苔には、ほんの一部分からでも再生できる生命力の強さがあります。 細かくほぐした苔をまくと、いずれ新芽が伸びていく。こうして殖やした苔でテラリウムをつくるのが目標です。 それには時間がかかるため、現在は苔農家さんや山を持っている方から仕入れています。 写真は、連結できる保存容器（170㎖）にゼオライトとセラミスをうすく入れ、その上に苔をまきました。 テラリウムで使用して残った、または小さすぎて使わなかった苔は、容器の中でゆっくりと新芽を伸ばしていきます。 その様子を観察するのも、テラリウム作成に役立つのです。 ところでセラミスは、なんとなく火星をイメージさせませんか？

キラキラ透明感のある葉が綺麗な コツボゴケ は湿潤で風通しの良い場所を好みます。 写真はアクアショップで入手したコツボゴケを洗浄後、痛んだところを取り除き、高さ40mm × 横159mm × 奥行220mmクリアケース（積み重ねて使えます）内にしいた小粒ハイドロボール上に置いています。普段はふたをして湿度を保っているため、新芽がどんどん広がっています。 岩や樹皮などに着生しやすく、這うように伸びていくため、苔テラリウム内の景色をつくる際に活躍しますが、密閉容器では徒長しやすく蒸れに弱いため、適度な換気が必要です。

ウォーターフェザーとも言われ、水中化も容易なホウオウゴケ属に属する種は、全世界に約450種から570種あるらしい。（ウィキペディア） アクアショップで入手したトサカホウオウゴケ（写真）は約4㎝ほどになる種類。 コーヒーの角瓶を横にして、セラミスを入れその上に置いただけの育成方法ですが、新芽がどんどん出ています。水は苔が少しつかるくらい入れていますが、蓋をしているためほとんどメンテナンスも必要なし。本当に時々液肥入りのミストを施しています。