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188
けいちゃん
ガラスの世界で食事をしようと思ったら、誰からでも丸見えだということを容認しなければなりません 360度 右からも左からも、上からだって、一番見られたくない下からだって ジューシーな小籠包を口に入れ、スープが唇の端から滲みだしても 白身の魚を食べた時、固い小骨を舌先で押し出すさまも 骨付き肉の骨のキワの肉をこそげ取る前歯も 全部、見られることを諦めなくてはいけません それでも貴方はガラスの国の住人になりたいというのですか? 〜ガラスの中の魚が言うには〜 里山の夏休み
211
けいちゃん
この道はこわいの 猪もでるのよ 鼻息が荒いのは苦手です 鹿みたいに私を踏みつけていく子も嫌いです 一度は芝生やドライガーデンがあって礼儀正しい家猫がいるお庭で暮らしてみたいけれど 夢のまた夢 でも… 最近おもうの 夢は叶うまでが楽しいんだって… そうなんでしょ? 〜里山のイワタバコ〜 里山の夏休み
184
けいちゃん
河童が水のよどみの中から現れるのには、たまげた プクンと大きな泡が浮かんできたかと思うと茶緑の苔の生えた皿が現れだすのだ 骨のように白いけれど苔で薄汚れた皿 骨と同じで硬そうだ 皿の下には大きなギョロ目 水面に浮かんでくる間、ギョロ目は上を向いている 漫画に描くと河童はひょうきんで可愛らしいけれど、本物のあいつらは、忌わしく、不気味だ 骨のような質感の頭の皿、暗い緑のぶよぶよした身体と栄養失調の人間の如く奇妙な具合に突き出た腹、粘り気のありそうなぬめった皮膚、丸い大きな濁った眼球の、表情のない顔 河童の正体を、その外見から土左衛門だと言われてきた話も納得できる でも河童は土左衛門じゃない 河童は頭の中に実在する だって、もう頭の中にいる もう、想像できるよね 骨のような質感の頭の皿、暗い緑のぶよぶよした身体と栄養失調の人間の如く奇妙な具合に突き出た腹、粘り気のありそうなぬめった皮膚、丸い大きな濁った眼球の、表情のない顔 〜川辺〜 里の緑
158
けいちゃん
朽ちた王者のたてがみが 地面に散らばっていたので 櫛の目を入れたら輝く絨毯になった 雨が降り続くと金色の絨毯の隙間からキノコがカオをだした キノコを摘んで人参も入れてスープにしたら 野うさぎがそれを飲んで涙した 涙の意味はなんですか? もういいの もういいんですと野うさぎは言った 〜枯れ草〜
253
けいちゃん
ずいぶん前に観た 韓国映画『おばあちゃんの家』 田舎に住む会ったこともないおばあちゃんと少年サンウのひと夏の物語です あまり泣かない私がうるっときました なぜなら 故祖母もあんな表情してた 昔の日本の山村風景を思わせるような自然の美しさも必見です おばあちゃんちは古くて汚くて不便 おばあちゃんの作るご飯は好きじゃない あるある 子供は残酷で我儘なもの それでも孫は可愛いのです あるある サンウの喋り方 かわいいので字幕をオススメします 〜里のキウイ〜 映画の日🏷 毎月1日はシネマと植物と。🏷 に参加します
189
けいちゃん
〜流星だ!ヌンチャクだ!藤の実だ!〜 カラオケでうたう歌
194
けいちゃん
中学生の時 友達が誕生日プレゼントを持って家にきてくれた 母親が不在だったから勝手に、うちで一番素敵なカップに紅茶(ティーパック)を淹れて、貰い物のクッキーを出した 自分のセンスに酔いながら(笑)楽しく喋っていたら、祖母がお盆を掲げて部屋に入ってきた お盆の上には筍と人参と蒟蒻のお煮しめが盛られた皿がみっつ‥ 友達は美味しいと食べてくれたが私は内心憤慨していた お煮しめなんてダサい‥ 恥ずかしいと思った ピザやフライドチキンなら格好いいのに‥ 嬉しそうに私の友達をもてなす祖母を怒ることもできず、悶々としていた 三人の蒟蒻を噛む音が悲しかった 今でも野菜と蒟蒻の茶色いお煮しめをみると、思いだす そして、こんなに美味しいものを恥ずかしいと思った自分を恥じる 祖母に苛立ちを感じた自分を恥じる おばあちゃん、ごめん ありがとう 〜蒟蒻(コンニャク)の葉と実〜
234
けいちゃん
今日のお花 〜里山のサルスベリ〜
148
けいちゃん
素朴な琴 -八木重吉- この明るさのなかへ ひとつの素朴な琴をおけば 秋の美くしさに耐えかね 琴はしずかに鳴りいだすだろう 〜いろいろな色〜
164
けいちゃん
子供の頃、祖母の三面鏡であわせ鏡をして、よく遊んだ 自分の顔が三面鏡の両側に挟まれるように折りたたんで中を覗いていた おんなじ顔が、あわせ鏡のずっと向こうまで続いていて不思議だった そこに光が射し込んだりすると余計に幻想的になり「あたし鏡の国のお姫さま〜」って、うっとりしたものだ たまに真ん中にミカンとかお人形とかも置いてみたりして 椅子の上に立って三角柱の形になった鏡の上から覗いてみるのも好きだった 大人になって、あわせ鏡は縁起が悪いと聞いたが、私はそうは思わない 今も卓上の三面鏡を使っているが、便利だし怖いと思ったこともない 怖がりの私だが、あわせ鏡の都市伝説的なものは何故か平気なのであった 〜紅葉の水鏡〜
155
けいちゃん
東海道四谷怪談でお岩さまに盛られたと言われている毒がトリカブトだそう 昨年12月にも、このトリカブト毒について書きましたが、この花、語りたくなる魅力があります トリカブトの有毒成分はアルカロイドというもので、これを摂取すると痺れ、吐き気、嘔吐、腹痛、めまい、痙攣、酷くなると呼吸困難に陥り死にいたります 血液によって毒が運ばれ臓器や神経系統に作用するようです 顔が崩れたりすることはないようですが、顔面の神経に作用して表情筋に影響がでることはあるのだとか‥ お岩さまの瞼の腫れは、毒により身体の免疫力がおちたことで帯状疱疹(ヘルペス)が顔面にあらわれたものではないかという説があります なんにせよ恐ろしい猛毒ですね わたし この写真を撮る時 素手で、この花に触れました その手でうっかり目を擦ったらダメよねと思いながら忘れて、その後 柚子取りをしました 触れた程度では大丈夫ですが、この植物、毒がない部分はないので気をつけましょう 〜里山のトリカブト、ドキドキ日記〜
159
けいちゃん
実家の父は虫を見つけると すぐに殺虫剤を振りまくる ある日 かべちょろにキンチョールを振ろうとした 驚いた私は すっ飛んでって阻止した 「私が外に逃すから‥。 こんな可愛い目しとんのに よう殺せるなあ」 とたしなめる 父は渋々とキンチョールを持った手を下ろす 滋賀の家では かべちょろを見かけない 実家では こんなふうにお風呂の外窓によく貼り付いていて癒されたなー なんてったって手足が可愛いもんね 友達が頭をなでなですると気持ち良さげにじっとしていると言っていたので、やってみたら、その通りだった 私の手のひらの中で じっとしていた 私はかべちょろを愛でている 〜水中にいるようなかべちょろと黄花コスモス〜
146
けいちゃん
〜山里の藤の実〜
149
けいちゃん
田舎って 子供見ないよね 子供見かけるのは そこそこの田舎 ど田舎にはいない まず学校がないもの だから 見かけるとガン見 夏休みで、お爺お婆ンチに帰省してるんだろうなあと思って見ている 決して人さらいではございません笑 〜里の景色イワタバコ〜
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けいちゃん
山は静かにして性をやしなひ、水はうごいて情を慰(い)す -松尾芭蕉-
143
けいちゃん
〜夏の芭蕉〜
138
けいちゃん
お分かりだろうか‥ この一枚の写真 川原で笑っている女性のスナップ写真‥ その背後に同じように笑っている石がいることを‥ ♪♯たらたらたたたん‥ ♪たらたらたたたん‥(怖いBGMを想像してね) これは川原でニッタリしている森の妖精なのだろうか‥ まるで 川の淵から先へ続く森へいざなうように笑う石‥ 今日はお盆 盆の間は水辺に近づくなと先人は言います 皆さんは そんな場所には行かないでくださいね 笑う石が待っているかもしれませんよ‥ 信じるか信じないかは あなた次第です ♪♯たらたら〜た〜 たらたら〜た〜‥(本当にあった怖い話のテーマ曲を想像してね) 〜本当にあった石の話〜 石の日🏷に参加します
146
けいちゃん
気持ちええなあ‥ 今晩 なに食ったろかな‥ 鮎のおどり食いか? 鹿‥ 降りてこんかなあ‥ 人間のおらんところでは のしのし歩けるんやけどなあ 鹿つかまえて炙りたいなあ 美味いやろうなあ 〜寝そべって食べ物のことばっかり考えている流木〜
149
けいちゃん
川に続く道 くだって行こう シートを持って 秘密の近道みたいにくだって行こう 途中にキウイの実がなっているけれど 横目で無視して行こう お魚の川 素敵な川 木陰にシートをひいたら ごろんと寝転んで薄目をあける 空が高くみえたよ 蝉の声と川の音の合唱だよ わたしは夏の歌をうたったよ 〜川に続く道〜
142
けいちゃん
避暑にきています 昭和のベランダ 昭和の折りたたみテーブル 下には川が流れていて、とても涼しいです スナック菓子の三角袋の頂点から真っ直ぐ上に上がったところに【猫耳】と呼んでいる山の木が見えます 肉眼だともっと近くに見えて猫の耳そっくりです 川や空、猫耳などを眺めながら毎日ここで晩御飯です 七輪バーベキューにビール お刺身にもビール カレーにもビール 日が暮れると星空を眺めながらのビール 友人がくると電球の下、ビールで語り明かす ビール飲みたいだけ〜笑 〜山の日に〜
123
けいちゃん
ほのぼの仲良したんぽぽ💕幸せになれよ〜ヽ(´▽`)/ 〜☀️また夏に会いましょう‥バイバイ‥里山の景色👒〜
134
けいちゃん
昔は海が好きだった 今でも あの解放感と夕暮れ時の波の美しさは大好きだが 長いするには疲れるお年頃になってしまった 代わりに山や川が遊び場となった 植物に興味を持つようになってからは、特に 山が好きになった 登山が嫌いな私は車で行ける山道に車を停めて、散策する 植物や虫や川辺の生き物達に夢中な間は、どんどん歩ける 限界まで遊ぶ子供のようにウロチョロした後、どっぷり疲れて帰宅 もうご飯なんか作りたくない 散策好きなgsの皆さんもこんな感じかしら? 〜里山のヤマブキ〜
129
けいちゃん
門です どこに繋がっているのでしょう 短い吊り橋です ですが渡るタイミングによっては、向こうまでたどり着けません 短い橋のはずなのに いつまでもゴールに着かないのです 金網の隙間から下界を見下ろしながら不安定な床をずっと歩くことになります 風もなく揺れません 半日歩いても景色は変わりません まだ橋の上にいます もう日が暮れてもよさそうなくらい歩いたというのに景色は明るいまま‥ 周りの時間が止まってしまったかのように変わりません 明るくてとても静かです 後戻りをしようかと思うけれど振り向くのが怖いのです 橋の入り口、主塔の門の向こう側が真っ暗なような気がして‥ ブラックホールです 先のグリーンの果てを 見てみたいと思い、渡りはじめたものの後戻りしたい気持ちでいっぱいです 〜里の景色といつかの夢の話〜
134
けいちゃん
「みかけない子だ」 頭上から大きな声がしたのでターニーは驚きました 「ほんとだ みかけない子だ」 「この辺では みかけない子だ」 見上げると 仏様のような姿をした植物が三体 同じような格好をして、それぞれ喋っていました ターニーは、その植物の葉の上に立っていることに気づきました ターニーは歩いて遠いところから来たこと、お母さんを探していることを伝えました 「おまえ知ってる❓この子のおかん」 「いや知らない おまえ知ってる❓この子のおかん」 「いや知らない この子のおかんなんて知らない」 三体が順番に喋りました どうやらママは、ここにはいないようです ターニーは三体の仏様にお礼を言うと また歩いて行きました 道すがら「おまえ知ってる?この子のおかん」「いや知らない おまえ知ってる?この子のおかん‥」 とさっきのやり取りを真似しながら歩いて行きました ターニーは 楽しそうに何度もおかんおかんと繰り返しました 面白い会話を聞くと誰でも真似してみたくなりますね。 〜ターニーの冒険5巻〜 *見逃し配信中、ターニーの冒険のタグ🏷へ‥
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