ソコベニムクゲ(底紅木槿)💕

アオイ科フヨウ属💖
ハイビスカス🌺に似ていますね‼️

床の間前では墨染めの衣を着た僧侶が床の間に花を活けていた。後ろ姿で顔は見えないが、痩せて背筋がすっと伸びている。手に白い木槿(むくげ)を持ち、唐金亀甲鶴首(からかねきつこうつるくび)の花入れ活けていた。木槿は花弁が白く、花蕊に近い部分が赤い、〈底紅(そこべに)〉で、千利休の孫の茶人宗旦が好んだことから宗旦木槿と呼ばれるものだった。　落ち着いた茶色ですっきりと鶴の首のように伸びた花入れに、白の花弁の内側に紅い色がほの見える宗旦木槿が映えていた。〔葉室麟『山月庵茶会記』