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イランイランノキの一覧

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醜男
イランイラン バンレイシ科イランイランノキ属の常緑高木。モルッカ諸島原産で、レユニオン島、コモロ、インドネシアなどに自生する。高さ40mに達する。多雨、高温多湿を好み、耐寒性が低いことから日本では沖縄以外では地植えできない。葉は互生し、10~15㎝の長楕円形。花期は5~10月。3種類の異なる色、黄色、ピンク色、薄紫色の花をつけ、どの色の花も強い芳香を放つ。黄色の花が最高品質の精油を産出する。各地で香料にされ、19世紀後半からヨーロッパで流行した高価なイランイラン香水はこの花を蒸留したもの。また、調理に使われるマカッサル油の原料にもなる。街路樹にもされ、シンガポールの並木は特に有名。 名前は、『花の中の花』を意味するマレー語『アラン イラン』に由来する。 イランイランの花から抽出される精油は、リナロール、酢酸ベンジル、安息香酸メチル、パラクレソルメチルエスエルを含む。リナロールには抗不安作用、鎮静作用、血圧降下作用があり、ストレスを和らげて緊張をほぐす効果がある。精油は、その蒸留過程の違いで4段階の品質に分けられ、価格にも幅がある。中でも『イランイラン・エクストラ』は蒸留時間の最初の1~2時間に蒸留される一番絞りの最高品質のもの。二次蒸留以降の精油に比べて花特有の甘さをもつリナロールとエスエルを豊富に含むため、華やかでトロピカル、フルーティな香りが鼻に抜ける最高に質の高い芳香を持ち、アロマテラピーでも最も価値があるとされる。『イランイラン サード』はセスキテルペン類が多くなり、呼吸器や炎症には効果が高くなるが、花らしさがなくなり、スパイシーさが出る。サードだから悪いというわけではなく、成分を知って使い分けるとよい。 出典『薬草の呟き』『アロマテラピー図鑑』『精油・植物油 ハンドブック』『香りの精油事典』『世界大百科事典』
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