オケラ（朮）
キク科、オケラ属
生薬名：白朮
雌雄異株
花期：9～10月

総苞の外側を魚の骨のような形状の苞葉が取り巻く。

昔は邪気を払うとしてオケラを焼きいぶしてカビを防いだ。
現在は根茎の外皮を除いて乾燥したものを生薬白朮と言い健胃剤などに使われている。
お正月に一年の無病息災ならびに健康を祈願して飲むお屠蘇には白朮他5種類の生薬が使われている。

「山でうまいものは、オケラにトトキ（ツリガネニンジン）、里でうまいものはナスにカボチャ」
昔から「山でうまいものはオケラとトトキ、嫁にくれるも惜しゅうがざる」と言われるほど山菜としても人気があるそうです。