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セイヨウノコギリソウの一覧

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醜男
西洋鋸草(セイヨウノコギリソウ) キク科ノコギリソウ属の多年草。ヨーロッパ原産の帰化植物。1900年頃に観賞用に導入されたが、北海道では明治年間から牧草地の雑草として知られていた。栽培されていたものが各地に野生化し、全国に分布する。北日本や高標高地に多く、草地、芝生、道端などにも発生する。近年ではドライブウェイに沿って山岳地帯にまで広がる。茎の中部の葉は長さ6〜9㎝の長楕円形で、2〜3回羽状に深裂し、裂片は線形。羽状に深裂した葉が、さらに羽状に細かく裂けるのが特徴。花期は6~9月。上部の枝先に白色または淡紅色を帯びた小さな頭花が多数集まってつく。 芳香と苦味がありハーブティーなどにも使われる。イギリスでは冬の前に本種の茎葉を摘み、よく乾燥させたものを水を注いだ瓶に入れて常備した。風邪を引いたときに飲み、よく効いたという風習が残されるが、西欧では広くインフルエンザや胃弱、腹痛の治療に使われる。傷薬として古くから使われており、スコットランドでは伝統的な傷薬の軟膏が作られている。内服するとまれに光過敏症の症状を起こすことがある。 属名Achilleaは、ギリシャ神話に登場する英雄アキレスに因む。アキレスは師であったケンタウロス族の賢者ケイローンから本種に傷を治す効き目があることを教えられ、怪我をした自分の兵士たちの治療に用いたという神話に由来する。また、英名field hopは本種がビールの醸造に使用されていたことに由来し、これで醸されたビールは一般のビールより度数がはるかに強いといわれる。 出典『野に咲く花』『日本帰化植物写真図鑑』『四季の野の花図鑑』『帰化&外来植物見分け方マニュアル 950種』『ボタニカルアートで楽しむ花の博物図鑑』
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