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The Sense of Wonderの一覧

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pen²草
先週まで梅雨だったことを忘れぬうちに グッバイ、rainy season ! 上半身が隠れるくらいの、高くもなく低くもない木の下にもぐりこむのが好きだ。張り出した枝をくぐり内側に身を滑り込ませると、突然「世界」は美しく見える。雨の日は特に。 どしゃ降りの雨の日に冒険心から森を歩いたことがある。 いつもの散歩道は小川と化して、澄んだ水が勢いよく流れていたのには驚いた。生き生きと躍動する森の姿は生命力にあふれ美しかった。あの日、自分の中に湧いてきたぞくぞくするような感動は忘れがたい。 🖋『センス・オブ・ワンダー』(The Sense of Wonder) 海洋生物学者で作家でもあったレイチェル・カーソンの最後の作品📖〜 ある嵐の夜、著者が幼い姪の息子と海岸へおりていくところからはじまる。 ✒︎センス・オブ・ワンダー = 神秘さや不思議さに目を見はる感性 残念なことに私たちの多くは、子供の頃に持っていたこの感性を大人になるまえに失ってしまうらしい。 ✒︎本文より抜粋 ー 人間を超えた存在を認識し、おそれ、驚嘆する感性をはぐくみ強めていくことには、どのような意義があるのでしょうか。……わたしはそのなかに、永続的で意義深いなにかがあると信じています。地球の美しさと神秘を感じとれる人は、科学者であろうとなかろうと、人生に飽きて疲れたり、孤独にさいなまれることはけっしてないでしょう。たとえ生活のなかで苦しみや心配ごとにであったとしても、かならずや、内面的な満足感と、生きていることへの新たなよろこびへ通じる小道を見つけだすことができると信じます。ー 「歴史を変えることができた数少ない本の一冊」と後に称されることになる『沈黙の春』を書き終えたあと、この本に取りかかったレイチェル・カーソンだったが、本を完成させる前に病で亡くなってしまう(その一年後友人たちの手により『センス・オブ・ワンダー』は出版される) 。 彼女は、地球の素晴らしさは生命の輝きにあるといつも信じていた。その想いは半世紀以上の時を経てもなお、いや今だからなおさら力強く伝わってくる。 *梅雨明け前、雨の森のスナップショット。この木に咲いていた花の記憶はないが、グリーンの実がついていた。しばらくして枝の外側、表に出ると、今度は四つ葉のクローバーがお出迎えしてくれた。 こんにちは、お日さま。暑い夏がはじまった。
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