🤣 ①花 　＊花弁5個 　＊おしべは10個 　＊花糸が合着して紫色のおしべ筒をつくり、その先端の内側に黄色い🟡葯がつく 　＊めしべ1個はおしべ筒より短く柱頭はまるい 　2024.5.12撮影 ②若い果実 　＊まるくて緑色🟢 　＊まだ溝はない 　2024.10.23撮影 ③果実（核果） 　長さ1.5〜２センチの楕円形 　＊10〜12月に黄褐色に熟す🌕 　＊核は縦に深い溝があり、ミカン🍊の袋が集まったように見える 　＊それぞれの袋には細長い種子があり、春の発芽期にはバラバラになって種子を出す 　　果実は落葉した後も長く枝に残りますが、それをヒヨドリたちがパクパク口に放り込むのをよく見かけます 　2023.12.3撮影 ④冬芽 　＊平たい球形 　＊芽鱗は褐色で星状毛が密生する 　葉痕はT字形 　2025.1.30撮影 ⑤芽吹き 　＊葉は2〜3回奇数羽状複葉 　葉柄と葉っぱが黄色くなって落葉する時バラバラになるので、お掃除が大変です😅💦 　2023.3.30撮影 センダンは万葉の昔から親しまれた樹木で、「あふち」「おうち」という古名があるそうです 「栴檀は双葉より芳し」 の栴檀はビャクダン科のビャクダンのこと。 センダンには芳香はありません。

【ciitaの樹木一年シリーズ】4️⃣8️⃣ 今日のお花🌿ヤマブキ🌿山吹 バラ科ヤマブキ属の落葉低木 別名ヤマブリ（山振） 八重のヤマブキもありますが、私は一重が好きなんです💛💚 なぜかというと、ヤマブキの花後や果実のできる様子が見たいからです♪ ヤマブキの新枝は緑色ですが、やがて褐色になって3〜4年で枯れ、また新しいシュートが出てきます🌱 別名のヤマブリは、細くしなやかな枝が風でゆれ動く姿にちなむそうです。 ①花 　＊花の直径は3〜5センチ 　＊おしべは多数 　＊花柱は5〜8個 　＊萼片は果期にも残る 　2025.4.9撮影 ②花後 　花弁が落ちたあとのこの姿が可愛くて好きなんです💓 　果たして何個の果実ができるでしょう♪ 　2024.4.26撮影 ③黄葉と果実（そう果） 　＊そう果は長さ約4ミリの広楕円形で、1〜5個集まってつく 　＊若い種子は緑色 　2024.12.3撮影 ④冬芽 　＊長さ4〜7ミリの長卵形で、先端はとがる 　＊芽鱗は緑色〜赤褐色で、5〜12個 　2025.2.5撮影 ⑤芽吹き 　ヤマブキの芽吹きもバンザイ🙌ポーズです。ダンス💃をしているようで、いつも可愛いと思ってしまいます🎶 　2025.3.22撮影 　

【ciitaの樹木一年シリーズ】4️⃣7️⃣ 🌿メギ🌿目木 別名コトリトマラズ メギ科メギ属の落葉低木 この木の葉や樹皮の煮汁を洗眼に用いたのでメギ（目木）と名付けられたそうです。 また、枝に葉の変形した鋭いトゲが多いので、「コトリトマラズ」とも。 美味しそうな赤い果実❤️を目当てに小鳥さんとまりそうですが… ①花 　＊花は直径約6ミリ 　＊花は3数性で、花弁、萼片、おしべはそれぞれ6個（まれに5個） 　＊花弁の基部の黄色いのは蜜腺 　＊葯には弁があり、上に開いて花粉を出す 　＊おしべは触れると内側に曲がる 　＊花柱は太い 　2024.4.29撮影 ②若い果実（液果） 　＊長さ7〜10ミリの楕円形 　＊10〜11月に赤色に熟す 　＊先端には太い花柱が残る 　＊種子は長さ5〜7ミリの長楕円形で、片側は平ら 　2024.8.25撮影 ③果実（液果）❤️ 　3月なのに、秋にできた果実が1個だけ残っていてラッキーでした🙌 　芽吹いたばかりの小さな葉も見えます🌱 　2024.3.10撮影 ④冬芽 　＊トゲのわきに長さ2ミリほどの小さな冬芽がつく 　＊赤褐色の数個の芽鱗に包まれる 　公園の入り口でこの紅葉した葉❤️が目にとまり、近づくとトゲがあるのでメギだと分かりました。 　それがきっかけで観察を始めた次第です。 　この赤い葉❤️がなかったら素通りしていました😅💦 　2023.2.26撮影 ⑤芽吹き 　黄緑色の新葉はいつ見ても気分が上がります🥰 　2024.3.27撮影

【ciitaの樹木一年シリーズ】4️⃣6️⃣ 今日のお花🌿シャクナゲ🌿石楠花 ツツジ科ツツジ属の常緑低木 これは友達のマンションに植栽されているセイヨウシャクナゲです。 毎年うっとりするほどきれいな花を咲かせてくれます💗💚 品種名は分かりません😅 セイヨウシャクナゲは世界各地の原種を元に欧米で品種改良された園芸品種の総称です。 日本🇯🇵の山にもシャクナゲが自生（ホンシャクナゲ・ハクサンシャクナゲ・アズマシャクナゲなど）していますが、平地での栽培は難しいそうです。 ①花 　高さ2.5メートルほど 　2024.4.16撮影 ②若い果実（蒴果） 　2024.8.6撮影 ③果実（蒴果） 　熟して裂開した果実です 　2025.1.20撮影 ④果実殻 　思いっきり爆裂しています💢 　2024.4.16撮影 ⑤冬芽 　大きいのは花芽で、下の丸いのが葉芽です 　2025.1.20撮影