ミチノクヤマタバコ(陸奥山煙草) 　＊キク科メタカラコウ属 花期は6〜7 東北地方〜関東地方北部の太平洋側の山地草原.海岸草原などに稀に生える多年草！ 高さは60〜100cm 茎に付く葉は3〜4個が互生！ 根生葉は10〜25cmの長楕円形で先は丸く茎を抱く！⑤ 花は茎先に総状花序に多数！ 黄色い花は舌状花3個と筒状花5個！② 名前の由来！ 「ミチノク」は東北地方の旧名「陸奥（みちのく）」に由来し、「ヤマタバコ」は葉が栽培タバコに似ていることから名づけられました 分布域では絶滅危惧種に指定されています❗️ メタカラコウに似たこの花は5年前は終わっていて見る事が出来なかったのですが、やっと出会えました！ 　　　　　　　　　　7月1日撮影

ノハラナデシコ(野原撫子) ＊ナデシコ科ナデシコ属 花期は5〜7月 ヨーロッパ原産の帰化植物の一年草！ 1967年に長野県で発見され、全国に広がっているようです！ 高さは40〜70cm 葉は線形で対生！ 花は数個ずつ束生し、淡紅色の5花弁で白い斑点ががあるのが特徴！ ④雌雄異熟で雄性先熟❗️ 　雌性期に入って柱頭が2裂け❗️ 　　　　　　　　　　7月11日撮影 福島県 相馬市

カラマツソウ(唐松草) ＊キンポウゲ科カラマツソウ属 花期は6〜9月 北海道〜九州の低山地〜高山帯下部の湿り気のある日当たりの良い場所に生える多年草！ 高さは20〜120cm 葉は互生し2-4回3出複葉！ 小葉は３つに裂ける！ 花は白.淡紅色を帯び房状に多数！ 花弁は無く4〜5枚の萼は早期に落下し、白い部分は多数の雄しべ！ ①②種差海岸(7/2) ③④⑤八幡平(6/30) ③萼がまだ残っています。 山で見る事が多いカラマツソウですが、垂直分布もあり種差海岸にも たくさん咲いていました♪ 　　　　　

フナバラソウ(船腹草) ＊キョウチクトウ科カモメヅル属 花期は5〜6月 北海道〜九州の山地や海岸の草地に稀に見られる多年草！ 高さは40〜80cm！ 枝分かれせずに直立！ 葉は対生し広卵形〜楕円形！ 葉や茎にはビロード状の軟毛が密生！ 花は茎の上部の葉腋に黒褐色〜暗赤紫色で数個ずつ束状に付ける！ 花弁は肉厚で5深裂！ 裂片は次第にやや反り返る！ ⑤若い果実！ 熟すとガガイモの果実に良く似た袋果が割れて種髪の付いた種が風に乗って散布さる！ 名前は割れた実が船の腹に似ている事に由来！ ただ結実率が悪くそのまま落下してしまう事も多く、中々増えないようで各地で個体数が減少❗️ 環境省 絶滅危惧種Ⅱ類(UV) 　　　　　　　　　　7月2日撮影

アサツキ(浅葱) 　＊ヒガンバナ科ネギ属 花期は5〜7月 北海道〜九州の海岸.野山の草原.畦.道端に生える球根性の多年草！ 高さは30〜60cm 早春に細いネギのような葉を出して根元に近い基部で枝分かれする！ 花は花茎を伸ばした先に淡紅紫色の半球状に集まって咲かせる！ ちょうど最盛期の花の状態でした。 畑で栽培も行われていて、千葉.山形.埼玉県などで多いようです♪ 　　　　　　　　　　　7月1日撮影

7/6 1️⃣2️⃣ 日生の頭島大橋からの黄昏れ時の空がとても綺麗じゃったよ〜😎 3️⃣4️⃣ 赤穂御崎からの夕焼けが 綺麗じゃったよ〜😎

シオクグ(潮莎草) ＊カヤツリグサ科スゲ属 花期は4〜 果期は5〜 高さは30〜60cm 花茎は10〜30cm 全国の海岸や河口の塩湿地に生える多年草！ 葉は細長く茎より長い！ 花茎の上部に雄花小穂.雌花小穂を別に付ける！ ①③上に雄花小穂が残っています！ 　(茶色の部分) ②③④雌花小穂！ ⑤地下茎で群生しています！ ・果実は水に浮きやすく、海流散布されます！　 少し前から見ていてコウボウシバと似ていますが、高さがあり塩湿地に生える事からシオクグと分かりました❗️ 　　　　　　　　　　6月25日撮影 宮城県 東松島市

ヒョウタンボク(瓢箪木)果実 別名 キンギンボク(金銀木) ＊スイカズラ科スイカズラ属 花期は4〜5月 果期は6月〜 北海道〜本州.四国の海岸.里.山地に生える落葉低木！ 葉は対生し卵形〜長楕円形.全縁で両面に毛が見られる！ 花は葉腋から2個づつ付き白から黄色に変化！ 果実は2個くっついて並び瓢箪のように見える (ここから名前が付けられた！) 良く似たつる性のスイカズラの花が咲く頃には赤い２つの実が目立ってきます！ (スイカズラは秋に黒い果実になります) 美味しそうに見えますが有毒⚠️ (ドクツブ、ヨメゴロシなどの別名も) 種差海岸にはたくさんありました❗️ 🏷️木曜日は木 　　　　　　　　　　7月2日撮影

【ハマボウ】 昨日の続編ですが、以前まとめにした二見へ行った時に買えなかった「岩戸の塩」が欲しくて足を少し延ばしました🧂 3月には出会えなかった花が咲いていました🌼

ノラニンジン(野良人参) 別名 クイーンズアンレース 　＊セリ科ニンジン属 花期は7〜9月 ヨーロッパ原産の帰化植物で昭和初期に牧野博士によって発見.命名された！ 今では全国に見られ、我が家近くの海沿いには、今年もさっそく咲き出しました！ 高さは15〜200位まで！ 花序の中央部にしばしば暗褐色の花が数個混じる！ この理由はハッキリとはしませんが、受粉の為に虫をお引き寄せるためだとされています！ 言い伝えには 「アン王女がレースを編んでいる時に針が指に刺さり流した血の痕」とも⁉️ 北海道ではブルーリストとなって雑草として扱われ事も多い中、花だけをみるとロマンがありますね❣️ ①中心に赤いものが！ ②中心の花の蕾！ ③中心の花が開花！ ④全体の姿！ ⑤花後の果実が成長中！ 　鳥の巣の様になりつつあります！ 　　　　　　　　　　7月10日撮影

エゾフウロ(蝦夷風露) ＊フウロソウ科フウロソウ属 花期は7〜8月 北海道〜東北地方の山地や海岸の草原に生える雄性先熟の多年草！ ハクサンフウロの基本種！ 草丈は30〜80cm 葉は掌状に深く5裂しさらに2〜3中裂！ 花は茎や枝の先に淡紅紫色〜紅紫色の5花弁で濃い紫色の筋模様が目立つ！ 花弁の基部.花柄.萼に軟毛が多い！ ②雄性期で紫色の葯があります！ 　(雄蕊は10本) ③雌性期に入り柱頭は5裂け！ ⑤すぐ近くは海てす！ ☆種差海岸に咲く花々のみどりのまとめを投稿してあります！ 一緒に楽しんでいただけると嬉しいです♪♪ 　　　　　　　　　　7月1日撮影

ハマナデシコ(浜撫子) 別名 フジナデシコ 　＊ナデシコ科ナデシコ属 花期は6〜10月 本州〜沖縄の海岸の岩場や礫地.草地に生える多年草！ 高さは20〜50cm 葉は厚く光沢があり全縁で十字対生！ 茎の先に集散花序を付け5花弁が多数同時に密生して咲く。 花弁5枚は紅紫色で先の波打つ鋸歯が美しい❗️ ・雄性先熟です❗️ ③雄性期.花粉がいっぱい！ ④雌性期.柱頭が2裂け！ ⑤我が家近くの蒲生干潟も開花！(7/10) (岩手県では絶滅したまま) 　　　　　　　　　　7月月11日撮影 福島県相馬市

7/5 鳥取市気高町 龍見台からの夕陽が とても綺麗じゃったよ〜😎

🏷️8日は葉っぱの発表会 レモンエゴマ(檸檬絵胡麻) シソ科シソ属 花期は8〜10月 岩手県以南〜九州の太平洋側の山地や林縁に自生する一年草！ 昨年 秋に花を見ていましたが、この時期はどうかと行ってみると葉っぱは群生でした。 葉をちぎって確認すると香りは爽やかなレモンです！ このエリアは鹿が多い場所ですが、鹿はこのレモンエゴマの香りを嫌って食べ無いそうです。 そのため、こんな群生が見られると感じました！ レモンエゴマの名前は まるで外来種のようなイメージがありますが、1913年に牧野博士が高尾山で発見して命名されたもので在来種の野生種です！ ④は昨年の花！ 　　　　　　　　　　6日20日撮影 宮城県牡鹿半島 7月9日追記！ 金華山にはレモンエゴマが自生しており、鹿や猿の影響を受けながら独自の植生を形成しています。 金華山は多数の野生ニホンジカが生息し、鹿が食べない植物が目立つ特殊な植生となっています。その中でレモンエゴマは**「鹿が食べないため繁茂しやすい」植物**として記載されています。 ・金華山のニホンザルは、レモンエゴマの種子や地上部を採食することが報告されており、動物相と植物相の両面から金華山にレモンエゴマが存在することが裏付けられています。

ドクウツギ(毒空木)果実 別名 ヤジロベエゴロシ ＊ドクウツギ科ドクウツギ属 花期は4〜5月 北海道〜近畿地方以北の山野や河原の日当たりの良い場所に生える落葉低木！ 高さは1〜2mほど！ 葉は10〜15対の小葉がまとまった羽根状！ 果実が色付いてきました。 果実は、肥大した花弁に包まれて５つに分かれて熟すと赤から黒紫色に変わる！ 海岸沿いに多く見かけます❗️ 日本三大有毒植物⚠️ (他にはドクゼリ、トリカブト) ①完熟に近い色に！ ③葉の様子！ ④出来立ての果実！ ⑤冬芽！　　 　　　　　　　　　　6月27日撮影 仙台市若葉区 7月6日追記！ みなさんからのコメントで少し気づいた事があって調べてみました！ 何故か宮城.岩手県.青森の海岸部に多いとは思っていたのです！ この木はパイオニア植物の性質をもっている事が分かりました！ なので、震災の津波後の復興工事後にたくさん現れたものだと思います。 以下ネットからのコピペ！ パイオニア植物とは、崩壊地や荒れ地など、他の植物がまだ定着していない裸地にいち早く侵入し、生育を始める植物のことです。ドクウツギは「崩壊地に侵入するパイオニア植物」と明記されており、実際に山野や河原、日当たりの良い荒地など、環境が厳しい場所に自生する性質が強調されています。 このような生態から、ドクウツギはパイオニア植物の一例といえます。 初めて見たのは5年前の青森県種差海岸で、数日前に訪問した際にもありました！ 宮城では、震災後に海岸に近づく事が出来るようになってからは毎年見ています！

ハマユウが咲いていました。

ホウロクイチゴの実を見つけました。

ナナフシを見つけました。撮影しているとポトリと地面に落ちてしまいました。

ハマゴウの大群落。見事でした。

ハマナタマメが咲いていました。所々に実もありました。

エゾヒナノウスツボ(蝦夷雛の臼壺) 　＊ゴマノハグサ科ゴマハノグサ属 花期は6〜7月 北海道〜岩手県以北.石川県以北の海岸の岩礫地に生育する多年草！ 高さは90〜150cm 葉は対生し広卵形で縁に鋸歯あり！ 茎の先に円錐花序を付け多くの花をまばらにつける！ 一度に咲かずまばらに咲くので華やかさはありませんが、花冠は壺形で雌性先熟のスタイルのようです。 前投稿のハマヒナノウツスボより大分大きめなので、花の構造が良く分かりました①② 　　　　　　　　　　7月1日撮影

ハマヒナノウスツボ(浜雛の臼壺) ＊ゴマノハグサ科ゴマノハグサ属 花期は6〜7月 岩手県中部以南〜宮城県北部の海岸に生育する多年草！ 葉は対生し短い葉柄があり、先が尖って縁は鋸歯となる。 茎の先に円錐花序を付け、まばらに壺形の花を咲かせる！ 花柄は腺毛がまばらに生える！ ・1株の撮影ですが分かりにくいです！ 去年、初めて見つけた地域固有の珍しい花ですが、今年は少し南の海岸で新たに発見しました‼️ 宮城県中部にも分布するようです。 ①④6/19撮影 宮城県石巻市 ②③6/25撮影 宮城県東松島市 以前は エゾヒナノウスツボの変種とされていたが、現在では独立した種として認められている！ 次はそのエゾヒナノウスツボと並べて投稿します！

コマツナギ(駒繋ぎ) 　＊マメ科コマツナギ属 花期は7〜9月 本州から九州の日当たりの良い野原.道端.川の土手などに生える草本状の落葉小低木！ 高さは40〜80cm 葉は互生し小葉は4〜5対！ 茎や葉には まばらに伏毛あり！ 葉腋から淡紅紫色の総状花序を密に付け、蝶形花の花は下から咲き上がる！ 名は ・馬をつなぐ説！ ・馬の好物説！ どうやら、馬の好物説が有力だそうです⁈ まだ梅雨明けもしないこの暑さの中で 秋の風情が始まりました！ 🏷️木曜日は木 　　　　　　　　　6月27日撮影 仙台市 若林区

ナツハゼ(夏櫨) 果実 ＊ツツジ科スノキ属 花期は5〜6月 果期は8〜10月 北海道〜九州の低地や山地の尾根 林縁に生える落葉低木！ いつもの海辺にあるナツハゼに果実が色付いてきました。 1つ摘んで試食しましたが、相当なスッパさです！秋にもなれば、ポリフェノールたっぷりの日本のブルーベリーが仕上がりそうです♪ ④は別の場所で撮影した花❗️ 🏷️木曜日は木 　　　　　　　　　　6月25日撮影 宮城県 東松島市