この場面は、もしかしたらノドカに見えるかもしれない。 しかし実際は、物凄い音が絶え間なく聞こえていたのである。 最初は猿舎の中で 工事でもしているのかと思っていた。 何かを力いっぱい打ちつけるような 揺るがしたりぶつけるような… 「何かが暴れているのか…」　そう気付いた。 暴れている個体がいる。そして外にいるヒヒたちは 静かにそれを聴いている。 生まれつき気が荒くて隔離されているのか この日だけなのか… 立て看板に『ここに物を落とすと返ってきません』とあった。 ヤバいよヤバいよ〜　ビビるよ〜 どころではない。　 　 自暴自棄になって無差別に暴力を行使したい人は ここへジャンプしてみたらどうだろう… 普通に生きる希望を取り戻すのではないだろうか。 生還できれば　　であるが。

おサルさんでも見に行くか… と出掛けた「猿だけの動物園」は 思っていたより重く、ダークであった。 猿はなんといってもヒトに近い。 知り合いに酷似しているのもいるくらいだ。 手を使い、感情も表情も豊かで社会性も強い。 疑似自然の狭い空間で、エサも探さず 食べて排泄して長い長い一日をただボンヤリと過ごすのだ。 夫はどの猿舎を見ても 「可哀想やなぁ」と呟き 私も頷いた。 作り物のチンパンとゴリラを見た時 なぜかホッとして 和やかな気持ちで写真を撮った。 動物園はもう卒業しようと思う。

ここは愛知県犬山市の日本モンキーパークですが ここに、かの有名な大阪万博のモニュメント 『太陽の塔』と対の作品『若い太陽の塔』があるのをご存知ですか？ 恥ずかしいことに私は全く知らなかったです。 向こうの丘のてっぺんにあるのがそうです。 お時間のある方は拡大してみて下さい。 拡大してもあんまりわからんですが… そろそろ帰ろうとした時点で気付いたため、 この距離を克服してまで見に行く元気はありませんでした。 若い太陽の塔…　対といえば「2つで１つの作品」てことでしょ？ 話題になってましたっけ？ 私はどんだけボーーーッと生きてたんでしょうか…

➀　画面中央に　黒いサル 　　動物園にしては 　　わりと贅沢な環境と思うが 　　全く動かない 　　物思いに耽っている 　　または眠たい感じ ②③④ジョージは私に興味があるのだろうか 　　　あるなら素直にこっち向いて欲しかった

曇天の猿公園 猿ばかりの公園 どの猿も絶対に目を合わせない しかしもれなくこちらを注視している 視線合わせようよ　って思う 例外はヨザルとコモンマーモセット　 薄明かりの中でずーーーっと視線が合う それはそれでダークな気分だ

お猿さんもお花見🌸