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ベニガク(紅額)の一覧

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カタバミ
6月、陰暦では水無月とはいえ、梅雨の時季。私の散歩道の道際等の草花達は、益々緑を濃くして、その彩を映えるものにしているようだ--- 5月からの、草花達の生き生きとした姿、姿---その14。 ヤマアジサイ、より控えめに咲く淡いピンクの花。 ---何時もの散歩道の帰りの、自宅に向かう途中にある、偶に出逢って観ようと心を弾ませる、準日本風と想える門構えのある家の方向に、足が向く。その門の前の左右に広がる枯淡の植栽群。 毎年今時分、淡く色付くピンクの、より控えめ咲くヤマアジサイが、私の心に一抹の静寂を与えてくれるのである。 飾り気を抑えて、気恥ずかしいそうにそこに咲くのは、ベニガク(紅額)であろうか。 ・ヤマアジサイ<山紫陽花、別名 コガク<小額> サワアジサイ<沢紫陽花>>(アジサイ科 アジサイ属) 東北地方南部以西の本州太平洋側、四国及び九州に分布する天然のアジサイの一つで落葉広葉低木。山地の林の縁や渓谷などに多いことから、ヤマアジサイと名付けられた。 一般的なアジサイの原種であるガクアジサイは自生地が限定的であるが、ヤマアジサイはより広い範囲に見られ、京都や大阪などの野山にも自生していたため、古くから日本庭園で使われる。 花の様子はガクアジサイ(額紫陽花)に似るが、より小さくて控えめであり、別名をコガク(小額)という。 開花は6~8月。枝先に白あるいは淡い青紫色をした花が咲く。 花びらのように見える白いものは、萼(がく)という器官が花びら状に変化したもので、実際の花は中央に密生する。花序のまとまりは直径10センチほどにで、花は時期をずらしながらポツポツと咲いていく。 花は両性花で青紫色をした5片花弁と長く突き出た10本の雄しべ、そして3本の花柱がある。花の色は土壌の酸度や養分によって変化に富み、淡いピンクや紫になることもある。 葉は細長い楕円形で長さは12センチほど。縁にはギザギザがあり、先端は細く尖る。葉には長い柄があり、細かな枝から対になって生じる。 葉はガクアジサイよりも薄く、両面に細かな毛があるため光沢がなく、特に裏面は短毛が密生する。他のアジサイ類と同様、葉や花に毒性(成分不明)があり、食用にならない。 <ヤマアジサイの品種> →ベニガク(紅額) 江戸時代から栽培されている品種で、装飾花がピンク色になる。 →マイコアジサイ(舞子紫陽花) ほぼすべての花が装飾花になる品種 →シロアジサイ(白紫陽花) マイコアジサイ同様、装飾花に覆われる品種で、文字どおり白い花が咲く。 →シチダンカ(七段花) 装飾花の数が通常の倍以上になる品種。観賞価値が高いため園芸用に栽培される。 →アマチャ(甘茶) 葉に甘味成分が含まれ、甘茶用に栽培される。装飾花はヤマアジサイよりも丸みを帯びるが素人では見分けにくい。 <ヤマアジサイの変種> →エゾアジサイ(蝦夷紫陽花) 北海道や東北地方の日本海側に分布する変種で、より大きな葉、装飾花、 果実がでできる。 →カンコクヤマアジサイ(韓国山紫陽花) 韓国に自生あるいは韓国で品種改良された変種。装飾花の色形によって、 海峡、済州島、明星、流星など多数の園芸品種がある。 <ヤマアジサイに似ている木> ガクアジサイ(額紫陽花) コアジサイ(小紫陽花) アジサイ(紫陽花) タマアジサイ(球紫陽花) (出典・参考; 庭木図鑑 植木ペディア 他)
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カタバミ
6月、陰暦では水無月とはいえ、梅雨の時季。私の散歩道の道際等の草花達は、益々緑を濃くして、その彩を映えるものにしているようだ--- 5月からの、草花達の生き生きとした姿、姿---その14。 ヤマアジサイ、より控えめに咲く淡いピンクの花。 ---何時もの散歩道の帰りの、自宅に向かう途中にある、偶に出逢って観ようと心を弾ませる、準日本風と想える門構えのある家の方向に、足が向く。その門の前の左右に広がる枯淡の植栽群。 毎年今時分、淡く色付くピンクの、より控えめ咲くヤマアジサイが、私の心に一抹の静寂を与えてくれるのである。 飾り気を抑えて、気恥ずかしいそうにそこに咲くのは、ベニガク(紅額)であろうか。 ・ヤマアジサイ<山紫陽花、別名 コガク<小額> サワアジサイ<沢紫陽花>>(アジサイ科 アジサイ属) 東北地方南部以西の本州太平洋側、四国及び九州に分布する天然のアジサイの一つで落葉広葉低木。 山地の林の縁や渓谷などに多いことから、ヤマアジサイと名付けられた。 一般的なアジサイの原種であるガクアジサイは自生地が限定的であるが、ヤマアジサイはより広い範囲に見られ、京都や大阪などの野山にも自生していたため、古くから日本庭園で使われる。 花の様子はガクアジサイ(額紫陽花)に似るが、より小さくて控えめであり、別名をコガク(小額)という。 開花は6~8月。枝先に白あるいは淡い青紫色をした花が咲く。 花びらのように見える白いものは、萼(がく)という器官が花びら状に変化したもので、実際の花は中央に密生する。花序のまとまりは直径10センチほどにで、花は時期をずらしながらポツポツと咲いていく。 花は両性花で青紫色をした5片花弁と長く突き出た10本の雄しべ、そして3本の花柱がある。花の色は土壌の酸度や養分によって変化に富み、淡いピンクや紫になることもある。 葉は細長い楕円形で長さは12センチほど。縁にはギザギザがあり、先端は細く尖る。葉には長い柄があり、細かな枝から対になって生じる。 葉はガクアジサイよりも薄く、両面に細かな毛があるため光沢がなく、特に裏面は短毛が密生する。他のアジサイ類と同様、葉や花に毒性(成分不明)があり、食用にならない。 <ヤマアジサイの品種> →ベニガク(紅額) 江戸時代から栽培されている品種で、装飾花がピンク色になる。 →マイコアジサイ(舞子紫陽花) ほぼすべての花が装飾花になる品種 →シロアジサイ(白紫陽花) マイコアジサイ同様、装飾花に覆われる品種で、文字どおり白い花が咲く。 →シチダンカ(七段花) 装飾花の数が通常の倍以上になる品種。観賞価値が高いため園芸用に栽培される。 →アマチャ(甘茶) 葉に甘味成分が含まれ、甘茶用に栽培される。装飾花はヤマアジサイよりも丸みを帯びるが素人では見分けにくい。 <ヤマアジサイの変種> →エゾアジサイ(蝦夷紫陽花) 北海道や東北地方の日本海側に分布する変種で、より大きな葉、装飾花、 果実がでできる。 →カンコクヤマアジサイ(韓国山紫陽花) 韓国に自生あるいは韓国で品種改良された変種。装飾花の色形によって、 海峡、済州島、明星、流星など多数の園芸品種がある。 <ヤマアジサイに似ている木> ガクアジサイ(額紫陽花) コアジサイ(小紫陽花) アジサイ(紫陽花) タマアジサイ(球紫陽花) (出典・参考; 庭木図鑑 植木ペディア 他)
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