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ヒーちゃん
こんばんは! 柳美里さんの「命」より後半です。 書き出し 薄明かりのなかで目を醒ました。 いつものように悪夢にうなさられたわけでも、眠りが浅かったせいでも、なにかの物音や尿意によって起こされたのでもなさそうだ。 わたしの内部の微かな気配、なにかが起こっていることを無意識のうちに察知して目醒めたのではないか、そんな気がした。 (最後の文章) 東もわたしも余命という言葉が嫌いだった。余命などというものは存在しない。命ある限り、命が尽きるその瞬間まで生きるだけだ。 一月末の明るく寒い日、東と丈陽(たけはる)の命のあいだで、そのどちらともに引っ張られ、千切れそうになりながらーー、わたしは生きていた。 (あとがき) 東由多加は四月二十日午後十時五十一分に永眠した。 実は、死の数日前に本書の〈あとがき〉を書きはじめていた。 わたしはこの〈物語〉を書くことで、生きていく決意を固めたかった。昨年半ばに妊娠と癌がほぼ同時に発覚してからというもの、わたしは生きること自体を迷いつづけた。 「生きるために治療をしているのだから、生きていく話をしようよ」 東がその話をきり出すたびに、わたしは泣いた。泣きじゃくったといっても大袈裟ではない。 もうすぐ四十九日が訪れるが、どんな事があっても丈陽とふたりで生き抜く、と決意を表明することはまだできない。その決意ができるまで、わたしはこの〈物語〉を手放せない。そしてなによりも、東と話をすることができるのは、〈物語〉のなかだけなのだ。 自分はこの作品がノンフィクション私小説だと知っているので途中途中で泣きながら読み続ける事ができなくなり、また心を落ち着けては読み続けていました。 一冊の本を読むのにこんなに時間がかかったのは久しぶりです。 でも柳美里さんの他の作品も読みたくなりました。 現在柳美里さんは福島県南相馬市にお住まいです。 柳美里さんのツイッターより 本屋フルハウス、クラウドファンディングを始めました。連休明けに施工開始です。今秋には、住民や観光客が集える本屋、小高駅の第2の待合室としての交流スペースをオープンします。 11日放映された ‪#柳美里‬ 出演のNHK教育SWITCHインタビュー達人達「柳美里×栗林慧」ですが、18日(土)0時に再放送の予定です。 見逃した方ははぜひご覧ください! ではまた!
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ヒーちゃん
おはようごさいます。 先日 5月13日に投稿させていただ中で小説家の柳美里さんと昆虫写真家の栗林慧さんのお話で栗林さんは書かせていただきました。 今度は柳美里(ユウミリ)さんのお話をしたいと思います。 1968年在日韓国人の横浜に生まれ。横浜共立学園を高校1年の時に退学、その後、劇団〈東京キッドブラザース〉で女優として活動する。 幼い頃からのいじめ、家庭内暴力、両親の離婚による家族の崩壊、そして自殺未遂。激烈な幼少期、思春期を送った彼女の作品の多くは「家族」・「死」をテーマにしたものです。  しかし、『家族シネマ』で第116回芥川賞を受賞されるなど、その才能は高く評価されています。 作品「命」の冒頭に ー故・東由多加に捧げるーとあります。 東さんは、柳さんが所属されていた劇団、「東京キッドブラザース」の主宰者であると同時に、交際相手でもあり、当時16歳だった柳さんは、入団後まもなく、 39歳で妻と別居していた東さんと同棲を開始。長い交際期間を経て彼の赤ちゃんを産みます。その事をありのまま同時進行で書いた作品がこの「命」です。 東 由多加(ひがし ゆたか)1945年5月12日 - 2000年4月20日)は、日本の劇作家、演出家。東京キッドブラザース主宰。台湾生まれ。早稲田大学教育学部中退。 この作品の写真装丁は自分の好きな篠山紀信さん。 水滴と花はおそまつヒーちゃんが撮りました。 後半は今日の夜投稿します。 ではまた!
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ヒーちゃん
おはようございます! 今日は「旅の日」 1689年(元禄2年)5月16日(旧暦3月27日)、俳人・松尾芭蕉が江戸を立ち、『おくのほそ道』の旅へ旅立った。全行程約600里(約2,400km)に及ぶ徒歩の旅でした。芭蕉は体が弱かったため困難もありましたが、2年後の1691年(元禄4年)に江戸に帰りました。 松尾 芭蕉(まつお ばしょう、寛永21年(1644年) - 元禄7年10月12日(1694年11月28日)[1])は、江戸時代前期の俳諧師。三重県上野市(現在の伊賀市)出身。俳号芭蕉。 古池や 蛙(かわず)飛び込む 水の音 夏草や 兵どもが 夢の跡 五月雨をあつめて早し最上川 荒海や 佐渡に横たふ 天の河 旅に病(やん)で 夢は枯野を かけ廻(めぐ)る この句を詠んで4日後、芭蕉は50歳でこの世を去りました。 旅の効用 1、ストレス解消 2、心臓に良い 3、想像力が高まる 4、広い心を持てる 5、人との絆を深く感じられる 写真は町田市忠生公園で撮影しました。 学名 アグロステンマ 和名 ムギセンノウ 別名 ムギナデシコ 開花時期 5月〜6月 花言葉 育ちの良さ、気持ちがなびく、自然を好む、小国の王 日本で発見されたのは明治時代の北海道。 芭蕉はこの花を見ずにお亡くなりにました。 なぜか心魅かれるこの花に自分は出会えて幸せです。 みなさん今日はどこに出かけようか決めてストレス解消しましょう! 自分は東京と神奈川県の「散歩の達人」を目指しております。 ではまた!
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