【ciitaの樹木一年シリーズ】5️⃣0️⃣ 🌿テイカカズラ🌿定家葛 キョウチクトウ科テイカカズラ属の常緑つる性木本 テイカカズラは山や雑木林でよく見かけますが、今、生け垣でもいい香りの花を咲かせています🤍💚🤍💚 テイカカズラは、茎から気根を出し、樹幹や岩壁をよじ登ります。 ①花 　＊花冠は直径2〜3センチの高杯形 　＊筒部は長さ7〜8ミリで上部は5裂する 　＊花は芳香があり、白色から淡黄色に変化する 　＊花冠の裂片はねじれる 　2025.5.25撮影 ②果実（袋果） 　＊長さ15〜25センチの円柱形 　＊熟すと赤〜褐色になる これは雑木林で見つけたテイカカズラの果実です。 　2024.11.12撮影 ③裂開した果実（袋果） 　②で見つけた果実が裂開するのを楽しみにしていたのに誰かに先を越され、なくなっていました😭 　これは生け垣の果実が裂開したものです。 　2024.12.2撮影 ④種子 　＊種子は長さ1.3センチほどの線形で、先端に約2.5センチの冠毛がある 　これは雑木林のテイカカズラの果実が裂開し、風に乗って飛んできた種子です。 　よく地面に落ちています♪ 　2024.12.9撮影 ⑤芽吹き 　高尾山で芽吹いたばかりのテイカカズラの新葉を見かけました🌱👀 　新葉、今の葉、赤くて古い葉の3色できれいでした。 　＊樹冠の葉は林床の葉より大きくて（3〜7センチ）全縁 　＊林床の葉は小さくて（1〜2センチ）波状の浅い鋸歯があり、脈沿いに斑が入る 　2022.5.19撮影

【ciitaの樹木一年シリーズ】4️⃣9️⃣ 今日のお花🌿センダン🌿栴檀 センダン科センダン属の落葉高木 別名オウチ 40年ほど前に引っ越して来た時、家の周りにセンダンの果実がたくさん落ちていました🟤🟤🟤 「何の木の実？」と思っていたらヒヨドリの落とし物でした😆 けっこう発芽率いいんですよね😅💦 町のあちこちに幼木が生えている訳ですね〜🤣 ①花 　＊花弁5個 　＊おしべは10個 　＊花糸が合着して紫色のおしべ筒をつくり、その先端の内側に黄色い🟡葯がつく 　＊めしべ1個はおしべ筒より短く柱頭はまるい 　2024.5.12撮影 ②若い果実 　＊まるくて緑色🟢 　＊まだ溝はない 　2024.10.23撮影 ③果実（核果） 　長さ1.5〜２センチの楕円形 　＊10〜12月に黄褐色に熟す🌕 　＊核は縦に深い溝があり、ミカン🍊の袋が集まったように見える 　＊それぞれの袋には細長い種子があり、春の発芽期にはバラバラになって種子を出す 　　果実は落葉した後も長く枝に残りますが、それをヒヨドリたちがパクパク口に放り込むのをよく見かけます 　2023.12.3撮影 ④冬芽 　＊平たい球形 　＊芽鱗は褐色で星状毛が密生する 　葉痕はT字形 　2025.1.30撮影 ⑤芽吹き 　＊葉は2〜3回奇数羽状複葉 　葉柄と葉っぱが黄色くなって落葉する時バラバラになるので、お掃除が大変です😅💦 　2023.3.30撮影 センダンは万葉の昔から親しまれた樹木で、「あふち」「おうち」という古名があるそうです 「栴檀は双葉より芳し」 の栴檀はビャクダン科のビャクダンのこと。 センダンには芳香はありません。

【ciitaの樹木一年シリーズ】4️⃣8️⃣ 今日のお花🌿ヤマブキ🌿山吹 バラ科ヤマブキ属の落葉低木 別名ヤマブリ（山振） 八重のヤマブキもありますが、私は一重が好きなんです💛💚 なぜかというと、ヤマブキの花後や果実のできる様子が見たいからです♪ ヤマブキの新枝は緑色ですが、やがて褐色になって3〜4年で枯れ、また新しいシュートが出てきます🌱 別名のヤマブリは、細くしなやかな枝が風でゆれ動く姿にちなむそうです。 ①花 　＊花の直径は3〜5センチ 　＊おしべは多数 　＊花柱は5〜8個 　＊萼片は果期にも残る 　2025.4.9撮影 ②花後 　花弁が落ちたあとのこの姿が可愛くて好きなんです💓 　果たして何個の果実ができるでしょう♪ 　2024.4.26撮影 ③黄葉と果実（そう果） 　＊そう果は長さ約4ミリの広楕円形で、1〜5個集まってつく 　＊若い種子は緑色 　2024.12.3撮影 ④冬芽 　＊長さ4〜7ミリの長卵形で、先端はとがる 　＊芽鱗は緑色〜赤褐色で、5〜12個 　2025.2.5撮影 ⑤芽吹き 　ヤマブキの芽吹きもバンザイ🙌ポーズです。ダンス💃をしているようで、いつも可愛いと思ってしまいます🎶 　2025.3.22撮影 　

【ciitaの樹木一年シリーズ】4️⃣7️⃣ 🌿メギ🌿目木 別名コトリトマラズ メギ科メギ属の落葉低木 この木の葉や樹皮の煮汁を洗眼に用いたのでメギ（目木）と名付けられたそうです。 また、枝に葉の変形した鋭いトゲが多いので、「コトリトマラズ」とも。 美味しそうな赤い果実❤️を目当てに小鳥さんとまりそうですが… ①花 　＊花は直径約6ミリ 　＊花は3数性で、花弁、萼片、おしべはそれぞれ6個（まれに5個） 　＊花弁の基部の黄色いのは蜜腺 　＊葯には弁があり、上に開いて花粉を出す 　＊おしべは触れると内側に曲がる 　＊花柱は太い 　2024.4.29撮影 ②若い果実（液果） 　＊長さ7〜10ミリの楕円形 　＊10〜11月に赤色に熟す 　＊先端には太い花柱が残る 　＊種子は長さ5〜7ミリの長楕円形で、片側は平ら 　2024.8.25撮影 ③果実（液果）❤️ 　3月なのに、秋にできた果実が1個だけ残っていてラッキーでした🙌 　芽吹いたばかりの小さな葉も見えます🌱 　2024.3.10撮影 ④冬芽 　＊トゲのわきに長さ2ミリほどの小さな冬芽がつく 　＊赤褐色の数個の芽鱗に包まれる 　公園の入り口でこの紅葉した葉❤️が目にとまり、近づくとトゲがあるのでメギだと分かりました。 　それがきっかけで観察を始めた次第です。 　この赤い葉❤️がなかったら素通りしていました😅💦 　2023.2.26撮影 ⑤芽吹き 　黄緑色の新葉はいつ見ても気分が上がります🥰 　2024.3.27撮影

【ciitaの樹木一年シリーズ】4️⃣6️⃣ 今日のお花🌿シャクナゲ🌿石楠花 ツツジ科ツツジ属の常緑低木 これは友達のマンションに植栽されているセイヨウシャクナゲです。 毎年うっとりするほどきれいな花を咲かせてくれます💗💚 品種名は分かりません😅 セイヨウシャクナゲは世界各地の原種を元に欧米で品種改良された園芸品種の総称です。 日本🇯🇵の山にもシャクナゲが自生（ホンシャクナゲ・ハクサンシャクナゲ・アズマシャクナゲなど）していますが、平地での栽培は難しいそうです。 ①花 　高さ2.5メートルほど 　2024.4.16撮影 ②若い果実（蒴果） 　2024.8.6撮影 ③果実（蒴果） 　熟して裂開した果実です 　2025.1.20撮影 ④果実殻 　思いっきり爆裂しています💢 　2024.4.16撮影 ⑤冬芽 　大きいのは花芽で、下の丸いのが葉芽です 　2025.1.20撮影

【ciitaの樹木一年シリーズ】4️⃣5️⃣ 今日のお花🌿フジ🌿藤 別名ノダフジ マメ科フジ属のつる性落葉木本 連休中はフジの花が見頃でしたね💜観察したのは小ぶりなフジなので、ひょっとしたら園芸用に品種改良されたものかもしれません。 ①花 　＊大きな旗弁は、花を訪れる昆虫の目印になっている 　＊おしべとめしべは、下の竜骨弁に包まれている 　＊竜骨弁は虫が止まるとその重みで下がり、おしべやめしべが虫の体に触れて送受粉する仕組みになっている 　＊左上の花はめしべが突き出ているので、虫🐝が訪れたようです 　2025.4.17撮影 ②花後 　＊花が終わると、もう小さな豆果ができていました。 　2024.5.1撮影 ③若い果実（豆果） 　＊豆果はビロード状の毛に覆われていて、触ると気持ちいいです 　2024.7.24撮影 ④果実（豆果）と種子 　＊長さ10〜20センチ 　＊熟して乾燥すると２裂してねじれ、種子を飛ばす 　＊種子は直径約1.2センチの扁平な円形 　＊褐色で光沢があり、落ちているのを見つけるとつい拾ってしまいます😊 　2024.2.27撮影 ⑤冬芽と芽吹き 　＊花芽と葉芽は同形 　＊下のは花芽の芽吹き 　2025.3.30撮影 　

【ciitaの樹木一年シリーズ】4️⃣4️⃣ 今日のお花🌿チャノキ🌿茶の木 ツバキ科ツバキ属の常緑樹 鎌倉時代のはじめに栄西が中国からチャノキの種子を持ち帰ってから日本では茶の栽培と喫茶の習慣が広がったそうです。 そのお茶のふるさとは、雲南省シーサンパンナの森だとか。 山に生える木の多くがチャノキなんだそうです。 テレビではチャノキの森🌳に囲まれた村に住むプーラン族の人がチャノキによじ登って茶葉を収穫していました。 日本の茶畑が当たり前と思っていた私は、新鮮な驚きを覚えました😮 ①花 　＊花は直径2〜3センチ ＊花弁は5〜7個 　＊湾曲した花柄の先に下向きにつく 　＊おしべは多数、めしべは1個で、花柱は３裂 　2024.10.15撮影 ②花後 　2024.4.5撮影 ③若い果実（蒴果） 　＊直径1.5〜2センチのほぼ球形 　2024.8.2撮影 ④果実（蒴果） 　＊図鑑には熟すと３裂するとありますが、私が見たものは2裂でした 　2023.10.12撮影 ⑤新葉 　＊展開したての新葉 　2024.4.2撮影

【ciitaの樹木一年シリーズ】4️⃣3️⃣ 🌿ハクウンボク🌿白雲木 別名オオバヂシャ エゴノキ科エゴノキ属の落葉高木 白い花がたくさん群がって咲く様子を白雲☁️に見立てたハクウンボク🤍💚🤍💚🤍💚 昨日出かけた公園でちょうど咲き始めていました🤍💚 エゴノキの花とよく似ていますが、エゴノキより全体的に大型で葉っぱも大きいです🌳 2年枝は表皮が縦にわれて剥がれ、暗紫褐色になるのも特徴です。 ①花 　＊花序の長さ8〜17センチの総状花序 　＊直径2センチほどの白い花が20個ほど下向きに咲く 　＊おしべ10個 　＊めしべ1個 　2024.4.29撮影 ②若い果実（蒴果） 　＊直径1.5センチほどの卵球形 　＊先はややとがり、表面には星状毛が密生 　2024.6.17撮影 ③果実（蒴果） 　＊熟すと果皮が乾燥して縦に裂け、褐色の種子が1個顔を出す 　＊種子の入った果実が落ちると、杯状の萼が残る 　2024.9.24撮影 ④冬芽 　＊葉柄の基部に包まれ、落葉するまで見えない 　＊裸芽で、黄褐色の毛に覆われている 　＊基部には副芽（予備の芽）がついている 　＊葉痕は冬芽をとり囲む 　2024.3.3撮影 ⑤芽吹き 　＊展開したばかりの葉とつぼみ 　2022.4.7撮影

【ciitaの樹木一年シリーズ】4️⃣1️⃣ 今日のお花🌿ハナズオウ🌿花蘇芳 マメ科ハナズオウ属の落葉低木 中国🇨🇳原産 花は蝶形花に似ていますが、ハナズオウは旗弁がもっとも小さく、翼弁の内側に位置する点が異なります。 （蝶形花の旗弁は、翼弁の外側につきます） ①花 　＊葉の展開前に前年枝や古い枝に紅紫色の花が束生します。 　＊花の長さは約１センチ 　＊おしべ10個 　2024.4.6撮影 ②花後（若い豆果） 　花が咲き終わる頃にはもう若い豆果ができていました。 　おしべがまだ残っています。 　2024.4.26撮影 ③果実（豆果） 　＊豆果は扁平 　＊長さ5〜7センチ 　＊中には直径約4ミリの円形の種子が5〜8個入っています。 　2024.6.1撮影 ④冬芽（花芽） 　＊多数のつぼみが頭状に集まっていて、それぞれのつぼみから一つずつ花が咲きます。 　2025.1.11撮影 ⑤つぼみ 　2023.3.19撮影

【ciitaの樹木一年シリーズ】4️⃣0️⃣ 🌿ウワミズザクラ🌿上溝桜 バラ科ザクラ属の落葉高木 昨日散歩の途中雑木林を眺めたら、このブラシのようなウワミズザクラの花が咲いていて、遠くからでも気づくほど目立っていました♪ ウワミズザクラ亜属のサクラは、花が長い総状の花序に密集してつくのが特徴です。 ウワミズザクラの他に、エゾノウワミズザクラ、シウリザクラ、イヌザクラがあります。 ①花 　＊葉の展開後に開花 　＊総状花序の長さは8〜15センチ 　＊花序の下に葉が3〜5個つく 　＊花は直径約6ミリ 　＊花弁5個 　＊おしべ約30個で花弁より長く突き出る 　2022.4.17撮影 ②花後 　花弁が落ちたら、もうこんなに子房がふくらんでいました 　2022.4.24撮影 ③果実（核果） 　＊直径約8ミリの卵形 　色づいた果実を撮るのは鳥との競争です。これを撮るのに何度も足を運んで2年かかりました😅💦🤳 　赤色や黒色に熟すのを待っていたら鳥が食べてしまうので、この色でよしとしました😄 　2024.6.29撮影 ④冬芽 　＊長さ3〜6ミリの卵形 　＊芽鱗5〜8個 　＊葉痕は突き出る 　2024.3.2撮影 ⑤花芽の展開（蕾） 　披針形で赤みを帯びた苞が目立ちますが、開花時には落ちます 　2023.3.28撮影

【ciitaの樹木一年シリーズ】3️⃣9️⃣ 今日のお花🌿モクレン🌿木蓮 モクレン科モクレン属の落葉小高木 中国🇨🇳原産 今日のお花は、昨日のハナカイドウに続いて中国原産のモクレン。 中国には美しい花木がたくさんあるな〜っていつも思います🥰 ①花 　＊葉の展開と同時に直径約10センチの花が咲きます 　＊花被片は3数性 　＊外側の花被片3個は線形で、小さな萼片のように見えるそうです 　＊内側の花被片6個は花弁状であまり開きません 　2024.4.16撮影 ②花後 　＊花被片が落ちたので、おしべとめしべの様子がよく分かります 　＊めしべは花床の上部につき、花柱がひょろひょろ伸び出しています 　2024.3.22撮影 ③果実 　＊果実は袋果が集まった集合果 　＊残念ながら、果実が裂開し白い糸状の珠柄の先にぶら下がる赤い種子は撮れませんでした😅 　2024.10.26撮影 ④冬芽 　＊花芽は大きく、長白軟毛におおわれて暖かそう 　2024.11.26撮影 ⑤芽吹き 　2024.2.27撮影

【ciitaの樹木一年シリーズ】3️⃣8️⃣ 今日のお花🌿ハナカイドウ🌿花海棠 バラ科リンゴ属の落葉小高木 中国🇨🇳原産 子どもの頃からとっても可愛いお花だな〜と思っていたハナカイドウ🌸 でもどんな冬芽か知らず、裸木の時は何の木か全く分かりませんでした😅💦 芽吹いたつぼみを見てハナカイドウだとわかった時の嬉しさは格別でした🥰 ①花 　花弁は5〜10個くらいの半八重 　2024.4.2撮影 ②若い果実（ナシ状果） 　直径5〜9ミリの球形 　2024.6.4撮影 ③果実（ナシ状果） 　10〜11月に黄色または暗紅褐色に熟します。 　この子は特別よく色づきました。 　図鑑には、「めしべが退化している花が多く、めったに結実しない」とあります。 　2024.11.26撮影 ④冬芽 　赤い冬芽です。 　これを見て何の木か知りたくなりました🧐 　2024.2.17撮影 ⑤芽吹き 　花芽と葉芽が一緒に入った混芽でした。 　2024.3.22撮影

【ciitaの樹木一年シリーズ】3️⃣7️⃣ 今日のお花🌿コデマリ🌿小手毬 バラ科シモツケ属の落葉低木 中国🇨🇳中部原産 正直、コデマリが中国🇨🇳原産だとは知りませんでした😅💦 コデマリによく似たシジミバナも中国原産です。 どちらも古い時代に渡来して庭園などに植えられています。 ①花 　おしべは約20個 　真横から見ると、おしべがツンツン飛び出しています 　2024.4.14撮影 ②果実（袋果） 　長さ約2ミリ 　星型の萼の真ん中に5個の袋果がきっちりと放射状に並んでいるのがとても可愛いくて好きです 　2024.7.31撮影 ③果実（袋果） 　6〜8月に熟します 　2024.8.21撮影 ④黄葉と冬芽 　長さ1.5〜2ミリの小さな冬芽 　芽鱗は褐色で、ふちには白色の微毛あり 　2025.1.15撮影 ⑤芽吹き 　古い葉がまだ落ちずに残っていました 　2024.3.10撮影

【ciitaの樹木一年シリーズ】3️⃣6️⃣ 今日のお花🌿ドウダンツツジ2️⃣🌿満天星躑躅・灯台躑躅 ツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木 昨秋【樹木一年シリーズ】🌿ドウダンツツジ1️⃣🌿を投稿した時は果実と紅葉、それに冬芽をまとめました。 今日は、芽吹き、花、新緑、果実と紅葉、それに冬芽をまとめてみます📝 ①芽吹き 　芽吹くタイミングを今か今かと待っていた冬芽が動き出しました。 　一番に顔を出したくてみんなウズウズしています♪ 　花芽と葉芽が一緒に入っている混芽です。 　2023.3.30撮影 ②花と新葉 　あれよあれよと次々に顔を出し、新葉もきれいに出揃いました。 　たいてい花が先に出ますが、葉っぱが先に出てあとから花が出る場合もあります。 見えないけれど、おしべは10個 　2023.4.7撮影 ③花 　花を真上から見るとこんな感じです。 　白い花と萼の緑色の対比がとても清々しいですね💚🤍💚🤍💚🤍 　2024.4.4撮影 ④新緑 　黄緑色の若葉と赤い若枝がとてもきれいでした💚❤️💚❤️💚❤️ 　2023.5.1撮影 ⑤果実（蒴果）と冬芽と紅葉 　真冬の冬芽は茶褐色だけど、初冬の冬芽はこんなに赤くて可愛い子でした❤️❤️❤️❤️❤️ 　2024.12.10撮影 　 ドウダンツツジはいろんなところに植栽されていますが、自生地は最初不明でした。 その分布は、やや限られています。 （

【ciitaの樹木一年シリーズ】3️⃣5️⃣ 🌿カツラ🌿桂 カツラ科カツラ属の落葉高木 カツラ属1属のみ　　雌雄別株 日本🇯🇵と中国🇨🇳に2種1変種が分布 カツラが好きで写真を撮り始めたけれど、何しろ高木😅💦 めばなとおばなを撮るのに苦労しましたが、昨日やっとおばなが撮れたので一年シリーズにまとめてみます📝 ①おばな 　葉が展開する前に開花します 　花には花弁も萼もなく、数個の苞で包まれています 　葯は紅紫色で長さ約5ミリ 　おばなが咲くと葯の色で木が赤っぽく見えます❤️ 　2025.3.27撮影 ②めばな 　めしべ3〜5個 　紅紫色の柱頭が目立ちますがとても地味😆 　2024.4.8撮影 ③若い果実（袋果） 　長さ1.5センチほどの円柱形で少し湾曲 　2024.4.29撮影 ④果実（袋果） 　黒褐色に熟すと裂開し、翼のついた扁平な種子（5ミリほど）を風に乗せて飛ばすそうです 　ただ観察した限りでは、果実は春まで枝にたくさん残っていて、雌株と雄株の区別がつけやすかったです 　2024.10.12撮影 ⑤黄葉と冬芽 　とてもきれいに黄葉し、冬芽も出来ていました 　黄葉した葉には独特な甘い香りがあり、東北地方では葉から抹香を作っていたそうです 　冬芽は対生 　2個の芽鱗に包まれ上部が少し内側に曲がっています 　2023.11.22撮影 カツラは花粉の化石が白亜紀の地層から発見されたり、果実が更新世の地層から見つかったりするなど、かなり古い時代から生き残ってきた植物と言われています 　 　 　

【ciitaの樹木一年シリーズ】3️⃣4️⃣ 今日のお花🌿ボケ🌿木瓜 バラ科ボケ属の落葉低木 別名カラボケ これは平安時代に渡来したといわれる、中国🇨🇳原産のボケです❤️ たくさんの園芸品種があります。 日本にはクサボケが自生していますが、まだ取材不足です💦 ①花　 　両性花とおばなが混ざっているそうですが、全く気がつきませんでした😅　 　両性花は子房が大きく、おばなにはめしべがないそうです 　今度確かめようと思います🧐 　2025.3.7撮影 ②花（八重） 　八重咲きの白花も咲いていました 　2024.4.10撮影 ③若い果実（ナシ状果） 　2024.4.26撮影 ④果実（ナシ状果） 　6センチほどの大きさでした 　果肉はかたいので果実酒などにするそうです 　2024.10.14撮影 ⑤冬芽 　2024.1.30撮影

【ciitaの樹木一年シリーズ】3️⃣3️⃣ 今日のお花🌿コブシ🌿辛夷 モクレン科モクレン属の落葉高木 一昨日行った公園でコブシの花が満開でした🥰 それで昨夜真夜中🕛にこの花を投稿予定だったのに不具合があってクラッシュ続き😱 やっとアップデートして投稿可能になったので大急ぎでアップします😅💦 ①花 　外側の花被片3個は小さく、内側の6個は大きくて花弁状 　2025.3.18撮影 ②色づいた果実 　袋果が集まった集合果 　熟すと裂開し、糸状の珠柄に赤い種子がぶら下がる 　2023.9.9撮影 ③種子 　ぶら下がった種子には出会えなかったけれど、山道にこの赤い種子が果実ごと落ちていました🔴🔴🔴 　2024.9.21撮影 ④冬芽（花芽） 　芽鱗は2個の托葉と葉柄が合着したキャップ状 　花芽は白っぽくて長い軟毛に覆われる 　脱げそうになっているのは芽鱗かなあ🤔 　2021.3.10撮影 ⑤芽吹き（開花） 　いい香りがする 　開花と同時に小形の葉が1枚顔を出す 　（よく似ているタムシバは葉はつかない） 　2024.3.21撮影 あと4分で明日になっちゃう😅💦 あーなんとか「今日のお花」に間に合いました😮‍💨

【ciitaの樹木一年シリーズ】3️⃣2️⃣ 🌿トサミズキ🌿土佐水木 マンサク科トサミズキ属の落葉低木 トサミズキの冬芽が可愛い色になってきたな〜と思っていたら、あちこちで黄色い花が咲き始めました💛 高知県特産の樹木で、蛇紋岩地や石灰岩地に自生しています。 それでトサミズキ♪ ①花 　葉が出る前に花が咲きます💛 　花柱2個がはみ出しています 　葯の色は暗赤色 　（ヒュウガミズキは黄色） 　ヒュウガミズキに似ていますが、花の数、花の大きさ、樹高どれも大きいので見分けられます。 　2023.3.9撮影 ②新葉と花後 　2024.4.14撮影 ③若い果実 　2個の花柱が角状に残っています 　2023.6.20撮影 ④果実（蒴果） 　直径8〜10ミリの球形 　熟すと2裂し、黒色の種子を2個出します 　種子は長さ3〜5ミリで光沢あり ⑤冬芽と芽吹き 　このピンクと黄色のコントラストがとてもかわいくて大好き🩷💛 　2024.3.13撮影 　

今日のお花🌿ユキヤナギ🌿雪柳 バラ科シモツケ属の落葉低木 昨日散歩で見かけたユキヤナギ。 今年は花が少し遅く、やっときれいに咲きました🤍💚🤍💚🤍💚 2025.3.13撮影 2枚目は昨年撮った若い果実（袋果）です。 花も好きだけど私はユキヤナギの果実も好きなので、ついつい撮ってしまいます😊🤳 2024.4.4撮影

【CIITAの樹木一年シリーズ】3️⃣1️⃣ 今日のお花🌿レモン🍋🌿檸檬 ミカン科ミカン属の常緑低木 インド🇮🇳原産 私の町にはレモンの木がよく植えてあり、晩秋になると道端で売られています。 昨秋はそれを買ってハチミツレモン🍋🍯を作りました♪ 無農薬の国産レモンは貴重です。 ①つぼみ 　レモンのつぼみは紫色なので他のミカンの仲間と見間違えることはありません 　2024.4.24撮影 ②花 　花弁の外側は紫だけど内側は白なので開くと白い花 　直径3〜4センチ 　2024.4.25撮影 ③花後 　2024.5.14撮影 ④若い果実🍏 　2024.7.7撮影 ⑤果実🍋 　黄色く熟したレモン🍋です 　2024.11.30撮影 　 　

さて、何でしょうか 私は人生で２度目の出逢いでした！ 絶対にみんなが見た事のある木です。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ はい、キョウチクトウの果実です。 身の回りにたくさん在るのに実を付けるまでには剪定され実を付けるのを見る事はなかなか困難。 初めて見たのは小石川植物園でした。ずーっとどんな果実になるか見たくて探していましたがそれは突然、目の前にありました。あの時は本当に嬉しかった〜 そして昨日、少し離れたスーパーに行った帰り道、久しぶりに歩く道は注意が必要と👀を凝らしていたら発見しました! あっち向いてるのが凄く残念だけど贅沢は言うまい🤓😁🥳🎉 木の全てに青酸カリよりも強い毒性を持つから剪定され実を作らないように意図的なのかは解らないけれど、Wikipediaによれば挿し木で繁殖したクローンばかりのせいか、適切な花粉媒介者がいないせいではないか、と書かれています。 そう言えば蜂や蝶が吸蜜する姿は見た事が無い。 キョウチクトウを見たら探してみて下さい👀🫶もしかしたら案外近くで見られるかもしれません。

今日のお花🌿オリーブ🌿 モクセイ科オリーブ属の常緑高木 イタリア🇮🇹シチリア島の「シプレシーノ」という名前のオリーブです🫒 ホームセンターで見かけました👀 美味しそうですね〜😋 古代から重要な油糧作物だったオリーブ🫒 新石器時代から利用され、紀元前3000年以上前から栽培されてきたそうです。 地中海沿岸原産 2024.12.4撮影

【CIITAの樹木一年シリーズ】3️⃣0️⃣ 今日のお花🌿アセビ🌿馬酔木 ツツジ科アセビ属の常緑低木 馬🐴も鹿🦌もアセビが有毒植物なのを知っていて葉っぱを食べません。 ちなみに奈良公園にアセビが多いのは、シカが食べないからなんだそうです。 ①花と新葉 　おしべは10個 　展開したばかりの新葉は赤くてきれいです❤️ 　2024.4.16撮影 ②花後 　きれいな花後のアセビを見つけました💕 　2024.4.10撮影 ③若い果実（蒴果） 　今まで見た中で一番きれいな若い果実です💚 　先端に長い花柱が残ります 　2023.4.22撮影 ④冬芽（花芽） 　翌年咲く花の芽がもう出来ています 　2024.9.17撮影 ⑤果実（蒴果） 　褐色に熟し、5裂します 　種子は長さ2〜2.5ミリ 　2025.2.9撮影 　 　 　

今日のお花🌿サンシュユ🌿山茱萸 別名ハルコガネバナ（春黄金花） ミズキ科ミズキ属の落葉小高木 今回は後ろから撮ってみました😄 花芽を包んでいた4個の総苞片がパカッと開いているのがなんだか面白いです🎶 2024.3.3撮影 2枚目は赤く熟した果実🔴 美味しそうですね〜 果実酒にしたり、果肉を乾燥させたものを薬用にしたりするそうです。 花芽も出来ています。 2023.11.8撮影