一瞬AIの自動判別でテイカカズラかと思ったが、このアプリでは植物全体の形状があまりよく分からないので、花の写真をよく見比べた後に調べ直した。お花を中心に撮ることが判別精度をあげているのは間違いないので悪く思ってはいない。

テイカカズラは、キョウチクトウ科テイカカズラ属のつる性常緑低木。有毒植物で、葉や花を切ると乳液が出る。あぶない。

こちらの植物は花の形状、大きさ、常緑樹であること、1m〜2mほどの低木であったこと、香りからミカンとした。

ミカン(ウンシュウミカン)は温州とついてはいるものの、原産は中国ではなく不知火海沿岸という説が有力である。

5月の上・中旬頃に3 センチメートル程の白い5花弁の花を咲かせ、日本で一般的に使われているカラタチ台では2-4 メートルの高さに成長する。

単為結果性でなおかつ自家不和合性のため、果実にほとんど種子はない(でも食べるとたまにあるよね。近くに甘夏などの他の植物がある場合や晩生品種になるとあるらしい)。

日本では主に未結実期間の短縮、樹勢制御、果実品質向上等のため、接ぎ木によって増殖を行う。台木としては多くはカラタチが用いられるが、ユズなど他の柑橘を用いることもある。