〈すずちゃんのスマホで写真講座〉１７　家族写真より・・抜粋
フォトグラファー　鈴木知子さん
「三角形」の構図で安定感を
　旅行や行楽地へ出掛けたときなど、家族写真を撮ることがあると思います。家族写真は、年賀状などの季節のグリーティングカードにも使えますよね。今回はステキな家族写真の撮り方を紹介します。
　人物を撮影するときは、顔が明るくなるように写します。注意したいのが逆光下での撮影。何もせずにそのまま写すと、顔が暗くなってしまいます。そのような場合は、画面をタップした時に出る太陽マークを上下に動かして、明るさを調整します。多くのスマホカメラに採用されているHDRをオンにしておくのも有効です。HDRは、明るい部分と暗い部分を自動で合成する機能です。
　また、明るさだけでなく、色にも気を付けます。人物写真は、青みがかっていると、顔色が悪く見えてしまいます。特に青っぽく写るのが曇りや雨の日。設定を変えて暖かみのある色にすることで、健康的なイメージとなり、見た目の印象がぐっと良くなります。肌色を意識して、色を決定しましょう。
　家族写真に限らず、人物写真は選ぶ背景によって印象が大きく変わります。すっきりとした場所、奥行きがある場所がオススメです。人の多い所では、背景に他の人が写らないように気を付けてください。
　家族写真で悩むのが、並び方です。小さなお子さんがいる場合など、並び方によっては背の高さが違うことでバランスが悪くなってしまいます。ベンチなどを利用してもよいですね。並び方は「三角形」を意識してください。三角形をつくることで安定感のある構図になります。ベストは正三角形に近い形。例えば、子どもたちが前で両親が後ろに配置する場合、親同士が寄り添うようにすると、三角形になります。また、皆でできるだけ近づくことで、まとまりのある写真になります。
　少し面白く撮るなら、身長が分かるように、背の高い順に並んで三角形をつくってもよいですね。撮影をするスマホの位置ですが、目線を合わせるように撮りましょう。目線を合わせることで、生き生きとした表情を捉えやすくなります。いざ写真を撮るとなると、緊張してしまい表情が硬くなります。撮る人が話し掛けるなどして、笑顔を引き出しましょう。撮影は1枚で終わらせるのではなく、続けて何枚も撮るようにするとよいですね！
・・・との事でした。
そういえば家族写真ずいぶんとってません。
今度トライしてみます。
ではまた！