タチスミレ。 自然では関東地方（渡良瀬遊水地など利根川水系沿い）と九州の一部にのみ残っている希少種で、当家の個体は栽培増殖品に由来する。 葉は細長く、高く立ち上がるスミレらしからぬ姿をしているが、ニョイスミレに近いグループで、花もどことなくニョイスミレっぽい。 自生地では希少だが結構丈夫で、伸びてきた茎を切ってバーミキュライトに挿しておけば割と簡単に根付いて増やせる。 閉鎖花由来の種子もたくさん取れるのだが、こちらは異様に発芽率が悪い。当家だけ…？ 川沿いの湿地帯に生えているので、自生地でも茎が倒れたところから根を出して増えていったりするのだろうか。

今日のお花 スミレ ①～④　タチスミレ スミレ科スミレ属 ニョイスミレ類のタチスミレ 絶滅危惧Ⅱ類（VU） 河川が氾濫しやすい平地で、陽当たりのよいヨシ等が生育する湿った草原、河畔林による生育する。関東の利根川水系、九州の一部で見られる。 花期は5～6月 小輪で1cmほどで、白または淡紫色の唇弁に紅紫条が入る。 日本で最も背が高くなるスミレで、30～50cmになる。 野焼きすることによって、生育環境を保全している。 昨年5/28の自然観察会にて撮影しました。（茨城県常総市の菅生沼） ⑤　ノジスミレ 昨日、今日の暖かさで、たくさん咲いてきました。

神戸市北区淡河町の天保池の湿原でモウセンゴケに混じって白い花が目立っていました。 スックリと立ち上がって一輪だけ咲いています。 スミレの仲間は、種類が多くて覚えるのり諦めてますが、スックリと立ち上がる姿から“タチスミレ”と言うのかな❗️ 2022/06/01