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カラー(モモイロカイウ<桃色海芋>)の一覧

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カタバミ
6月、陰暦では水無月とはいえ、梅雨の時季。私の散歩道の道際等の草花達は、益々緑を濃くして、その彩を映えるものにしているようだ--- 5月からの、草花達の生き生きとした姿、姿---その26。 淡いピンクの淡いグリーンの、「葉」が花咲く草花2つ。 ---自宅近くの、長くストレートに伸びる街路の両側に、最近住宅が増えている様子である。 そこのある2つ住宅の前の、ひとつは、鮮やかにも緑に中に、大きな淡いピンクの花びらを巻いたように上を向いて。 もう一つは少し離れて、小さな花と見れて多くの小さな淡いグリーンで覆われていた。 カラーとヤマボウシ。カラーはモモイロカイウ(桃色海芋)だろうか。 いずれも花と見えるは、厳密には花ではなく、前者は仏炎苞(ぶつえんほう)という「葉」が変化したもの。 後者は、花弁のように見えるのは、4枚の総苞片(ソウホウヘン)と呼ばれる葉に近い性質のものという。 ・ヤマボウシ<山法師、別名 ヤマグルマ<山車>>(ミズキ科 ミズキ属) (備忘; ヤマボウシの属性等 6/3 ’21) ・カラー<オランダカイウ<阿蘭陀海芋>>(サトイモ科 オランダカイワ属)          南アフリカの原産の多年草。 カラーの名前はギリシャ語のカロス(「美」の意味)に由来するという説、カトリックの尼僧がつける襟(えり)、つまりカラーに似ているからという説がある。 和名の阿蘭陀海芋は、オランダ船によって運ばれてきた、サトイモに似た根をもつ花という意味。江戸末期の1843年に日本に渡来したとされる。 早春の湿地に咲くミズバショウは、同じサトイモ科の仲間で、茎の長さは異なるが花のつくりはよく似る。 開花期:4~7月 花色:赤、ピンク、オレンジ、黄、白、紫、緑、茶、黒、複色 一般に花びらと呼ばれる部分は、仏炎苞(ぶつえんほう)という葉が変化したもの。大きな花びらを1枚巻いたような、独特の形をする。苞の厚さや巻きの深さは品種によって異なり、咲くにつれて艶が増す品種もある。本記事では仏炎苞を、「花びら」とわかりやすく表記する。 仏炎苞に包まれた、黄色い棒状の部分が本来の花。小さな花が穂状に並んで、太い肉穂花序(にくすいかじょ)になっている。 カラーは大別すると、湿地性と畑地性の2種類がある。 湿地性カラーの葉は基本的にハート形で、畑地性はハート形や細長く尖ったものなどがある。また、斑入り模様などもあり、肉厚で光沢のあるきれいな色と形をしている。しかし、葉は水があがりにくいので、花材として市場に出回ることはない。 <カラーの原種> カラーの仲間は8種類あり、いずれも原産地は南アフリカが中心。 多年草で、肥大した地下茎、塊茎をもつため、通常球根類に分類されている。原種の花色は白、ピンク、黄色。種間交雑に、現在のさまざまな色の品種が誕生している。 →湿地性カラー 代表的な白い花のエチオピカが、和名のオランダカイウ(阿蘭陀海芋)。 1761年ヨーロッパに伝わり、日本には1843年に伝わる。 この1種だけが川や池などの湿地を好む湿地性のカラー。基本形は草丈が約1m、花は7~20㎝。花色は白のほか、ピンクがある。 カラーはエチオピアの国花で、リリー・オブ・ザ・ナイルと、美しい別名をもっている。花の上部が緑色のものは、グリーンゴッデスという園芸品種。切り花でも出回っている。 →宅地性カラー 前述の湿地性のエチオピカ以外の種類は、水はけのいい草地や岩場に自生し、湿気を嫌う畑地性カラーといわれている。 原種のアルボマクラタは、和名がシラホシカイウ(白星海芋)。 明治時代初期に日本に渡来。草丈は約60㎝で、花は乳白色。湿地性のオランダカイウよりも花が細く、花の上部が鋭く尖っている。 19世紀末にヨーロッパに伝わり、大正時代の初めに日本に伝わったのが、和名キバナカイウ。草丈は約90㎝。花は長さ20㎝弱で、内側が黄色。葉には、白または半透明の斑点がある。 レーマニー種といわれるタイプは、和名がモモイロカイウ(桃色海芋)。 ヨーロッパには1883年、日本には大正時代初めに伝わる。草丈は約30㎝と小さく、花は約12㎝と小輪。名前のとおり、淡いピンクで、紫紅色もある。現在、このタイプの園芸品種が増えている。 <カラーの種類ごとの違いの見分け方> 湿地性、畑地性のふたつのタイプがあるが、一見して同じように見える。湿地性は花がやや大きく、白、ピンクが中心。畑で育つ畑地性は小ぶりで、カラフルな花色が揃う。 (出典・参考; ガーデンスタイリング 他)
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カタバミ
6月、陰暦では水無月とはいえ、梅雨の時季。私の散歩道の道際等の草花達は、益々緑を濃くして、その彩を映えるものにしているようだ--- 5月からの、草花達の生き生きとした姿、姿---その26。 淡いピンクの淡いグリーンの、「葉」が花咲く草花2つ。 ---自宅近くの、長くストレートに伸びる街路の両側に、最近住宅が増えている様子である。 そこのある2つ住宅の前の、ひとつは、鮮やかにも緑に中に、大きな淡いピンクの花びらを巻いたように上を向いて。 もう一つは少し離れて、小さな花と見れて多くの小さな淡いグリーンで覆われていた。 カラーとヤマボウシ。カラーはモモイロカイウ(桃色海芋)だろうか。 いずれも花と見えるは、厳密には花ではなく、前者は仏炎苞(ぶつえんほう)という「葉」が変化したもの。 後者は、花弁のように見えるのは、4枚の総苞片(ソウホウヘン)と呼ばれる葉に近い性質のものという。 ・ヤマボウシ<山法師、別名 ヤマグルマ<山車>>(ミズキ科 ミズキ属) (備忘; ヤマボウシの属性等 6/3 ’21) ・カラー<オランダカイウ<阿蘭陀海芋>>(サトイモ科 オランダカイワ属)          南アフリカの原産の多年草。 カラーの名前はギリシャ語のカロス(「美」の意味)に由来するという説、カトリックの尼僧がつける襟(えり)、つまりカラーに似ているからという説がある。 和名の阿蘭陀海芋は、オランダ船によって運ばれてきた、サトイモに似た根をもつ花という意味。江戸末期の1843年に日本に渡来したとされる。 早春の湿地に咲くミズバショウは、同じサトイモ科の仲間で、茎の長さは異なるが花のつくりはよく似る。 開花期:4~7月 花色:赤、ピンク、オレンジ、黄、白、紫、緑、茶、黒、複色 一般に花びらと呼ばれる部分は、仏炎苞(ぶつえんほう)という葉が変化したもの。大きな花びらを1枚巻いたような、独特の形をする。苞の厚さや巻きの深さは品種によって異なり、咲くにつれて艶が増す品種もある。本記事では仏炎苞を、「花びら」とわかりやすく表記する。 仏炎苞に包まれた、黄色い棒状の部分が本来の花。小さな花が穂状に並んで、太い肉穂花序(にくすいかじょ)になっている。 カラーは大別すると、湿地性と畑地性の2種類がある。 湿地性カラーの葉は基本的にハート形で、畑地性はハート形や細長く尖ったものなどがある。また、斑入り模様などもあり、肉厚で光沢のあるきれいな色と形をしている。しかし、葉は水があがりにくいので、花材として市場に出回ることはない。 <カラーの原種> カラーの仲間は8種類あり、いずれも原産地は南アフリカが中心。 多年草で、肥大した地下茎、塊茎をもつため、通常球根類に分類されている。原種の花色は白、ピンク、黄色。種間交雑に、現在のさまざまな色の品種が誕生している。 →湿地性カラー 代表的な白い花のエチオピカが、和名のオランダカイウ(阿蘭陀海芋)。 1761年ヨーロッパに伝わり、日本には1843年に伝わる。 この1種だけが川や池などの湿地を好む湿地性のカラー。基本形は草丈が約1m、花は7~20㎝。花色は白のほか、ピンクがある。 カラーはエチオピアの国花で、リリー・オブ・ザ・ナイルと、美しい別名をもっている。花の上部が緑色のものは、グリーンゴッデスという園芸品種。切り花でも出回っている。 →宅地性カラー 前述の湿地性のエチオピカ以外の種類は、水はけのいい草地や岩場に自生し、湿気を嫌う畑地性カラーといわれている。 原種のアルボマクラタは、和名がシラホシカイウ(白星海芋)。 明治時代初期に日本に渡来。草丈は約60㎝で、花は乳白色。湿地性のオランダカイウよりも花が細く、花の上部が鋭く尖っている。 19世紀末にヨーロッパに伝わり、大正時代の初めに日本に伝わったのが、和名キバナカイウ。草丈は約90㎝。花は長さ20㎝弱で、内側が黄色。葉には、白または半透明の斑点がある。 レーマニー種といわれるタイプは、和名がモモイロカイウ(桃色海芋)。 ヨーロッパには1883年、日本には大正時代初めに伝わる。草丈は約30㎝と小さく、花は約12㎝と小輪。名前のとおり、淡いピンクで、紫紅色もある。現在、このタイプの園芸品種が増えている。 <カラーの種類ごとの違いの見分け方> 湿地性、畑地性のふたつのタイプがあるが、一見して同じように見える。湿地性は花がやや大きく、白、ピンクが中心。畑で育つ畑地性は小ぶりで、カラフルな花色が揃う。 (出典・参考; ガーデンスタイリング 他)
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