パパイヤ パパイヤ科パパイヤ属の常緑小高木。熱帯アメリカ原産で、世界各地の熱帯、亜熱帯地方で植栽される。16世紀、スペイン人によってカリブ海沿岸に伝わり、日本には明治時代に渡来した。樹高10m。葉は幹の上部に束生。6〜11片に深裂、葉柄は長い。花は白色で5花弁。花には雌性、雄性、間性の分離がある。雄花は葉腋に出た穂状花序に多数つき、雌花は単生または散房状につく。 果実は球形、洋梨形、紡錘形など多様。青い未熟果を野菜として利用する。切って水に晒しアク抜きをして種子を取り除いてから用いる。パパインというタンパク質分解酵素が含まれ、肉と煮ると肉が柔らかくなる。チャンプルーやサラダ、漬物、イリチー(炒め煮)などにする。完熟したものは果実として利用される。熟すにつれ黄〜黄橙色となる。果肉は黄〜黄褐色系と橙赤色系の2様がある。多汁で甘く香りがある。 日本では、瓜に似ていることから木瓜(モクカ)と呼ばれることもある。茎や葉、果実に乳液が多く含まれているため乳瓜(チチウリ)とも呼ばれる。 出典『食材図典』『図説 果物の大図鑑』『フルーツひとつばなし』『薬草の呟き』

パパイヤ／乳瓜(チチウリ)／木瓜(モクカ) パパイヤ科パパイヤ属の常緑小高木。熱帯アメリカ原産で、世界各地の熱帯、亜熱帯地方で植栽される。16世紀、スペイン人によってカリブ海沿岸に伝わり、日本には明治時代に渡来した。樹高10m。葉は幹の上部に束生。6〜11片に深裂、葉柄は長い。花は白色で5花弁。花には雌性、雄性、間性の分離がある。雄花は葉腋に出た穂状花序に多数つき、雌花は単生または散房状につく。 果実は球形、洋梨形、紡錘形など多様。青い未熟果を野菜として利用する。切って水に晒しアク抜きをして種子を取り除いてから用いる。パパインというタンパク質分解酵素が含まれ、肉と煮ると肉が柔らかくなる。チャンプルーやサラダ、漬物、イリチー(炒め煮)などにする。完熟したものは果実として利用される。熟すにつれ黄〜黄橙色となる。果肉は黄〜黄褐色系と橙赤色系の2様がある。多汁で甘く香りがある。 日本では、瓜に似ていることから木瓜(モクカ)と呼ばれることもある。茎や葉、果実に乳液が多く含まれているため乳瓜(チチウリ)とも呼ばれる。 出典『食材図典』『図説 果物の大図鑑』『フルーツひとつばなし』『薬草の呟き』