このソメイヨシノの冬芽の中には何が秘められているのか･･･。 花なのか葉なのか枝なのか全てが詰まっているのか、寒さの中で固く縮こまった冬芽と葉痕は未だ冬の眠りの中でアンニュイな面持ち。

里山の麓、枝一杯の梅の蕾が春に向かって動き出しています。 寒中の澄んだ青空に、咲き始めた白い花びらが美しく映えています。 ぬばたまのその夜の梅をた忘れて折らず来にけり思ひしものを 　　　　大伴百代 別名に好文木（こうぶんぼく）、春告草（はるつげぐさ）、木の花（このはな）、初名草（はつなぐさ）、香散見草（かざみぐさ）、風待草（かぜまちぐさ）、匂草（においぐさ）などがある。-wiki

すぐそこまで来ている春を「おーい。ここだよ♪」と呼んでいるような･･･( ^-^)♪ 川辺に大きく枝を張った木の梢が一斉に空に向かって手を振っているようです。 オニグルミと教えていただきました😃🎵 ありがとうございます💞

葉を筒状に丸めて冬の寒さを忍ぶ忍冬ことスイカズラにも、沢山小さな新芽が出て来ました。 春の予感に顔を出して見たものの、寒さに驚いてやはり丸まっています。 新芽や若葉は山菜として食用にされ、花や葉はお茶かわりにも飲まれているようです。 うがい液や浴用や外用薬としても利用され、古来より広く親しまれた民間薬でもあったようです。 生薬名　金銀花 　　　　忍冬

青空の下元気一杯に開花したオオイヌノフグリ。 花粉を沢山付けた葯、左の葯は破れて中から何か出ているように見えます。 早くも虫に噛られて皮が剥けたのでしょうか？

すっかり葉を落とした桜でしょうか、梢の高見に丸いヤドリギの茂みが陽射しを独り占めしていました。 マスカットのような綺麗な実も付いています。 万葉名　ほよ あしひきの山の木末（こぬれ）の寄生（ほよ）取りて插しつらぬくは千年壽（ほ）くとそ 　　　　　　大伴家持 生薬名　ソウキセイ（桑寄生） 血圧を下げ、利尿、鎮痛などの作用があるようです。

立春を待ちきれずに紅梅の蕾が風景を淡い桃色に染め始めていました。 雪の上に照れる月夜に梅の花折りて贈らむ愛しき児もがも 　　　　　大伴家持 春さればまづ咲く宿の梅の花独り見つつや春日暮らさむ 　　　　　山上憶良