モランのことを語りだすとキリがない ムーミン谷の皆から嫌われ恐れられている存在、女の魔物だ モランが歩けば道は凍りつき、モランが近づけばカンテラの炎も消えてしまう 氷の魔物 その風貌も決して可愛いらしいものでなく、彼女が佇んだ場所には草木は二度と生えることはない これでは嫌われる‥そういった要素をたくさん持ったモラン でも本当のモランは人恋しい寂しがり屋 灯りが見えると、温もりを求めてしまう ムーミンが少し優しくすると、いつまでもついてくる 優しくされた事などないのだ ムーミンは心の奥ではモランを好きではないのだが、好奇心と可哀想という気持ち、理解しようという気持ちを持っている ムーミンがモランと心を通わせるような場面はあるのだが、ムーミンが心からモランを好いているのではないように感じた 無理もない事のように思えた だって　近づけば自分まで凍ってしまいそうになるのだから それにムーミンは海馬のような美しい生き物が大好きなのだ 心温まる美談だけでは終わらないムーミン童話 〜まだ蕾のネコヤナギ〜 ムーミンの日に参加します♡