ミニトマトによく似ていますが、それよりもはるかに小さくて直径が5ミリから
8ミリくらいです。山歩きをしていて喉が乾いているときは、毒があると分かって
いても食べたい衝動に駆られます。

ヒヨドリが大好きで、お酒飲みが酒上戸と言われるように上戸が付いています。
ヒヨドリに限らず小鳥はみんな大好きです。実の大きさと軟かさで小鳥に食べて
もらって、フンによって種子散布してもらうのが戦略です。ただ小鳥の腸は短い
ので、それほど遠くへは運んでくれないようです。

人間には毒でも鳥は平気なのは、毒に対抗するための消火器官を進化の過程で身に
付けたのでしょうが、人もまた水に晒したりアクに浸すなど、毒を消す方法を見い
だして植物の防御を打ち破っています。互いに大したものです。

ボクもやがては、ヒヨドリジョウゴを食べる器官を身に付けられるかも知れません。