猫じゃらしの森 (エノコログサ群生) 朝の光に輝く穂先がとても綺麗でした。 光と影の真ん中に キツネがいて🦊くれたらなぁ…

山野や公園だけでなく、庭木や盆栽、鉢花としても幅広く観賞用に楽しまれている「玉珊瑚(タマサンゴ)」。 今の季節、橙色に熟した玉珊瑚の実を色々な場所でお見かけします😊🍊🌳 てっきり日本産かと思いきや…意外や意外! 中南米東部原産の植物なんですね🇧🇷👀✨ 明治中期頃に観賞用として輸入され、現在では各地で野生化している帰化植物。 直径1cm程の丸い実が、季節が進む毎に緑から黄色→橙色→朱赤へと変化してゆきます。 一見すると実がミニトマトや鬼灯の実のようで美味しそうに見えますが、ソラニンやアルカロイド等の非常に強い毒性があるため、食べると激しい中毒を起こすようです☠️💦 別名は、「冬珊瑚」、「龍の玉(珠)」。 花言葉は、「あなたを信じる」、「神秘的」…他。 ＿綺麗❣️可愛い❣️美味しい❣️だけでは無い”実のなる季節”🎃🍁🍄🌰🍊🌿 摂取時の症状例と併せて、この機会に纏めてみました。 ⚠️身近な”有毒植物” Top10⚠️ *トリカブト(嘔吐・呼吸困難・臓器不全) *タマサンゴ(嘔吐・胃腸炎・頭痛・腹痛) *ギンピ・ギンピ(目鼻炎症・激痛・致死) *トウアズキ(致死) *ドクニンジン(致死) *キョウチクトウ(炎症・酩酊・致死) *オオミフクラギ(胃痙攣・下痢・致死) *マルバフジバカマ(ミルク病・致死) *セイヨウイラクサ(神経毒・痒み・呼吸不全) *ジャイアント・ホグウィード(炎症・致死) …誤っても絶対に口にしない(させない)よう、小さなお子様やお散歩連れのワンちゃんの居る方は、特に注意が必要ですね🧐

実家のお庭に母が大切に育てているのは、淡いグリーンの外弁に包まれて、中心は上品な藤色の花弁がびっしりと重なり合うように咲く薔薇・「コフレ」です🌹✨ 半世紀以上に亘り、御夫妻で薔薇の育種やオリジナルの品種作りも尽力なさっている、岐阜・河本バラ園製のもの💜✨ http://www.kawamotorosegarden.com/ アンティークな雰囲気と繊細な造形が魅力のロゼット咲きの薔薇で、コフレを上手にアーチに誘引されている邸宅のアプローチをたまに拝見したりします︎が、花瓶に数本飾るだけでも、空間に優美な雰囲気がもたらされ、とても優雅でロマンチックな気分を味わうことが出来る大好きな薔薇のひとつです🥰❣️ 花名は、フランス語で ”宝石を入れる小箱”を意味するCoffret（コフレ）から🇫🇷🎁✨ ＿花言葉は、「気品」、「高貴」。

＿箱根湿性花園探訪シリーズより⛰ 山地のひんやりと湿った岩壁などに生える、涼しげで趣のある「岩沙参(イワシャジン)」とも出逢えました💜✨ 釣鐘形の可憐な花姿を多数垂れ下げているのが特徴的で、秋の高原地等で良くお見かけする他、愛らしく繊細な雰囲気があることから、床の間を優しい雰囲気に飾る茶花としても昔から愛されている日本産の秋の山野草の一つですね☺️🇯🇵 岩沙参の変種には、鳳凰三山の特産品で葉姿が美しい「鳳凰沙参」や、萼片が線形の「姫沙参」、北海道の高山地帯等に分布する「白山沙参」…等、色々と仲間があるのだとか🍀 どれもまだ出逢えていないので、いつかお目にかかれると嬉しいな💕 別名は、「岩釣鐘草」。 花言葉は、「感謝」、「誠実」…他。

先日の箱根湿性花園の散策では、風に揺れる繊細な花姿が印象的だった「人字草(ジンジソウ)」の盆栽仕立てにも出逢えました‪🌱‬‪‬✨ 日本の固有種ですが、今では各地に於いてレッドリスト（準絶滅危惧種）に指定されており、天然に自生しているものは採取不可とされている植物だそうですね🇯🇵 真っ白な五花弁のうち、下部の二枚だけが長く伸びた形状が漢字の「人」の字に似ていることから、その和名が名付けられた人字草。 実は、先月末の栗駒山登山時に一枚岩の折り重なる沢登りの際に、湿った岩場の割れ目にひっそりと咲く数本の人字草を発見したのですが、集中力と緊張を要する難所でひとり呑気に植物を撮影する訳にもいかず、また団体行動である以上後続者の足止めとなってはならないと速やかに判断し、泣く泣くカメラに収めるのを諦め、濁流の道を慎重に進んだのでした🥲💔 だからこの日、思いがけず人字草と嬉しい再会を果たすことが出来て、まるで探し求めていたものに偶然出逢えた時のようなピュアな気持ちになり、心躍りました☺️💖 花言葉は、「秘めた恋」他＿。

丸みを帯びたコロンとした均整の取れた花姿に、ピンクと淡いオレンジイエローの絞りが入るロゼット咲きのフランスの薔薇・「デルバール」が、独特の華やかさと可愛らしさいっぱいに咲いていました🇫🇷🌹✨ 上品な薫りをベースに、ほんのりとスパイシーさやフルーティーさの混じる甘くて優雅な花香も魅力です✨ʚ🎀ɞ✨ デルバール以外で、香り豊かな代表的なフレンチローズの品種と言って直ぐに頭に浮かぶのは、メイアン、ギヨー、ゴジャール、シャンテ・ロゼ・ミサト、ナエマ、サンテグジュペリ…あたりでしょうか🥰❓ 幾つになっても”ときめく気持ち”の大切さを思い起こさせてくれる、魅惑的な薔薇です💖 ＿花言葉は、「愛」、「美」…他。

友人と訪れた箱根・湿性花園で、珍しい「紀伊上臈杜鵑草(キイジョウロウホトトギス)」と出逢えました😊🌿💛✨ ジョウロウホトトギスと言えば、NHK朝の連続テレビ小説『らんまん』の第3週のタイトルにもなり、植物学者・牧野富太郎博士が発見・命名したことでも、一躍その名が知れ渡りましたね💕︎ 日本には10種類ほどのホトトギスの仲間が自生しているようで、特に山地の渓谷や湿った岩場等に見られる山野草の一種であることも、今回新たに学ぶことができました⛰✨ 因みに、花名に付く「上臈（じょうろう）」とは、江戸時代の大奥の女中の役職名のひとつで、「貴婦人」とか「高僧」の意味。 花言葉は、「あなたの声が聞きたくて」＿。

散策路に咲く色とりどりの「コスモス（秋桜）」も、満開です🌸🌸🌸 まだ私が幼かった少女時代＿。 今では高層ビル群に埋め尽くされた都心部にも、豊かな田園風景の残る野原や子供達が伸び伸びと遊ぶ公園や空き地が数多く点在していました⛲️✨ 秋になると子ども達が思い思いにしゃぼん玉を吹いて、大小ぷかぷかと風に運ばれて飛ばされてゆくしゃぼん玉を追いかけたり、コスモス畑の周りにふわふわと浮遊したりしながら花弁に到達するのを待たずに消えてしまう様子を飽きることなく眺めていました🎶🪄🫧 そんな懐かしい原風景には必ず母が傍らに居て、振り返るといつもの柔和な笑顔で私の名を呼びながら手を振る母の、のんびりした雰囲気とコスモスの花の優しい風景の想い出とがピッタリと重なります🥰🎈✨ 子どもに限らずいのちあるものは皆、全てを包み込むおおらかな”母なる存在”に見守られ、その強さと優しさに育まれ、癒されるものですね💞 花言葉は、「乙女の真心」、「謙虚」…他。

二つ寄り添うようにして咲く、くっきりとした鮮紫色の「桔梗（キキョウ）」と出逢えました💜💜✨ 桔梗は「秋の七草」の一つで、日本古来より和歌に詠まれたり、絵画の題材や文様としても愛好されてきました🇯🇵✨ 桔梗という字が、「更に吉」という文字で構成されていることから、縁起を担ぎ、吉祥文様を愛した武士や貴族の間で大変好まれた花の一つであったことは頷けます。 実際に、家紋や新調する帯や着物の柄に取り入れられたり、江戸城に「桔梗門」があるのはその名残りです🏯👘✨ 因みに、江戸時代を代表する画家の一人である尾形光琳の「秋草文蒔絵小袖」に描かれたモチーフにも桔梗が…‼️ 光琳の素晴らしい蒔絵作品は、東博に厳重保管されている国宝の「八橋蒔絵螺鈿硯箱」、藤田美術館所蔵の「桜狩蒔絵硯箱」…等、どれも主題の本質を鋭く追求する文様構成と現代でも全く古さを感じさせず、洗練と優美そのもので、どちらも光琳作品を代表する私の好きな蒔絵作品です❣️ ＿芸術の秋🎨✨ 見目麗しい本物の作品に触れたくなる季節でもあります🍁✨ 花言葉は、「変わらぬ愛」、「気品」…他。

クローバーに良く似た緑のカーペットが続く道を気持ち良くお散歩していたら、特徴的な3つのハート型の葉の茂みの中に、埋もれるようにして咲く小さな黄色い「カタバミ」の花を見つけました🍀🐾🐾🍀 カタバミの花は黄色やピンクに白…と、色のバリエーションがありますね💕︎ ＿うっかり踏みつけなくて、良かったぁ～☺🙏💓 足元に咲く小さき花にも、確かにいのちが宿っています。 優しい秋の光を受けて、人知れず輝く花姿が愛おしいですね🌼✨ 別名は、「鏡草」、「酢漿草」。 花言葉は、「母の優しさ」、「あなたと共に」…他。