シリーズ　古布の花🌸　1月 あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 　 　金砂縮緬(きんしゃちりめん)です。 　一越や二越縮緬よりも更に細かい生糸を 　使用して、薄く織った縮緬です。 　松や梅、芍薬などが描かれています。 イチイ(一位) 　イチイはその名のとおり、学業でも商売 　でも「一位になることを祈念して植えら 　れ、昔から縁起の良い良い木として親し 　まれています。 　北海道ではオンコと呼ばれる。 暦(越前和紙) 　絵は干支の虎 　新月　3日 　満月　18日 今年も「シリーズ古布の花🌸」を続けますので、よろしくお願いいたします。

シリーズ　古布の花🌸　12月 　伊藤若冲の日本画のような柄。 　植物は牡丹、シダも描かれています。 　 　これもモスリンです。明治末期から大正 　初めのものだそうです。端切れです。 　布は薄くなり、色は褪せています。 　どんなに鮮やかな色だったかと、思いを 　馳せます。 シダ(羊歯) 左下　天神山のシダ 　シダ植物は維管束植物のうち、胞子によ 　る繁殖を行う段階にある植物の総称。 暦(越前和紙) 　絵は白狐(北極狐の異称) 　新月　4日 　満月　19日 今年一年見ていただきまして、ありがとうございました。 いいね！やコメントをいただき、毎回、励みになりました。 　

シリーズ　古布の花🌸　11月 　秋のお花を集めてみました。 　ハギ、ボタン、キク、モミジ、マツ。 　一枚の着物の端裂です。かなり古い布 　ですが小さなものも捨てられません。 　下中は庭の小菊です。 キク(菊) 　キク科　キク属 　花径2.5cm 暦(越前和紙) 　絵は猿熊(子守熊)コアラ 　新月　5日 　満月　19日

シリーズ　古布の花🌸　10月 大正モダンのモスリン 　これぞ大正モダンというような、大胆な 　薔薇の花。花の中のシベまでが描かれて 　いる。 　この薔薇は秋の薔薇と思われる。 　 　どんなに使ったものか、ほつれや擦り切 　れが見られる。それを丁寧に繕ってある 　 バラ(薔薇) 左下 　バラ科　バラ属 　花径10cm 暦(越前和紙) 　絵はインコ(鸚哥) 　新月　6日 　満月　20日

シリーズ　古布の花🌸　9月 　江戸末期の型押染め　藍染木綿　(中) 　　大河ドラマ「青天を衝け」の主人公 　　澁澤栄一の実家は藍玉農家。豪農だっ 　　たらしい。 　　ドラマの江戸時代末期、そのころに染 　　められた布である。 　　布の花は菊でしょうか。 　　布が少ないのでアルバムにして保存。　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　(自作) 　 　藍染木綿の絣織　(右上) 　とても手の込んだ絣である。製作時代は　 　不明。　コースターに。(自作) 　すでに昔のものとなり、いずれは人々の　 　記憶から消えてゆきそうな藍の型染め。 　歴史として大切にしたいものの一つ。 タデアイ(蓼藍) (左下) 　タデ科　タデアイ属 藍染に使う植物。 暦(越前和紙) 　絵は海狸(ビーバー) 　新月　9月7日 　満月　9月21日

シリーズ　古布の花🌸　8月 　大正モダンの古布(モスリン) 　古布の花は孟宗竹 　　拡大すると斜めの線が見え 　　る。風でしょうか。 　　北海道に孟宗竹は育たないが 　　道南の松前町には竹林がある 　　そう。北限である。 植物は笹 暦(越前和紙) 　絵は蛸 　 　新月8月8日 　満月8月25日 　　　　　　　　　　　札幌市天神山緑地

シリーズ古布の花🌸 　昭和の古布、手織りの絹の帯で手作り 　　暦と同じ色を選ぶ。 　　花は何か。 　　スイレンに似ているが葉が違う。 　　 　　トンボ玉も古いもの。 　　 　　写真は今が盛りのスイレン。 暦(越前和紙) 　絵はペンギン 　　新月　7月10日 　　満月　7月24日

シリーズ古布の花🌸 大正モダンの古布(銘仙) 　布の花は.今が盛りの牡丹を選ぶ。 　大輪の牡丹の大胆さがモダンである。 　 銘仙とは 　平織の絹織物の一種。絹織物としては 　丈夫で安価でもあったことから大正、 　昭和にかけて大流行した。 花は天神山緑地のボタン(牡丹) 暦(越前和紙) 　絵はハクビシン(白鼻芯) 新月　6月10日 　　満月　6月25日 　 　

シリーズ古布の花🌸　5月 大正モダンの古布(モスリン) 5月5日は端午の節句🎏 　兜と平和の印のハトの柄を選び 　ました。 　こんな時代ですが、子供たちが 　平和でスクスクと育ちますよう 　に。 　 　元は子供の着物だったと思いま　 　すが、シックな色合いがモダン 　です。 　 　布の花は、鍬形カブト(上)の 　吹き返し(横)の部分に花が見え 　ます。 花はキショウブ(黄菖蒲) 昨年のものです。 暦（越前和紙) 新月　5月12日 満月　5月26日 　 　

シリーズ　布の花🌸　4月 大正モダンの古布 (モスリン) 　 　今日からは新年度。お花が一斉に咲く 　せいでしょうか、新一年生の可愛い姿　　 　が見られるせいでしょうか、ワクワク 　する月。こころ新たになる月です。 　 　庭に咲いた初めての花は、スノードロッ 　プ、雪割草の別名の如く、雪の中で咲い 　ていました。 暦(越前和紙) 　暦の鳥はウソです。「口笛を吹く」を 　意味する「うそぶく」から来た名称。 　新月　4月12日 　満月　4月27日

シリーズ　布の花🌸　3月 大正モダンの古布 　薄すらと咲く花と葉は何の植物でし 　ょうか？ 　大胆で斬新な構図、墨黒の色に惹かれ 　ます。 暦は越前和紙 　 　新月　3月13日 　満月　3月29日 お約束のシリーズです。投稿しました。 又、お休みします。🙇‍♀️ 　

シリーズ 布の花🌸 2月 キク(菊) 大正時代のモスリンでジャバラ折の アルバムを作りました。 大切な写真や、頂いた葉書を保管してい ます。 モスリンとは 薄手の平織りの生地を指し、日本では 主にウールで織られた物のことをいう。 カレンダー 越前和紙 満月 27日 新月 12日 しばらく投稿をお休みします。　

シリーズ 布の花🌸 1月 マツ(松) 明治45年生まれの義母が、娘時代に使っ ていた縮緬の風呂敷の柄である。 こなれて柔らかく、とても使いやすい。 松は「神さまを待つ」の「待つ」からきたもの。つまり、松の木は神さまに来ていただくための目印である。 きものの図案でも格調高い図案である。 カレンダーは越前和紙。