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アガバンサス(ムラサキクンシラン<紫君子蘭>)の一覧

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カタバミ
6月、陰暦では水無月とはいえ、梅雨の時季。私の散歩道の道際等の草花達は、益々緑を濃くして、その彩を映えるものにしているようだ--- 5月からの、草花達の生き生きとした姿、姿---その30。 近くのオープンガーデンに観る、3つの草花。 ---梅雨時季の自宅近くのオープンガーデン。近いが故に足が遠のくだろうか、久しぶりに足が向く。 そこに観たもの、繁茂する色とりどりの様々な草花が、雨滴を少し光らせるながらジッとしていた。こちらがそっとそれらに近づいて観た。 そこには、白と2つの青紫の、3つの草花が、相まじわる様にして、この時季をエンジョイしているかのようであった。 アガバンサス(ムラサキクンシラン<紫君子蘭>)、 ガウラ(ハクチョウソウ<白鳥草)、 フラックス(アマ<亜麻>/ベレニアル・フラックス)。 ・アガパンサス<別名 ムラサキクンシラン<紫君子蘭>>(ヒガンバナ科 ムラサキクンシラン属/アガバンサス属) アガバンサスの仲間は、南アフリカを中心に約10種が分布する多年草。 分布域は南アフリカの他、レソト、スワジランド、モザンビークなどにあり、「ナイル・リリー」または「アフリカン・リリー」と呼ばれている。 美しい花を咲かせることから、世界で広く栽培されており、逸出したものがオーストラリアやイギリス、アメリカなど一部の地域で帰化。 アガパンサスは交配種、園芸品種の生産が盛んな植物で、現在では300種以上の品種があると言われる。 日本で栽培されているものの多くは、ムラサキクンシランの和名を持つアガパンサス・アフリカヌス種であると言われているが、南アフリカの国立生物多様性研究所によると、アフリカヌス種ではなく、プラエコクス種およびプラエコクス種の亜種を元に作出された園芸品種だとされていている。 「ムラサキクンシラン」の和名を持つが、クンシランとの近縁種という訳ではない。 アガパンサスの花期は6月~7月。 花期になると、真っ直ぐに伸ばした花茎の頂部に花序を出し、花径2~5㎝程度の花を多数咲かせる。 花序は10~20㎝程度の半球形になり、一つの花序には20~30個の花が付く。花は花冠が深く6裂した漏斗形で、裂片は軽く反り返す。 花色は青、青紫、白、複色。 やや肉厚で光沢のある葉は線形で、地際から多数出て茂る。 常緑種と落葉種、その中間の種があり、草丈30㎝程度の小型種から1mを超える大型種まで、バラエティーに富んだ品種が流通している。 丈夫な性質で育てやすい植物。 落葉種は耐寒性が高く、常緑種は半耐寒性で、放任でもよく育ち、たくさんの花を咲かせる。 ※アガパンサスは、2009年に公表されたAPG III分類体系でヒガンバナ科に分類されていますが、かつてはアガパンサス科またはユリ科、ネギ科などに分類されていたこともある。 <アガバンサスの主な品種> →アガバンサス・アフリカヌス 南アフリカ西ケープ州の希望岬に分布するアガパンサス。 半耐寒性の常緑種で、草丈50~60㎝程度に成長し、青紫色の花を咲かせる。 日本に限らず世界で最も栽培されているアガパンサスと言われているが、普及しているのは本種ではなく、下記のプラエコクス種。 アフリカヌスには2種の亜種があるが、両種共に栽培は非常に困難とされる。 両種は南アフリカ・希望岬固有の種であり、分布域は酸性の砂質土壌の山岳地帯にあり、暑くて乾燥した夏と湿った冬という特殊な気候を好むからである。 →アガバンサス・プラエコクス                   南アフリカのケープ半島から西ケープ州中部にかけて分布するアガパンサス。半耐寒性の常緑種で、3種の亜種がある。 =アガバンサス・プラエコクス・オリエンタリス           南アフリカの東ケープ州と南クワズール・ナタール州に分布する、プラエコクス種の亜種。 草丈80~100㎝程度に成長し、薄紫(稀に白)の花を咲かせる。 多くの園芸品種の交配親となっている種で、園芸品種では白花の他、紫、薄紫、ブルーなどの花色が揃い、草丈も矮性種から高性種までバラエティーに富む。 =アガバンサス・プラエコクス・クイーンマム プラエコクスの園芸品種で、花の基部が青くなる。 花茎は100㎝程度に伸び、大きな花序に涼し気なグラデーションの花を咲かせる。 出典・参考; ガーデニングの図鑑) ・ガウラ<別名 ヤマモモソウ<山桃草>、ハクチョウソウ<白鳥草>>(アカバナ科 ヨイマチグサ属) 北アメリカに分布する多年草。 以前は同科ヤマモモソウ属(ガウラ属)に分類されていたが、現在はマツヨイグサ属に統合されている。ガウラの名前は旧学名が流通名として定着したもので、和名のヤマモモソウも旧学名に因んでいる。 マツヨイグサ属の植物は、南北アメリカを中心に約145種が分布しているが、一般的に栽培されるのは、北アメリカに分布するエノテラ・リンドハイメリ種。リンドハイメリ種は、アメリカ・テキサス州とルイジアナ州に分布する多年草で、森林の開けた場所や草原、池の縁など、日当たりの良い場所に自生。 日本には明治時代中期に渡来し、観賞用として栽培されていたものが逸出し、一部の地域で野生化しているのが見られる。 ガウラの花期は5月~10月。 花期になると、長く伸ばした茎の上部に花序を出し、花径2~3㎝の花を穂状に咲かせる。花は4枚の花弁を持つが、下の2枚は水平に広がり、長い8本の雄しべが下に垂れ下がる。 この花姿が蝶のように見えることからハクチョウソウの別名を持つ。 細い茎に咲いた花がゆらゆらと風に揺れる姿は、蝶が舞っているようで風情がある。 一つの花は短命ですが、初夏から秋にかけて花は途切れることなく次々と開花する。 花色は白、ピンク、赤、複色。 葉は披針形で縁にわずかに鋸歯がある。 茎は細かく分枝しながら草丈70~150㎝程度に成長する。 近年では草丈40㎝程度に収まる矮性種もコンパクトガウラとして流通。 耐寒性、耐暑性に優れており、放任でもよく花を咲かせる。 こぼれ種でもよく発芽する。 冬は根出葉を残して地上部を枯らし、春に再び成長を始める。 (出典・参考; ガーデニングの図鑑) ・フラックス<アマ<亜麻>、ブルーアース、リナム、ペレニアル・フラックス>、宿根アマ<宿根亜麻>>(アマ科 アマ属) 原産地は中央アジア他。すらりと茎を伸ばして、小さなブルーや白の花をたくさん咲かせる。園芸では一年草のフラックスと多年草のペレニアルフラックスが主に育てられている。 一年草のフラックスは別名のアマ(亜麻)の名のとおり、リネンやハーブとしても用いられる。花はひとつひとつは小さいが、整った姿で花色も美しい。背丈60~120cm、横幅20~80cm 花びらが散りやすく儚げな印象。葉は細長く、茎はまっすぐ上まで伸び頂部で房状に花を咲かせる。 ペレニアルフラックスは宿根アマとも呼ばれるように多年草で、花期は4~5月。花がやや大きめ(3~4cm)で、白花もある。 葉は細長く茎に密につき、株は基部から分枝する。どちらも頼りなげな姿だが、荒地でも育ちとても丈夫。 フラックスは苗でほとんど出回らないのでタネから育てる。移植は好みまない。ペレニアルフラックスも基本はタネから育てるが、苗でも出回りまる。 (出典・参考; 花と緑の図鑑-Garden Version)
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カタバミ
6月、陰暦では水無月とはいえ、梅雨の時季。私の散歩道の道際等の草花達は、益々緑を濃くして、その彩を映えるものにしているようだ--- 5月からの、草花達の生き生きとした姿、姿---その30。 近くのオープンガーデンに観る、3つの草花。 ---梅雨時季の自宅近くのオープンガーデン。近いが故に足が遠のくだろうか、久しぶりに足が向く。 そこに観たもの、繁茂する色とりどりの様々な草花が、雨滴を少し光らせるながらジッとしていた。こちらがそっとそれらに近づいて観た。 そこには、白と2つの青紫の、3つの草花が、相まじわる様にして、この時季をエンジョイしているかのようであった。 アガバンサス(ムラサキクンシラン<紫君子蘭>)、 ガウラ(ハクチョウソウ<白鳥草)、 フラックス(アマ<亜麻>/ベレニアル・フラックス)。 ・アガパンサス<別名 ムラサキクンシラン<紫君子蘭>>(ヒガンバナ科 ムラサキクンシラン属/アガバンサス属) アガバンサスの仲間は、南アフリカを中心に約10種が分布する多年草。 分布域は南アフリカの他、レソト、スワジランド、モザンビークなどにあり、「ナイル・リリー」または「アフリカン・リリー」と呼ばれている。 美しい花を咲かせることから、世界で広く栽培されており、逸出したものがオーストラリアやイギリス、アメリカなど一部の地域で帰化。 アガパンサスは交配種、園芸品種の生産が盛んな植物で、現在では300種以上の品種があると言われる。 日本で栽培されているものの多くは、ムラサキクンシランの和名を持つアガパンサス・アフリカヌス種であると言われているが、南アフリカの国立生物多様性研究所によると、アフリカヌス種ではなく、プラエコクス種およびプラエコクス種の亜種を元に作出された園芸品種だとされていている。 「ムラサキクンシラン」の和名を持つが、クンシランとの近縁種という訳ではない。 アガパンサスの花期は6月~7月。 花期になると、真っ直ぐに伸ばした花茎の頂部に花序を出し、花径2~5㎝程度の花を多数咲かせる。 花序は10~20㎝程度の半球形になり、一つの花序には20~30個の花が付く。花は花冠が深く6裂した漏斗形で、裂片は軽く反り返す。 花色は青、青紫、白、複色。 やや肉厚で光沢のある葉は線形で、地際から多数出て茂る。 常緑種と落葉種、その中間の種があり、草丈30㎝程度の小型種から1mを超える大型種まで、バラエティーに富んだ品種が流通している。 丈夫な性質で育てやすい植物。 落葉種は耐寒性が高く、常緑種は半耐寒性で、放任でもよく育ち、たくさんの花を咲かせる。 ※アガパンサスは、2009年に公表されたAPG III分類体系でヒガンバナ科に分類されていますが、かつてはアガパンサス科またはユリ科、ネギ科などに分類されていたこともある。 <アガバンサスの主な品種> →アガバンサス・アフリカヌス 南アフリカ西ケープ州の希望岬に分布するアガパンサス。 半耐寒性の常緑種で、草丈50~60㎝程度に成長し、青紫色の花を咲かせる。 日本に限らず世界で最も栽培されているアガパンサスと言われているが、普及しているのは本種ではなく、下記のプラエコクス種。 アフリカヌスには2種の亜種があるが、両種共に栽培は非常に困難とされる。 両種は南アフリカ・希望岬固有の種であり、分布域は酸性の砂質土壌の山岳地帯にあり、暑くて乾燥した夏と湿った冬という特殊な気候を好むからである。 →アガバンサス・プラエコクス                   南アフリカのケープ半島から西ケープ州中部にかけて分布するアガパンサス。半耐寒性の常緑種で、3種の亜種がある。 =アガバンサス・プラエコクス・オリエンタリス           南アフリカの東ケープ州と南クワズール・ナタール州に分布する、プラエコクス種の亜種。 草丈80~100㎝程度に成長し、薄紫(稀に白)の花を咲かせる。 多くの園芸品種の交配親となっている種で、園芸品種では白花の他、紫、薄紫、ブルーなどの花色が揃い、草丈も矮性種から高性種までバラエティーに富む。 =アガバンサス・プラエコクス・クイーンマム プラエコクスの園芸品種で、花の基部が青くなる。 花茎は100㎝程度に伸び、大きな花序に涼し気なグラデーションの花を咲かせる。 出典・参考; ガーデニングの図鑑) ・ガウラ<別名 ヤマモモソウ<山桃草>、ハクチョウソウ<白鳥草>>(アカバナ科 ヨイマチグサ属) 北アメリカに分布する多年草。 以前は同科ヤマモモソウ属(ガウラ属)に分類されていたが、現在はマツヨイグサ属に統合されている。ガウラの名前は旧学名が流通名として定着したもので、和名のヤマモモソウも旧学名に因んでいる。 マツヨイグサ属の植物は、南北アメリカを中心に約145種が分布しているが、一般的に栽培されるのは、北アメリカに分布するエノテラ・リンドハイメリ種。リンドハイメリ種は、アメリカ・テキサス州とルイジアナ州に分布する多年草で、森林の開けた場所や草原、池の縁など、日当たりの良い場所に自生。 日本には明治時代中期に渡来し、観賞用として栽培されていたものが逸出し、一部の地域で野生化しているのが見られる。 ガウラの花期は5月~10月。 花期になると、長く伸ばした茎の上部に花序を出し、花径2~3㎝の花を穂状に咲かせる。花は4枚の花弁を持つが、下の2枚は水平に広がり、長い8本の雄しべが下に垂れ下がる。 この花姿が蝶のように見えることからハクチョウソウの別名を持つ。 細い茎に咲いた花がゆらゆらと風に揺れる姿は、蝶が舞っているようで風情がある。 一つの花は短命ですが、初夏から秋にかけて花は途切れることなく次々と開花する。 花色は白、ピンク、赤、複色。 葉は披針形で縁にわずかに鋸歯がある。 茎は細かく分枝しながら草丈70~150㎝程度に成長する。 近年では草丈40㎝程度に収まる矮性種もコンパクトガウラとして流通。 耐寒性、耐暑性に優れており、放任でもよく花を咲かせる。 こぼれ種でもよく発芽する。 冬は根出葉を残して地上部を枯らし、春に再び成長を始める。 (出典・参考; ガーデニングの図鑑) ・フラックス<アマ<亜麻>、ブルーアース、リナム、ペレニアル・フラックス>、宿根アマ<宿根亜麻>>(アマ科 アマ属) 原産地は中央アジア他。すらりと茎を伸ばして、小さなブルーや白の花をたくさん咲かせる。園芸では一年草のフラックスと多年草のペレニアルフラックスが主に育てられている。 一年草のフラックスは別名のアマ(亜麻)の名のとおり、リネンやハーブとしても用いられる。花はひとつひとつは小さいが、整った姿で花色も美しい。背丈60~120cm、横幅20~80cm 花びらが散りやすく儚げな印象。葉は細長く、茎はまっすぐ上まで伸び頂部で房状に花を咲かせる。 ペレニアルフラックスは宿根アマとも呼ばれるように多年草で、花期は4~5月。花がやや大きめ(3~4cm)で、白花もある。 葉は細長く茎に密につき、株は基部から分枝する。どちらも頼りなげな姿だが、荒地でも育ちとても丈夫。 フラックスは苗でほとんど出回らないのでタネから育てる。移植は好みまない。ペレニアルフラックスも基本はタネから育てるが、苗でも出回りまる。 (出典・参考; 花と緑の図鑑-Garden Version)
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