早いのもの、６月の散歩道に沿うあるオープンガーデン風のスペースには、既にヒマワリを見るような黄色の花が---

ルドベキア、ルドベキア・ヒルタであろうか。

中心部はヒマワリのように茶色く、花びらもヒマワリによく似て、夏の時期には元気いっぱいに咲き乱れるのが特徴であるが、既に、この梅雨時に、あのスイセンノウ(酔仙翁)と覇権を争うかのように、その身を一杯にそのガーデン風に広げている。

(真夏から晩秋迄、あたりのオープンスペース一面を、黄色一色にするルドベキアの生命力、力強さには、散歩者にある種の感慨を与える。)

・ルドベキア(キク科)
美しい花を咲かせる数種が観賞用として栽培されるが、主に流通するのは一年草タイプのルドベキア・ヒルタ種と、多年草タイプのルドベキア・トリロバ種を元にした園芸品種。

花期は品種によりやや異なりるが、7月～10月。
花期になると、伸びた茎の頂部に、花径3～10㎝の頭状花を咲かる。頭状花は中心部の筒状花と、花弁のように見える外周の舌状花から構成される。

花期が長く、真夏の強い日差しの中、花は次々と開花する。
花色は黄色、オレンジ、茶色が入る複色。

一重咲きの他、八重咲き、小輪から大輪までバラエティに富んだ品種が揃う。
　
(出典・参考　ガーデンニング図鑑　より)