桐の花が満開です。 清少納言は枕草子で桐の花について次のように書いております。 「桐の花が紫色なのは面白い。身分の高い人しか着ることのできない色を植物のくせに平然と身につけている。 葉が大き過ぎるのが残念だが花の紫色に免じて特別扱いしたくなる。 中国では鳥の王様にあたる鳳凰というめでたい鳥が好んでこの木に棲むと言い伝えられているけれど、そんな言い伝えにも桐の木が特別なものであることが現われていて何やら改まった気持ちにさせられる。 ましてこの桐の木で琴を作ると様々な美しい音が出てくるところなど面白いなどと言う世間並みの言葉で軽々しく表現することのできない大変素晴らしい花木なのだ。」

南部桐 3月の風と4月の雨が5月の花を咲かせます。 自然を学び自然を愛し、いつも自然のそばにいたい。 きっとそこから得られるものがあるから。 以前に投稿した桐の蕾が開き始めました。 お天気が悪かったので青い空が見られず残念です。