昨日、妻と二人で植えた｢砂漠の宝石｣(ツルナ科デロスペルマ・ハイブリッド)。

6色を迎えた。ローズクォーツ(ピンク色)、ガーネット(赤オレンジ色)、ルビー(赤色)、ムーンストーン(白色)、トパーズ(オレンジ色)、ペリドット(黄色)。

バイオレットのバスケットに幸せ色6色。

今日の定期通院の待合室でテレビを見ていた。

｢志村けん、昨日午後11時頃、新型コロナウイルス感染症で亡くなる｣という報道か目に入ってきた。

妻と顔を合わせ、そして、妻が隣にいたお義母さんに、テレビを指さして、志村けんが亡くなった、と伝えた。

まもなく、診察室に3人が呼ばれたので、入室した。

｢こんにちは、お世話になります。先生、いま、テレビで見たのですが、志村けんが新型コロナウイルス感染症で亡くなりました。｣というと、先生の顔が一変して驚き顔に変わった。

診察を終えて、妻と色々と話した。

私は色々話したなかで、次の2点が大切な思いだった。

｢志村けんは、人生で最大の使命を果たされたように思う。なぜなら、彼の死で新型コロナウイルス感染症を甘く見ている人たちに、命を引き換えに警鐘を鳴らしたから。きっとこのことで、新型コロナウイルス感染症について、真剣に向き合うだろう。｣と。

｢もし、僕たちが新型コロナウイルス感染症にかかってしまったのなら、多分3人同時に死んでしまうだろう。もし、そうなったら、一番幸せを感じているときに、あの世に行くのであるのであれば、幸せかも知れないと思う。｣

妻はこれに対し、冷静に、
｢そうかもしれないけど、子供達や孫達が悲しむし、まだ、お父さんのことを頼りにしているから、そんなことは言わないで。｣と。

私は、
｢いや、もう、子供達はしっかりと自立しているから、気にしなくてよいと思う。もし、ほかに使命があるのであれば、天は僕たちを生かすだろう。｣と。

毎日、一所懸命に生きている。妻が幸せに見える。だから、悔いはない。幸せに見えるうちに、同時に同じ病気で亡くなるのなら、本望だと思った。

妻は、私が新型コロナウイルス感染症が、どこに潜んでいるかわからないから、あまり出歩かない方がいいと思う、と言うのだけど、どうしても、外へ出掛けたがる。どうしたら、その気持ちにブレーキをかけることができるのか、を考えていたら、そんな言葉になっていた。