深紅のマリーゴールドが咲いていた

これは、きっと突然変異であろう

植えていたのは、オレンジと黄色のマリーゴールド

図鑑を見ても、赤褐色のマリーゴールドは存在しても、深紅のマリーゴールドの記載はない

何か、とても、不幸の中にありながら、突然の出来事に、幸せになる

ゲーテの色彩論の図式を見ると、深紅は｢美｣の象徴、黄色は｢善良｣の象徴、橙(オレンジ)色は｢高貴｣の象徴である

ゲーテの図式によると、橙色が高進すると深紅色となる

そして、深紅色と黄色の間に橙色がある

なぜ、いま、深紅が生まれたのか

思い浮かぶのは突然変異しか、頭には浮かばない

天が、悩みながらも解決方法を考えているわたしに、ひとときのご褒美を、くれたのかもしれない

そう書いているときに、偶然に、入院中のお義父さんから、明日の午前7時45分に電話するので、必ず出てほしいと、電話があった

今の時間帯は、ほかの入院患者が公衆電話の付近に大勢いるので、話せないということであった

何を話すのかは考えないことにした

今は、天が与えてくれた、深紅のマリーゴールドについて、考えていたい