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ウラシマソウ。の一覧

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Kazyan
ウラシマソウ:浦島草: Arisaema urashima ウラシマソウとは、サトイモ科テンナンショウ属に分類される多年草で、ウツボカズラにも似た、特徴的な姿をしている山野草です。 ♡ウラシマソウ(浦島草)の花言葉 ウラシマソウの花言葉は、「不在の友を想う」「注意を怠るな」「懐古」「回想」などがあります。 いずれも、ウラシマソウの名前の由来である「浦島太郎」の話からつけられた花言葉と言われています。 浦島太郎のように、浮かれてしまいがちな友達に送るのには、ぴったりかもしれませんね。 ☆葉の下に、肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ばれる、穂のような花をつけますが、花は仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる苞(ほう)に包まれています。 仏炎苞は、黒褐色のものが多いですが、他にも赤褐色や緑白色のもの、無地のものやストライプ柄のものなど、いくつかの変異があります。 肉穂花序(にくすいかじょ)の先端が、釣り糸上に長く伸びますが、その姿が浦島太郎が持っていた釣り竿の糸と似ていることから、ウラシマソウという名前がついたという説もあります。 学名は「Arisaema urashima(テンナンショウ属のウラシマ)」で、こちらにもきちんと「ウラシマ」という表記が含まれているのが、おもしろいですネ⁉︎ *ウラシマソウは、性転換する植物としても知られています。 力のない株は雄花となり、力のある株は雌花になるため、生育の状態によって、毎年、雄花をつけるか雌花をつけるか、変わってくるのです。 また、力があるような、ないような・・・何とも言えない株の場合、1つの株に雄花と雌花が一緒に咲くこともあるそうです。 *ウラシマソウ(浦島草)は絶滅危惧種 絶滅危惧種については、各都道府県ごとに指定される上、数年おきに見直されます。 そのため、保護が進めば絶滅危惧種ではなくなることもありますが、2018年現在、ウラシマソウは、山口県、高知県、愛媛県ではそれぞれ絶滅危惧種I種に指定されています。 また、長野県では絶滅危惧種Ⅱ類、埼玉県、山梨県、京都府、鳥取県、岐阜県では準絶滅危惧種に指定されており、貴重な植物であることがわかります。 ウラシマソウの実、ウラシマソウは、秋ごろに真っ赤な実をつけます。 トウモロコシの縮小版のような見た目で、とても美しいですが、実は、ウラシマソウの実には毒が含まれているのです。 毒の正体はサポニン、ウラシマソウの実をはじめ、球茎や新芽など、すべての部位に「サポニン」と呼ばれる毒が含まれています。 ウラシマソウが属するテンナンショウ属に植物には、このサポニンという毒が含まれていて、食べてしまうと、激しい嘔吐や腹痛に襲われてしまいます。 *サポニンの毒性には、界面活性作用があるため、血液に入ると赤血球を破壊することもあります。 サポニンは、ウラシマソウのほか、オリーブやブドウ、ツバキ、キキョウ、朝鮮人参などにも含まれています。 また、サポニンは、毒性がある一方で、漢方薬などにも利用されることがあります。 ただ、素人がむやみに手を出すと取り返しのつかないことになりかねません。 ウラシマソウに触れてしまったら、しっかりと手を洗い、異常を感じたら、医師に相談するようにしましょう。 *ウラシマソウ(浦島草)が育ちやすい環境 ウラシマソウは、本州、四国を中心に自生している山野草ですが、北海道や九州の一部でも自生が確認されています。 耐陰性が強く、湿った場所を好むため、林の中などで自生していますが、日照不足になると、雄性個体ばかりになるなどし、子孫を残せなくなってしまいがちです。 そのため、ある程度明るい場所では、雌雄のバランスも良くなり、繁殖していることが多く、群生をみかけることもできます。 *ウラシマソウ(浦島草)の開花期 ウラシマソウは、4~5月の間に花が咲きます。 鉢植えの場合、開花前は、明るめの日陰に、開花後は風通しの良い半日陰に移動させ、土を乾燥気味に保つと、より長く花を楽しむことができますよ。 *よく観ると、仏炎包の中から奇態な蔓状のものがニュルニュルと伸びているのが確認できる。 どうやら肉穂花序というものがあって、その先端の付属体は釣り糸状に長く伸長し、これが和名の起源(浦島太郎が持っている釣り竿の釣り糸に見立てた)とされているようだ。 肉穂花序を形成する多数の花には花弁がなく、雄花は雄蘂のみ、雌花は雌蕊のみで形成されているのだそうだ。   ただ、形状や色はわかっても何のためにあのように伸びていくのか、その目的というか意図するところはわからない。 同じサトイモ科の野草に、蝮草:マムシグサという似た植物があるが、そちらの方はニュルニュルと伸びるパーツは持ち合わせていない。 日が経つと仏炎包が枯れ、中からつぶつぶの実をびっしり付けた玉蜀黍状のものが現れる。 初めは緑色をしているが、やがて真っ赤に熟れる。 しかし、この実には毒があるようで、鳥も小動物も近寄らない。 要するに食えない奴なのだが、我が家の裏山には沢山群生している。 子供の頃に「蝮:マムシに噛まれるから触るなョ‼︎」と言われていたのは、マムシに噛まれるからではなく、毒があるからだろうと思うようになったのは、高校生になってからであった。 見映えからして、コブラが立ち上がって威嚇しているような容姿は、今でも怖さを覚えて近づきたくないデス⁉︎ 浦島草の方も、やがて蝮草と同様に赤い実を付けるのだが、それならば何故こちらだけ釣り糸を伸ばし垂れるのか。 命名のいきさつはよくよく納得がいったが、依然として謎の多い植物であることに変わりはない⁈   by Kazyan’s Green Box Artistic flowers:Arisaema urashima;浦島草 2020/4/15//past pm 09:00' shooting 2020/4/15//past pm 11:15' upload
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