南天の実が少しずつ緑から赤へと変わるその瞬間がほっこりします。今日は仕事終わりにセイタカアワダチソウとナンテンを撮影しました❗️南天の赤い実は中国では縁起の良いものとして植えられているみたいで日本でもあちこちに植えられているのを見かけます。
そんな南天ですがとても恐ろしい秘密が😱
南天（ナンテン）は植物全体が有毒であり、特に実と葉には毒成分のアルカロイドが含まれ、大量に摂取すると意識障害や呼吸麻痺などを引き起こす可能性があります。ただし、漢方薬の原料として利用されることもあり、専門知識がない限り自己判断での摂取は危険です。
主な毒性成分と症状
実（南天実）：ドメスチン、ナンテニンなどのアルカロイドを含みます。多量に摂取すると、知覚や運動神経の麻痺、大脳や呼吸中枢の麻痺などの症状を引き起こす可能性があります。
葉（南天葉）：ナンジニンなどのアルカロイドを含みます。微量含まれていますが、大量に摂取すると同様に有毒です。
全体：樹皮、新芽、葉、実など株全体に毒が含まれています。
注意点
乳幼児の誤食：毒性があるため、特に乳幼児が誤って口に入れないように注意が必要です。
ペットの誤食：人間だけでなく、犬や猫などのペットにも有毒であり、誤って摂取すると重篤な症状を引き起こす可能性があります。
専門家以外での摂取禁止：薬用として使われることもありますが、専門知識がない自己判断での摂取は非常に危険です。
民間の使用：咳止めなどに利用される場合がありますが、これは専門家が用いる場合であり、安易に民間療法を試すのは危険です。
南天（ナンテン）の名前の由来には、中国名の「南天竺（なんてんじく）」や「南天燭（なんてんしょく）」、「南天竹（なんてんちく）」を音読みしたとする説があります。特に、赤い実を灯火に見立てた「南天燭」説や、株立ちした姿が竹に似ていることから「南天竹」と呼んだという説が有力です。また、「難を転ずる」という言葉の響きから、縁起木として広く親しまれてきました。
名前の由来（語源）
中国名由来説：南天の名前は、中国の漢名である「南天竺」や「南天燭」「南天竹」を略して音読みしたものが由来とされています。
南天燭説：秋に赤く熟す実が、灯火のように見えることから「南天燭（なんてんしょく）」と名付けられました。
南天竹説：複数の幹が立ち上がる様子が竹に似ていることから「南天竹（なんてんちく）」と呼ばれたことに由来します。
日本で「縁起木」とされる所以
「難を転ずる」の語呂合わせ：植物としての南天の響きが「難（ナン）を転（テン）じる」に通じることから、古くから縁起の良い木として親しまれています。
厄除け・魔除け：特に江戸時代頃から、家の中に邪気や災いが入るのを防ぐとして、鬼門や裏鬼門に植えられるようになりました。
正月飾り：おせち料理の飾りや、松竹梅と並んでお正月飾りとしても用いられ、日本人に馴染み深い植物です。