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カタバミ
10月、神無月は神有月。時季は秋に。季節は先へさきへと進む。私の散歩道の道際等の草花達は、今、その季節の変化もにゆっくりと順応しようとしている--- 9月からの、より充実した時季を享受しようとしている草花達の姿 ---その12。 /その香に誘引され、 観るは小さな多数の黄色4裂花としべ2本/ そのプロムナード風の路を通って直ぐ自宅へと足が向く。 その時、何処からとなく、フワッとしたあの甘い香に包まれ、一歩進んだ歩みを止めてふりかえってその後を見た。 そこには大きな木が、艶のある葉を持って、小さな黄色の花を沢山に付けていた。 近寄ってよく観る。分枝した上部の枝の葉の付け根から花序を出し、小さな黄色の花を多数咲かせ、その花は、短い花柄を持った花径5㎜ほどの、花冠が深く4裂して花の中心にはしべ(蕊)2本みえる。 葉は革質で先の尖った楕円形をしており、枝に対生し、枝は分枝しながらその樹高は、5mほどに見上げるほどに成長していた。 長くに、この木の身近にありながら、この香りに、強く誘引されて改めてのこの木をしみじみと見上げ観たのである。 キンモクセイ(金木犀) <‘キンモクセイの持つ香り’について、下記の「キンモクセイ」より抜粋、次に: キンモクセイはジンチョウゲ、クチナシと並ぶ三香木の一つで、中国酒「桂花陳酒」は白ワインにこのキンモクセイの花を漬け込んだ、香り高いお酒である。> ・キンモクセイ<金木犀>(モクセイ科 モクセイ属) 常緑性高木。 近年まで、中国に分布するギンモクセイの変種と考えられていた。 しかし現在では、淡いクリーム色の花を咲かせるウスギモクセイの雄株から花色の濃いものを選抜した選抜品種(栽培種)なのではないかとする説が有力である。 ただしこの説には明確な根拠はない。 中国と日本におけるモクセイ属の詳細な遺伝子解析が待たれるところである。 花期は9月下旬~10月中旬。 花期になると、分枝した上部の枝の葉の付け根から花序を出し、小さな花を多数咲かせる。 花は短い花柄を持った花径5㎜程度のもので、花冠が深く4裂している。 花の中心には雄しべ2本と不完全な雌しべがある。 雌雄異株ですが日本では雄株のみが栽培されているため、完全な雌しべを持つ雌花を見ることは出来ない。 花には強い芳香があり、花の季節になると何処からともなく漂ってくるキンモクセイの香りは、庭に植えていなくも馴染みのあるものである。 キンモクセイはジンチョウゲ、クチナシと並ぶ三香木の一つで、中国酒「桂花陳酒」は白ワインにこのキンモクセイの花を漬け込んだ、香り高いお酒である。 葉は革質で先の尖った楕円形をしており、枝に対生する。 枝は分枝しながら樹高3~6m程度に成長する 耐寒性はあまり高くはないが、関東以南の地域であれば植栽可能。 花に派手さはあまるないが、花期に漂う甘い芳香にはそれを補って余りある魅力がある。 <キンモクセイの仲間> →ギンモクセイ ヒマラヤから中国南部にかけて分布するキンモクセイの基本種。 白い花を咲かせる。 香りはキンモクセイに似ているが、やや控えめで優しい香りをもつ。 結実することがある。 →ウスギモクセイ 中国からインドを原産とするギンモクセイの仲間で、日本では九州南部に自生地があるとされている。 花は淡いクリーム色で甘い芳香がある。 庭木として植栽されるが、より香りの強いキンモクセイに押されて近年では見かけることが少なくなっている。 こちらは雄株、雌株共に植栽されており、雌株では結実を見ることが出来る。 現在では、本種の雄株から花色の濃いものを選抜したものがキンモクセイではないかとする説が有力である。 →ヒイラギモクセイ ヒイラギとギンモクセイの雑種で、葉の縁にヒイラギに似た棘がある。 香りはキンモクセイより控えめで、さり気ない甘さをもつ。 花期がキンモクセイよりも少し遅く、開花は10月頃。 結実することがある。 どの種も寒さにはやや弱い性質だが、キンモクセイとギンモクセイは関東以西、ヒイラギモクセイは土まで凍ってしまうような寒冷地を除く本州以南での栽培が可能。 モクセイ属の学名は非常に混迷した状況にあり、ギンモクセイを基本種としないパターンもある。 当サイトではアメリカ農水省のデータベースに記載されている学名に従い、ギンモクセイを基本種として記述している。 (出典・参考: ガーデンニングの図鑑)
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カタバミ
10月、神無月は神有月。時季は秋に。季節は先へさきへと進む。私の散歩道の道際等の草花達は、今、その季節の変化もにゆっくりと順応しようとしている--- 9月からの、より充実した時季を享受しようとしている草花達の姿 ---その12。 /その香に誘引され、 観るは小さな多数の黄色4裂花としべ2本/ そのプロムナード風の路を通って直ぐ自宅へと足が向く。 その時、何処からとなく、フワッとしたあの甘い香に包まれ、一歩進んだ歩みを止めてふりかえってその後を見た。 そこには大きな木が、艶のある葉を持って、小さな黄色の花を沢山に付けていた。 近寄ってよく観る。分枝した上部の枝の葉の付け根から花序を出し、小さな黄色の花を多数咲かせ、その花は、短い花柄を持った花径5㎜ほどの、花冠が深く4裂して花の中心にはしべ(蕊)2本みえる。 葉は革質で先の尖った楕円形をしており、枝に対生し、枝は分枝しながらその樹高は、5mほどに見上げるほどに成長していた。 長くに、この木の身近にありながら、この香りに、強く誘引されて改めてのこの木をしみじみと見上げ観たのである。 キンモクセイ(金木犀) <‘キンモクセイの持つ香り’について、下記の「キンモクセイ」より抜粋、次に: キンモクセイはジンチョウゲ、クチナシと並ぶ三香木の一つで、中国酒「桂花陳酒」は白ワインにこのキンモクセイの花を漬け込んだ、香り高いお酒である。> ・キンモクセイ<金木犀>(モクセイ科 モクセイ属) 常緑性高木。 近年まで、中国に分布するギンモクセイの変種と考えられていた。 しかし現在では、淡いクリーム色の花を咲かせるウスギモクセイの雄株から花色の濃いものを選抜した選抜品種(栽培種)なのではないかとする説が有力である。 ただしこの説には明確な根拠はない。 中国と日本におけるモクセイ属の詳細な遺伝子解析が待たれるところである。 花期は9月下旬~10月中旬。 花期になると、分枝した上部の枝の葉の付け根から花序を出し、小さな花を多数咲かせる。 花は短い花柄を持った花径5㎜程度のもので、花冠が深く4裂している。 花の中心には雄しべ2本と不完全な雌しべがある。 雌雄異株ですが日本では雄株のみが栽培されているため、完全な雌しべを持つ雌花を見ることは出来ない。 花には強い芳香があり、花の季節になると何処からともなく漂ってくるキンモクセイの香りは、庭に植えていなくも馴染みのあるものである。 キンモクセイはジンチョウゲ、クチナシと並ぶ三香木の一つで、中国酒「桂花陳酒」は白ワインにこのキンモクセイの花を漬け込んだ、香り高いお酒である。 葉は革質で先の尖った楕円形をしており、枝に対生する。 枝は分枝しながら樹高3~6m程度に成長する 耐寒性はあまり高くはないが、関東以南の地域であれば植栽可能。 花に派手さはあまるないが、花期に漂う甘い芳香にはそれを補って余りある魅力がある。 <キンモクセイの仲間> →ギンモクセイ ヒマラヤから中国南部にかけて分布するキンモクセイの基本種。 白い花を咲かせる。 香りはキンモクセイに似ているが、やや控えめで優しい香りをもつ。 結実することがある。 →ウスギモクセイ 中国からインドを原産とするギンモクセイの仲間で、日本では九州南部に自生地があるとされている。 花は淡いクリーム色で甘い芳香がある。 庭木として植栽されるが、より香りの強いキンモクセイに押されて近年では見かけることが少なくなっている。 こちらは雄株、雌株共に植栽されており、雌株では結実を見ることが出来る。 現在では、本種の雄株から花色の濃いものを選抜したものがキンモクセイではないかとする説が有力である。 →ヒイラギモクセイ ヒイラギとギンモクセイの雑種で、葉の縁にヒイラギに似た棘がある。 香りはキンモクセイより控えめで、さり気ない甘さをもつ。 花期がキンモクセイよりも少し遅く、開花は10月頃。 結実することがある。 どの種も寒さにはやや弱い性質だが、キンモクセイとギンモクセイは関東以西、ヒイラギモクセイは土まで凍ってしまうような寒冷地を除く本州以南での栽培が可能。 モクセイ属の学名は非常に混迷した状況にあり、ギンモクセイを基本種としないパターンもある。 当サイトではアメリカ農水省のデータベースに記載されている学名に従い、ギンモクセイを基本種として記述している。 (出典・参考: ガーデンニングの図鑑)
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