夕方、日暮れ少し前、自宅近くのお寺、祖光院(千葉県松戸市)さんにヒガンバナを見に行って来た。
(写真は、ショウキズイセン)

田んぼのあぜ道や土手で見かけることが多い花ですね。
これは毒性のある球根を植える事で小動物、特にネズミやモグラの侵入を防ぐこと、侵入の為の穴で土手を弱くさせない事が目的のようです。

もう１つは非常食の役目。
飢饉などで食料が尽きて草や木の皮、さらには土壁の藁までも食べ尽くし、最後の最後の非常食として彼岸花の球根を食べたという事らしい。潰して水洗い、数日、水に十分晒したヒガンバナのデンプンは、乾燥させれば葛粉、片栗粉、馬鈴薯澱粉、コーンスターチと同じで、緊急時の保存食料となったようです。

日陰の花のイメージとは別に
人と身近に共存してきた花でもあるようですね。

色は大きく分けて三つ。
・赤色(ヒガンバナ)
・黄色(ショウキズイセン)
・白色(アルビフロラ)

アルビフロラは、ヒガンバナとショウキズイセンとの交雑種と言われています。

妖艶な赤。
昔の人たちはこの花をどんな想いで見ていたんでしょうか。