警告

warning

注意

error

成功

success

information

もちっこのコクサギ型葉序の一覧

いいね済み
26
もちっこ
5月14日撮影 赤塚植物園 コクサギです。 対生でも互生でもなくコクサギ型葉序でついています。右右左左右右左左…。 分かりますか?ちょっとわかりづらいですね。 枝の先は輪生しているように広がっています。 実はコクサギ以外にも サルスベリやケンポナシもコクサギ型葉序なのだとか。 なぜこのような葉序になるのか!? これを解明されているブログ記事がありました。この写真でコクサギ型葉序があまり分かりやすくないのにも理由があったのです!! なぜ分かりやすくないのか。 単純に真横に右右左左…とはついていないからなのです。よく見てください。右右…とついている葉は角度をつけて同じ方向に並んでいます。それはおよそ90°です。 どういうことかというと、この枝を枝先から奥へ向かって縦に見ると、十字対生のようになっているのです。葉に光が当たりやすいようにですね。 …では、十字対生になれば良かったのでは…??? ここがこの並び方のキモで、 十字対生だと、次に同じ向きに付いている葉には1枚分の隙間が開きます。 (右左右…となるので) しかし、コクサギ型葉序だと、右右左左右…と間に3枚分の隙間が開きます。 間が狭いと、上の葉の陰になってしまいますが、間が離れているので、真上の葉の陰にはなりにくい。 よって、十字対生よりも陽があたりやすいんですって!😳 すごーーーい! これ、文だけだと分かりづらいですね。 わたしは図があったのでよく分かりました。 ぜひ、 「好奇心の植物観察」というPAPYRUSさんという方のブログの 〝コクサギ型葉序のメリット〟という記事をご覧ください。わかりやすいです。 小石川植物園の植物についていろいろ書いていらっしゃいます。 わたしも、実はコクサギという木を知ったのは小石川植物園が初めてでした。 (これは赤塚植物園の木ですが😅) コクサギ(小臭木) ミカン科コクサギ属
いいね済み
31
もちっこ
12月27日撮影 奥武蔵 下山しています。途中でこの実がありました。コクサギですね。 小石川植物園や赤塚植物園で見て、一昨年初めて知った木です。 葉のつき方を知って、興味をもっていたのでした。 葉のつき方(葉序)は主に、「互生」「対生」「輪生」があります。 「互生」…1本の茎や枝から葉が1枚ずつ互い違いに生える葉序のことです。右側から1枚生えたら、次は左側から生えます。互生の植物を真上から見るとらせん状に葉が生えているのがわかります。なるべくほかの葉の影にならないように、中心の茎や枝のまわりに角度を変えて葉をつけるらせん生です。多くの樹木が互生に葉をつけます。 「対生」…「対になって生える」という意味です。1本の茎や枝を中心に左右対称の双葉のように2枚ずつ葉が生えます。葉には1枚で生える単葉と、小葉が集まって生える複葉がありますが、複葉の場合も小葉の集合体が左右対称に生えれば対生です。また、対生には2列対生と十字対生の2種類があります。 「輪生」…1カ所から3枚以上の葉がでる葉序の種類です。3枚生えると3輪生、4枚生えると4輪生といい、葉の数にあわせて名前の数字が増えます。車輪のような形に葉が生えるためこの呼び方になりました。輪生は草花によく見られる葉序で樹木ではあまり見られません。 その他、「偽輪生」「束生」などの他に「コクサギ型」…というつき方があり、それは2列対生とも言い、 右、右、左、左、右、右…という順番で付いている…というのを聞いて面白ーい!と思ったのです。 去年、その葉序は確かめていたかな…😅? コクサギ(小臭木) ミカン科コクサギ属 ・コクサギの葉の出方は縦方向に伸びる枝と横方向に伸びる枝では異なり、前者は四方に、後者では左右に交互に「二枚ずつ」出るという独特な性質を持つ。(他に似たような性質を持つ木にはサルスベリがある。) ・花の後にできる実は四つの「分果」に分かれ、10~11月に熟すとそれぞれが二つに裂け、中から黒い種子が勢いよく飛び出す。 (樹木図鑑 植木ペディア より) サルスベリも同じような葉序だったのですね!暖かくなったら確かめてみよう! (忘れていなければ😆) ミカン科なので、アゲハの幼虫などがよくやってきます。(…やってくるのではなく、親がここに卵を生むんですよね😅) クサギ(臭木)はシソ科なので、分類上は全く違う種ですが、葉が臭い木…ということで、葉や木全体がクサギより小さめということで名付けられたようです。 (1月8日更新しました) すぐ上の文で、 クサギをクマツヅラ科と書いていましたが かしさんからご指摘いただきまして、シソ科に訂正いたしました🙇 APG分類でもクマツヅラ科とされる。大きな科だったが、クサギ属やハマゴウ属など多くの属がシソ科に移り、ヒルギダマシがキツネノマゴ科に移ったり、ハエドクソウがハエドクソウ科として独立したりするなどして、この分類による2018年のデータでは世界に31属831種があるとされる。日本にはイワダレソウとクマツヅラがあり、その他に栽培種や帰化種が多い。 [編集部 2021年10月20日] (日本大百科全書 クマツヅラ科 の記事より)
  • 前へ
  • 1
  • 次へ
6件中 1-6件 を表示

人気のコラム一覧

2024.02.14

春に咲く花といえば?4〜6月に見頃を迎える春の花一覧

by.GreenSnap編集部
2019.10.16

簡単DIY!「100均製氷ケース」で多肉ポットを作ろう!

by.hana (a piece of dream*)
2022.08.31

クローバー(シロツメクサ)の花言葉|葉の枚数によって幸せにも怖い意味にも...

by.GreenSnap編集部
2020.01.29

カット苗を買ってきたら?購入後の手順と根を出させるコツ

by.mokutaro(杢太郎)
2020.01.15

小さな多肉がギュギュぎゅっと。魅惑の「多肉畑」へようこそ!

by.内田アリ
2024.02.14

冬に咲く花といえば?寒い時期を彩る人気の冬の花一覧

by.GreenSnap編集部