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イロハカエデの一覧

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醜男
伊呂波紅葉(イロハモミジ)/伊呂波楓(イロハカエデ) ムクロジ科カエデ属の落葉高木。日本のカエデの仲間の代表種。野山に生えるほか、庭や公園にも植えられて園芸品種も多い。葉の縁に細かい重鋸歯が並ぶ。葉は小型で5~7、ときに9深裂する。拳状に裂けた葉には、風や雨の抵抗を受け流し、葉の表面に溜まる水はけをよくする効果がある。花期は4~5月。長い柄のある花序を垂らす。雌雄同株で同じ花序に雄花と両性花がつく。花弁と萼片は5枚で直径約5㎜。両性花はプロペラ状の翼を水平に広げた2個セットの翼果に育つ。種子は広卵形で縁は稜になり、翼には葉脈状の筋がある。 晩秋に晴れた日が何日も続いた後で急に冷え込むと紅葉は一気に進む。谷間は冷気がたまり、湿度が高く葉が新鮮に保たれるため特に紅葉の色も鮮やかになる。 この仲間をカエデとモミジ、両方の名で呼ぶ。 ・カエデは旧カエデ科(💬以前はカエデ科だったが新しいAPG分類体系ではムクロジ科になった)の樹木全体を指す言葉で、正式な植物の名前として学術的にも使われる用語。語源は、葉が蛙の手に似ていることから蛙手に由来し、現在は楓の字があてられる。 ・モミジは紅葉(こうよう)の意味で、紅葉する旧カエデ科以外の樹種にも使われる。語源は、古い時代に渡来したベニバナから紅を採り出す作業に『揉出(もみず)』がある。揉出とは、ベニバナの花びらをよく揉むことである。イロハモミジの葉が秋に紅葉するのを、ベニバナの揉出になぞらえた。『もみず』は動詞なので名詞の『もみじ』に変化した。モミジの代名詞存在の本種の葉は拳状に5~9裂するが主に7裂で、7裂した葉の数がイロハニホヘトと合致することからイロハモミジの名が付いた。また、モミジの名所、京都西北部の高雄山にちなんでタカオモミジ、タカオカエデとも呼ばれる。 出典『里山の植物 ハンドブック』『里山の花木 ハンドブック』『樹木の名前』
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