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シレネ サクラコマチ。の一覧

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ゆうこ
*・゜💫.サクラコマチ*:.♪🍃.。. 作文つづき 「それと、子どものころよくもどしよった咲紀がもどさんようになって、栄養を取れるようになったこともうれしかった。」 「知らんかったことばっかりや。」 「あ、もう1つあった。咲紀は言葉はないけど、カードを使ったコミュニケーションがとれるようになったのが4歳から。それと真似るのが上手になって、コーヒー飲みたいとかのジェスチャーができるようになったのもうれしかったな。」 「そうやね。咲紀ちゃん、テレビのダンスとか上手にやりゆうきね。やっぱり咲紀ちゃんはすごいね。」  私はひと息ついて話を続けた。 「咲紀ちゃんのことで悲しかったこととかあった。」 私はゆっくりゆっくり聞いた。お母さんはすごく考えてから言った。 「悲しみよりも不安の方が大きかったね。もし咲紀が1人になったらどうなるのかなって思ったらやっぱり不安がある。」  あいづちを打ちながら、私の心は苦しくなった。  私は時々、もし咲紀ちゃんに障害がなかったら、遊んだりけんかをしたりしたのかなと考える時がある。でも、お姉ちゃんはどんな時でも私の1番の味方だ。 お互いを尊重し合いかけがえのない姉妹でいたいと私は思う。お母さんもお父さんももちろん私も、咲紀ちゃんのために1日1日をできるかぎり最大限のことをしながら楽しく暮らしている。咲紀ちゃんが感情的になる時もあるけれど、もう知っているから、「うるさい」などということは決してない。お姉ちゃんは私たちの大切な家族だ。これまでもこれからも大好きなお姉ちゃんだ。 「咲紀ちゃん、コーヒーいる。」 咲紀ちゃんからコーヒー飲みたいのジェスチャーが返ってくる。 「分かった。今すぐ入れちゃおきね。」 いつもと変わらないこんなやりとり、(この時間を大切にしよう)私はそう思いながらコーヒーをコップに注ぐ。        【私のお姉ちゃん』おわり 高知新聞🗞【こども小砂丘賞最優秀作品】 ⭐️サクラコマチの花言葉『青春の愛』 🍃高知県の小中学生の優れた作文を表彰する2021年度の入賞者の発表がありました。最優秀9点から私が心に沁みたこの作品を2回に分けて投稿しました。 💫小砂丘忠義(ささおかただよし) 長岡郡大豊町出身。生活綴り方(つづりかた)教育の生みの親と知られています。毎日の出来事や感じたことをありのまま書く作文は自立への助けになると考え、この教育を広めるために力を尽くしました。 💫 作文は永遠のいのちであり、    ものの見方、感じ方、考え方を深め    新しい自分を    つくり出していくものである。       小砂丘忠義(1897〜1937年)
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