あの高いところにある里山のお手入れを出来るときが来るのだろうか

いまは、毎日が義父母と妻のお世話で、手一杯

たどり着く里道も、至るところで崩れ、雑草が繁っている

我が家の庭の手入れだけで、精一杯になりつつある

今日は、一年半年ぶりに、どこにも出ず、庭仕事をしていた

妻は、ふて寝をしていた

水炊きは、私とお義母さん二人で作った

今日、昼に、思っていることをストレートに言った

｢園芸を始めるときに、やるからには一緒にやろうね、君はなん十年もやって来たから、経験値が高いけど、私はないので、色々と教えてね、そして、一緒に三人がこの庭作りをしようね。それで今日があるのでしょう。二人で話をしながら、パーゴラも作ったし、花の種類も相談して決めてきたよね。それなのに一緒にやるではなくて、｢手伝う｣という意識は違うと思うよ。毎日毎日、ドライブしたのでは、庭仕事がたまるばかりだし、山仕事も全然できないよ。買い物は三日ごとに行き、食事のメニューを３日間分ぐらいは計画して、ポイントの貯まる日にまとめて買った方がいいと思う｣

そしたら、色々と反論を言うので、ことごとく、話し合った事実のもとに、言い詰めると、黙ってしまった

私も追い詰めるつもりはなかったのだけど、あまりにも計画性がないので、ストレスが溜まり、言わずにはおれなくなってしまった

それが病気の症状の一つかもしれないが、あまりにも出る頻度が高いし、あまりの料理嫌いに怒りを爆発させてしまった

料理には口出しはしないと思っていたが、あまりにも弁当購入が多いので、だったら私が作る、という感じになってしまったのだ

今年の2月から6月ぐらいも、私が主導して、インターネットで調べながら、数少ないメニューを繰り返し作って、料理のお勉強をしていたが、夏に入り、水やりが１日２回になってから、料理の方がまったく出来なくなってしまった

それで弁当やおむすびやパン食が増え、嫌気がさしてきたところであった

一緒に料理をすると、お義母さんも認知症だけど、指示をすれば包丁さばきはうまいので、認知症の進行を遅らせる良い効果になっていたのだけど、お義母さんと一緒に料理を行うことを嫌がるところがあり、いつも戸惑うことである

親子関係が正常に出来なかったようで、それを何とかしてあげたいと、色々と行動しているのだけど、なかなかうまく行かない

｢今日残った水炊きは、朝食の味噌汁に使おうと思うので、明日は食パンを焼かないでね。炊飯器のタイマーをもう設定したから、明日はご飯にしよう｣と言った

どうしたら、妻が悔いの残らない母親との最後の生活を遅れるのかを考えて動いているのだが、なかなかうまく行かない

お義母さんは、つい、私にとても感謝していることは言葉に出して言うのだけど、娘に対しては、私の後付けで言うので、妻がむくれてしまう

また、私がお義母さんの面倒をよく見ていると、はぶててしまう

今日は、私が追い詰めてしまったので、妻は｢ふて寝｣に入ってしまった

夕飯の時は、声をかけるとベッドルームから出てきてくれたが。

｢報われる苦労など、たかが知れている｣という宮城谷昌光著の小説の一節を思い出しながら、気を取り直しているところである