おいしいものでも食べにいきましょう とダン子(ターニーの冒険のあのダンゴ虫のダン子です)が言いました わたしはダン子の後ろをのこのこついて行きました ダン子は庭の隅っこにやってくると さあ　食べましょう! ! たまには歯ごたえがあるもの食べたいわよね!! とコンクリートのかたまりを口に咥えてカリカリしだしました 野イチゴを期待していた私は、がっかりしましたが、お誘いに水を差すわけにはいかず、コンクリをカリカリ… 食事会が終わってダン子にお礼を言って別れたあと、家に帰った私は、机につっぷして泣きました そして日記に [ 歯が痛い。全然おいしくなかった。てか、味しなかった。誘われても、もう行かない ] と書いていました 〜ダンゴ虫はコンクリ食べるのよﾏｼﾞ〜 ピンウィールタクスパンの花芽があがってきた!! ＊注 : ダンゴ虫は写っていません

枯葉と苔と雑草の森を抜け出せたのはダン子のおかげでした 道案内に長けた気の良いダン子は、Kちゃんのアプリゲーム『ダンゴムシといっしょ』 の一番最初のダンゴムシです ターニーはダン子にお礼をしたいと思い、好きな食べ物は何かと尋ねました いつもキュウリは貰っているから他のもので‥と返事をされました 好き嫌いはないそうです 人間と一緒で雑食だから何でも食べれるのよ 肉も魚もターニー君でもね　ｸｯｸｯとダン子が笑いました ターニーは慌てて、ぼくは美味しくないから❗️プラスチックだから❗️と叫びました ダン子は　冗談よぉｸｯｸｯとまた笑いました ターニーはホッとして　ダン子のツヤツヤした背中を眺めながら　いったい何を食べてるの‥と呟きました 地獄耳のダン子は　だから肉よ肉〜ｸｯｸｯとまた笑いました ターニーは　お母さんが見つかって、この旅が終わったら　美味しい野苺をダン子に持ってこよう　 そしてキュウリばかりでなく肉もあげるようにKちゃんに伝えなきゃ‥と思ったのでした 〜ターニーの冒険６巻〜 ＊見逃し配信中、ターニーの冒険のタグ🏷へ‥