No.189
オオバコ(大葉子)
その2
オオバコ科オオバコ属

オオバコの別名には、「カエルッパ🐸」もあり、日本の植物名の方言集には兵庫県より東側では蛙に因んだ名があるようです🎵

面白いところでは、熊本でオオバコのことを「どんべー包み」があります✨

昔は男が大人になってから麻疹(はしか)にかかると、タマタマちゃんが大きくなり、その治療法がオオバコの葉で包むことだったそうです💕

カップ麺を食べるときに思い出しそうですが、、、😅

そういえば、オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)ももう種ができてるかも、あとで探して見ましょ🎵

話がそれましたが、オオバコと蛙🐸は切っても切れない間柄で、弱った蛙をオオバコの葉で包んでおくと元気になったり、死んでしまった蛙をオオバコの葉で包んでおくと生き返るなど、枚挙にいとまがない🎵

嘆きつつひとり寝る夜の明くる間はいかに久しきものとかは知る(百人一首 53)

この歌は、蜻蛉日記の作者右大将道綱母のものですが、右大将道綱母は夫の藤原兼家から『アマガエル』と呼ばれました🐸

当時は通い婚ですから、夫がなかなか自分の所に来ないので、雨の降る日に仏道に入るのですが、寺から連れ戻され、「雨蛙」と「尼帰る」の二つの意味が掛かっています🎵

この蜻蛉日記にも、童が蛙をオオバコの葉で包んで生き返った話が出てきます🎵

車前の花がさかむとうれしとて蛙は雨にきほひてや鳴く
長塚節