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/赤い炎束になって観るや、華美競い合う自己表現の草花達/の一覧
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カタバミ
6月は水無月、水の月(「無」は「の」を意味する)で、田に水を引く月の意ともいわれるという。私の散歩道の道際等の草花達は、一層緑を濃くして、その彩りを添えるものにしていくようである--- 5月(一部4月末)からの、草花達の生き生きとした姿、姿---その10。 /赤い炎束になって観るや、 華美競い合う自己表現の草花達/ 5月は中旬の何時もの散歩道の道際のオープンガーデン。 そこに、このような光景を観たのは初めてであった。 それは、濃い深い緋色の、目が眩むような光彩を束になって放っている草花群が目の前に。 それらは、確かに美しい、と言うよりその草花の非現実的と思わせる花色群に圧倒されてしまったのである。 少し距離を置いて観るその草花らは、背丈1mほどにもなろうか、それに5〜6cmほどになる、ヒラヒラと薄紙のような繊細にもみえる花びら、その大きな4弁花が美しい光沢を持って、お互い重なり合って、それらが多くがそこに密集して、一見そこに赤い炎の束を観る思いであった。 それは、一種の華美なる自己表現を競うかのような情熱を、そこに観た5月半ばのオープンガーデンのひとつの光景でもあった。 ヒナゲシ(雛芥子/グビジンソウ<虞美人草>) → シャーレー・ポピー、だろうか <‘別名、グビジンソウ(虞美人草)’の謂れについて、「ヒナゲシWikipedia」より抜粋、次に: グビジンソウ(虞美人草)名は、中国の伝説に由来している。 秦末の武将・項羽には虞と言う愛人がいた。項羽が劉邦に敗れて垓下に追い詰められた時に、死を覚悟した項羽が詠った垓下の歌に合わせて舞った。 この舞の後に彼女は自害した。彼女を葬った墓に翌夏赤くこの花が咲いたという伝説から、こう呼ばれる。> ・ヒナゲシ<雛芥子、別名 グビジンソウ<虞美人草>>(ケシ科 ケシ属) ヨーロッパ、北アフリカ、西アジアに分布する一年草。 栽培の歴史は古く、紀元前2500年のエジプトの遺跡からヒナゲシの種子が発見されている。 美しい花を咲かせることから、世界の広い地域で栽培されており、現在ではアメリカ大陸を始め、アジアなど多くの地域で帰化植物として定着している。 日本には桃山時代から江戸時代初期にかけて渡来したと考えられている。 ヒナゲシの花期は5月~6月。 花期になると分枝した茎の頂部に、花径6~9㎝程度の4弁花を咲かせる。 花弁は長さ2.5~4.5㎝、幅2.5~6㎝の大きさで美しい光沢を持っており、重なり合っている。 野生種の多くは濃い緋色ですが、モービッシュやピンク色、オレンジ色、白色の花を咲かせることもある。 花弁の基部にはしばしば暗色の斑点が入る。 雄しべは多数、花糸は長さ8㎜程度で暗いピンク色~やや紫を帯びており、葯は青色。 雌しべの子房は長さ7~10㎜の倒卵形で、柱頭は円盤形、8~14本の筋が放射状に入る。 基本種は一重咲きだが、八重咲きの園芸品種もよく流通している。 果実は長さ1~1.5㎝程度の幅のある倒卵形で、円盤状の柱頭がそのまま残る。 果実の中には多数の種子が入っており、熟すと蓋の下に出来た隙間から種子がこぼれ落ちる。 種子は土壌が生育に最適な環境になるまで80年以上も休眠することが可能であると言われている。 葉は荒い切れ込みが入った羽状で、根生葉はロゼット状、茎葉は互生。 茎には荒い毛が生えており、上部で分枝して花を咲かせ、草丈25~90㎝程度に成長する。 秋に種を蒔いて、晩春から初夏にかけて花を咲かせる秋蒔き一年草。 耐寒性に優れており、適した環境で育てれば放任でもよく花を咲かせ、こぼれ種でもよく増える。 ただし、種が非常に細かい事、移植を嫌う性質などのため、種まきからの育苗は難易度がやや高めである。 <ヒナゲシの主な品種> →ヒナゲシ(原種) ヨーロッパ、北アフリカ、西アジアに分布するヒナゲシの原種。 花色は赤で、稀にピンクや白の花を咲かせることがある。 畑や牧草地、線路や道路脇などで見られる。 南ヨーロッパでは穀物畑(小麦、らい麦など)によく生えることからコーン・ポピーと呼ばれている。 →シャーレー・ポピー 1880年頃に作出されたヒナゲシの園芸品種で、今日栽培されるヒナゲシの大半は本種である。 花色は赤、ピンク、白、複色。 花付きが良く、群植すると美しい風景を作り出す。 昭和記念公園や万博記念公園など、各地でシャーレーポピーの群植を見ることが出来る。 →モンツキヒナゲシ トルコ、イラン北西部、およびコーカサス地方に分布するヒナゲシの近縁種。 花色は赤で、花弁の基部に特徴的な黒い斑が入る。 園芸品種であるレディバードがよく流通。 ピエロの名前で流通していることもある。 <ヒナゲシの近縁種> →アツミゲシ →オリエンタルポピー →アイスランドポピー →ナガミヒナゲシ (出典・参考: ガーデニングの図鑑)
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6月は水無月、水の月(「無」は「の」を意味する)で、田に水を引く月の意ともいわれるという。私の散歩道の道際等の草花達は、一層緑を濃くして、その彩りを添えるものにしていくようである--- 5月(一部4月末)からの、草花達の生き生きとした姿、姿---その10。 /赤い炎束になって観るや、 華美競い合う自己表現の草花達/ 5月は中旬の何時もの散歩道の道際のオープンガーデン。 そこに、このような光景を観たのは初めてであった。 それは、濃い深い緋色の、目が眩むような光彩を束になって放っている草花群が目の前に。 それらは、確かに美しい、と言うよりその草花の非現実的と思わせる花色群に圧倒されてしまったのである。 少し距離を置いて観るその草花らは、背丈1mほどにもなろうか、それに5〜6cmほどになる、ヒラヒラと薄紙のような繊細にもみえる花びら、その大きな4弁花が美しい光沢を持って、お互い重なり合って、それらが多くがそこに密集して、一見そこに赤い炎の束を観る思いであった。 それは、一種の華美なる自己表現を競うかのような情熱を、そこに観た5月半ばのオープンガーデンのひとつの光景でもあった。 ヒナゲシ(雛芥子/グビジンソウ<虞美人草>) → シャーレー・ポピー、だろうか <‘別名、グビジンソウ(虞美人草)’の謂れについて、「ヒナゲシWikipedia」より抜粋、次に: グビジンソウ(虞美人草)名は、中国の伝説に由来している。 秦末の武将・項羽には虞と言う愛人がいた。項羽が劉邦に敗れて垓下に追い詰められた時に、死を覚悟した項羽が詠った垓下の歌に合わせて舞った。 この舞の後に彼女は自害した。彼女を葬った墓に翌夏赤くこの花が咲いたという伝説から、こう呼ばれる。> ・ヒナゲシ<雛芥子、別名 グビジンソウ<虞美人草>>(ケシ科 ケシ属) ヨーロッパ、北アフリカ、西アジアに分布する一年草。 栽培の歴史は古く、紀元前2500年のエジプトの遺跡からヒナゲシの種子が発見されている。 美しい花を咲かせることから、世界の広い地域で栽培されており、現在ではアメリカ大陸を始め、アジアなど多くの地域で帰化植物として定着している。 日本には桃山時代から江戸時代初期にかけて渡来したと考えられている。 ヒナゲシの花期は5月~6月。 花期になると分枝した茎の頂部に、花径6~9㎝程度の4弁花を咲かせる。 花弁は長さ2.5~4.5㎝、幅2.5~6㎝の大きさで美しい光沢を持っており、重なり合っている。 野生種の多くは濃い緋色ですが、モービッシュやピンク色、オレンジ色、白色の花を咲かせることもある。 花弁の基部にはしばしば暗色の斑点が入る。 雄しべは多数、花糸は長さ8㎜程度で暗いピンク色~やや紫を帯びており、葯は青色。 雌しべの子房は長さ7~10㎜の倒卵形で、柱頭は円盤形、8~14本の筋が放射状に入る。 基本種は一重咲きだが、八重咲きの園芸品種もよく流通している。 果実は長さ1~1.5㎝程度の幅のある倒卵形で、円盤状の柱頭がそのまま残る。 果実の中には多数の種子が入っており、熟すと蓋の下に出来た隙間から種子がこぼれ落ちる。 種子は土壌が生育に最適な環境になるまで80年以上も休眠することが可能であると言われている。 葉は荒い切れ込みが入った羽状で、根生葉はロゼット状、茎葉は互生。 茎には荒い毛が生えており、上部で分枝して花を咲かせ、草丈25~90㎝程度に成長する。 秋に種を蒔いて、晩春から初夏にかけて花を咲かせる秋蒔き一年草。 耐寒性に優れており、適した環境で育てれば放任でもよく花を咲かせ、こぼれ種でもよく増える。 ただし、種が非常に細かい事、移植を嫌う性質などのため、種まきからの育苗は難易度がやや高めである。 <ヒナゲシの主な品種> →ヒナゲシ(原種) ヨーロッパ、北アフリカ、西アジアに分布するヒナゲシの原種。 花色は赤で、稀にピンクや白の花を咲かせることがある。 畑や牧草地、線路や道路脇などで見られる。 南ヨーロッパでは穀物畑(小麦、らい麦など)によく生えることからコーン・ポピーと呼ばれている。 →シャーレー・ポピー 1880年頃に作出されたヒナゲシの園芸品種で、今日栽培されるヒナゲシの大半は本種である。 花色は赤、ピンク、白、複色。 花付きが良く、群植すると美しい風景を作り出す。 昭和記念公園や万博記念公園など、各地でシャーレーポピーの群植を見ることが出来る。 →モンツキヒナゲシ トルコ、イラン北西部、およびコーカサス地方に分布するヒナゲシの近縁種。 花色は赤で、花弁の基部に特徴的な黒い斑が入る。 園芸品種であるレディバードがよく流通。 ピエロの名前で流通していることもある。 <ヒナゲシの近縁種> →アツミゲシ →オリエンタルポピー →アイスランドポピー →ナガミヒナゲシ (出典・参考: ガーデニングの図鑑)
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