里山に浅い春色が掛かり始める頃、足元には枯れ草を押し退けてタンポポやペンペン草が♪

ホトケノザとノボロギクが伸び伸びと咲く野原♪ ノボロギクはもうふわふわの白い綿毛を沢山付けています。

これはアメリカオニノゲシのロゼットに違いありません。 一昨年庭に出現した謎の苗を飼育して酷い目に遭いました。 背丈程に伸び低木さながらの枝葉を広げ、すくすく育ち繁った葉の鋸葉全てが鋭利な木綿針のようなトゲで武装されていました。 大輪の艶やかな花を沢山付けましたが、花後の綿毛は恐ろしいほどの繁殖力を思わせ生態系被害防止外来種に指定されているのも頷けます。 花後の綿毛は慎重に刈り取ったつもりでしたが、こぼれ種から発芽したのでしょう。 駆除には熱湯をかけると手もトゲの危険にさらされず良さそうなので、今回は速やかに駆除します。

暖まってきた地面に様々なロゼット。

朝から強風に流されて雲が去来し、一つ一つの雲に花神が乗って運ばれて来るようです。 西に溜まっていた雲も夕方には流され遠くに富士山が見え空には白く細い月の掛かる、春の扉が大きく開いた綺麗な一日でした。

冬枯れの姿を残す者たちを追い立てるような強い春風。 冬景色を柔らかく彩ってくれた綿毛たちも、暖まった地面へと運ばれて行くでしょう。

暖かな陽射しと春風に誘われて花神も歩みを速めたかの今日。 ↖️ニホンズイセン ↗️フクジュソウ 　ハクモクレン ⬇️ウメ

春の空を移し取るようなオオイヌノフグリの青い花。