緑の時③


雑木林の中、30〜50センチ程度の丈の草むら。葉の付け根に、直径3センチぐらいの「泡」の塊。
足元のヤブヘビイチゴを観察しようと、しゃがみ込まなかったら、気がつかなかっただろう。

水辺まで5〜6メートルほど。樹木に覆われ、陽射しの大半は届かない、湿った場所。真っ先に、アイツ🐸の卵が思い浮かんだが、サイズが違いすぎ😅

休憩中に検索したら『アワフキムシ』という、カメムシ目の　ヨコバイに似た虫の幼虫の“自作の住まい”のようだ。
小ちゃな幼虫の食事は、植物の汁。
➡️幼虫は、植物の汁の栄養分だけを吸収して、余分な水分は排泄。
➡️排泄された水分に、自らが分泌する有機物を溶け込ませて「石けん」を作る。
➡️石けんに、空気の粒を吹き込んで、究極のエコハウス完成🏠

泡は“三密”にならないように点在し、騒ぎ立てるほどのコトではなかったが、見た目が悪いということで、駆除剤で排除するガーデナーも、少なくはないらしい。


私も、日々命を戴き生きている以上、立派な悪人。
しかし、皆が共に暮らす手立ては、常に探究せねば、と思う。

ムズいんだけどねー😅