基本的にエケベリアは春秋型と呼ばれています。またエケベリアは交配が盛んな１属なので、よほど普及した品種でない限り詳しいことは書かれないです。葉の色や粉の有無で注意点は若干変わってきますが、難物でなければ一般的なエケベリアの育て方で問題ないです。

@たなか さん
ありがとうございます(*^∇^*)
エケベリアでもたまに冬型とかあるので不安でした
じゃぁ、この子は春秋型かな♪

因みにエイグリーワンの適温は20～28℃と書かれているので、春秋型として扱って構わないかと思われます。また冬型のエケベリアも遮光ネットで遮光、遮熱すれば春秋型と同じ場所で管理することは可能です。多肉栽培業者のハウスに白やシルバーの遮光ネットがよくかけられていますが、これは黒よりも遮熱効果に期待がもてるからです。ただし黒のほうが遮光率は高いです。環境さえ整えてやれば、大抵のエケベリアは本来の強健さを発揮してくれます。たまに難物もありますが、エイグリーワンは販売価格からしてそれほど育成難易度が高いものではないと考えられます。ご参考になるかはわかりませんが、一応目を通してみてください。

@たなか さん
(o´∇`o)細かくありがとうございます
冬型って、直射日光は春や秋もNGですか？
ネットを眺めていると、サイトによって意見が違うので迷いつつ…春は午前中を中心に、直射日光浴させてました(*^^*)

確かに冬型の多肉植物は通年遮光すべきと書いてあるサイトがいくつか伺えますね。これに関して真っ向から否定するのは、さすがに角が立ちそうなのでやめておきます。ということで、数ある意見のひとつとして流し読みでもしてください。
　私が住む地域は比較的温暖で、あと数度気温が上昇すれば亜熱帯地方に分類されるだろうと言われています。ですが管理するエケベリアは全て、梅雨後半まで遮光せず直射日光に当てています。比較的直射日光に弱いと言われている、黒系や粉系のエケベリアも直射日光管理です。ですが今年葉焼けを起こした株はありません。葉焼けしにくい株に育てるためには、冬、春の管理のしかたが重要です。
　私は冬に断水はしません。潅水の頻度こそ減らしますが、葉にシワがつくまで追い込むようなことはしません。その代り直射日光はたっぷり浴びせますし、風にも当たらせます。また夜は霜凍結対策もします。ときどき寒い風に当てると枯れると書いている方がいらっしゃいますが、この部分に関しては、はっきりNOといえます。植物は人間と違い体温を維持する器官を持ち合わせていません。では植物の体温を上げる要因は何かというと、日光と風なんです。常温動物である我々は風にあたると寒いと感じますが、彼らは基本的に自ら温度を上昇させることができないので、風は肌より暖かい存在になるわけです。つまり冬休眠させず管理するためには、日光と風が重要になってきます。また風で植物にストレスを与えることによって、ホルモンを分泌を促し、締まった健康な株になります。冬休眠させないのは何故かというと、ひとえに春の直射日光に耐えられるよう準備しておくためです。多肉植物を管理しているならおわかりと思いますが、数ヶ月遮光した株を突然直射日光に当てると葉焼けをおこしますよね。ですが冬休眠させるのであれば、明るい半日影に避難させなければなりません。この時期休眠させるかどうかで、春に遮光ネットが必要かどうか大きく変わってくるでしょうね。
　次に春の管理です。春は夏に向かって、徐々に気温が上昇していく季節です。この時期どこで管理するかが重要です。私はベランダと畑で管理していますが、ベランダに関しては照り返しもあり、昼間は４０度前後まで上昇することはざらです。ですが黒法師のような暑さに弱い品種も、元気に育っています。というのも非常に風通しがいいからです。私の地域は年中風が吹いているので、日光による体温上昇を防ぐことができます。結局のところ風通しが重要なんです。
　栽培農家のハウスでも通年扇風機を回していますよね。あれには湿度を停滞させないためだけでなく、ハウス内の熱を送風によって上昇させない役割もあるわけです。結論としましては、適切な場所で適切な管理をすれば遮光は必要ないです。

　ただし何でも例外はあるもので、エケベリアの中にも難物と呼ばれる品種があります。そういった品種は、元々特殊な環境に自生していたもの、交配を繰り返すことによって本来の強健さをうしなったものがあります。こういった難物に関しては一般的な管理法は適用できないので注意してください。比較的値段が安い普及種であれば、殆どは書いた方法で問題なくそだってくれるかと思われます。決して春に遮光することを否定しているわけではありませんよ。
　極端な話し沖縄で遮光せず管理できるかわかりません。また風通しが確保できない場所で、管理するかたもいらっしゃるでしょうからね。

　あとはそうですね。土も気を使っています。私は有機物を極端に減らし、通気性と排水性、若干の保水性を重視して土を配合しています。また鉢もスリット鉢を使っています。どれも通気性を確保し、蒸れを防ぐためにやっていることです。当然保肥性が低下するので、毎年の植え替えが必要になってきますが、虫や蒸れでのトラブルはかなり抑えられます。気温が上昇してくると、蒸れの被害が多くなりますからね。
　長々と話しましたが、結論としましては、その人の管理のしかたで遮光が必要かどうか変わってくるということです。

@たなか さん
ありがとうございます(*^∇^*)
なるほど、葉焼けの例えが分かりやすかったです☆＊
それぞれ環境でそれぞれの工夫でそれぞれの育て方、正解もそれぞれなのですね(*´∇｀)
本当になるほどと感じながら読ませていただきました
貴重なお時間とお話しをくださって、本当にありがとうございました

因みに日光は西日よりも朝日のほうが強烈ですよ。では何故西日に注意しないといけないかというと、朝と夕方では気温が違うからです。気温が上昇している時間帯に、西日が当たるので朝の日差しより暑く感じるんです。つまり光の量よりむしろ、温度や蒸れへの対策のほうが重要ということです。長々とすみませんでした。これで最後にします。お付き合いありがとうございました。

@たなか さん
ではではっ
葉焼けしやすいのは朝日も一緒なのですねΣ(*ﾟ▽ﾟﾉ)ﾉなるほど～