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庭,ペルシカリア,タデ科の投稿画像
けいちゃんさんの庭,ペルシカリア,タデ科の投稿画像
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けいちゃん
2025/08/13
三年ぶりに実家に帰った。
いつもなら犬のポンが嬉しそうに吠えて出迎えてくれるのだが、門を閉めて口笛を吹いても姿をあらわさなかった。
ペルシカリアが綺麗に咲く庭を横切って裏手にまわる。
ポンは勝手口近くの自分の小屋で眠っていた。
私はいつも勝手口から家に入ることにしている。
自分の部屋がある二階への階段に近いからというのもあるが、インターホンを押して、家人にわざわざ玄関の鍵を開けさせるのを避けるためだ。
一旦、階段の下にスーツケースと手土産を置く。
家中がしんとしていた。
お昼を過ぎた頃だったが、キッチンは綺麗に片付いていて、シンクは拭きあげられたかのように水滴ひとつなかった。
帰ってくることは言ってあるはずなのに、お昼の準備もしていないのだろうか?おかしいな…と思いながら、リビングのドアを開けた。
父も母も妹もそこに居た。
「なんだ、みんないたの。ただいま」
私は安堵して笑った。
「おかえり」
「おかえり」
「おかえりなさい」
三人は順繰りに、無表情で言う。
「どうかした?」
私は訝しげに三人を見回す。
「なんでもない」
「なんでもないわ」
「なんでもないよ」
三人は、また順繰りに言う。
「ねえ、やめて。そんな真似して、ドッキリのつもり❓」
私は笑いながら空いているソファにどっかり腰を下ろした。
三人はニコリともせず、一斉に私の方に顔を向けた。
能面の如く表情のない顔がこちらを向いている。
「いったい何なのよ!」
「どうしたのよ!」
私は三人の肩を其々揺さぶりながら叫んだ。
父も母も妹も、されるがまま無表情で「大丈夫だ」「大丈夫だから」「大丈夫よ」と答える。
まるでアンドロイドだ。
私は、家を飛び出し、向かいの家に助けを求めた。
「おばさん!皆んな…家族が皆んな変なの!」
小さい頃からよく知っている向かいのおばさんは、「落ち着きなさい、どうしたの」と言う。
然し、私は益々青ざめて、声を失くした。
いつも朗らかに博多弁で話すおばさんが、無表情で私を見つめている。
その表情は、今のうちの家族と同じものだ。
私は倒れこみそうになりながら、後退りしてポケットのスマホを取り出した。
誰にかけたらいいのだろう。
救急車?警察?
なんて説明するの!
私は、付き合っている彼氏に電話をかけていた。
彼なら、きっと「皆んなから嵌められとんちゃうの?今から俺、そっち行こか?」と笑って言ってくれるに違いない。
スリーコールで彼が出た。
「優奈?今日、実家だよね。どうしたの?」と彼の声が聞こえた。
確かに、あの大好きな彼の声だった。
だけど、私は絶望感に打ちのめされて電話を切るしかなかった。
私は家にも入れず、庭に佇んでいた。
ペルシカリアが風に揺れもしないで紅く紅く己の存在を主張していた。
電話の主は「実家ちゃうの?どないしたん?」と言わなかった。
どうしたの?と感情の見えない、抑揚の無い声で静かに話す彼は、私の知っている彼ではなかった。
あれは機械だ。
(彼の温もりのある関西弁をもう一度聞けるのだろうか…)
私は涙が溢れだしてとまらなくなった。
cota310r
2025/08/13
あーっ、納戸から星新一引っ張り出してこよっと📗📚😊
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1
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キャー‼️一日店長を半日でクビになっ太。
2025/08/13
これはウルトラセブン第43話 第四惑星の悪夢 では、、、
どうでもいいが、今週のドラえもん、コエカタマリンだぞ‼️
のび太が「ワ」に乗って空飛ぶやつ‼️‼️‼️
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2
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absolute ゼロ
2025/08/13
🍀
筒井康隆の
リリカル短編集
ぐれ健が戻ったとか~
牛🐮になった弟とか~🤔
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2
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けいちゃん
2025/08/13
@cota310r
さん
星新一、実家にありましたよ!
不穏で不思議なストーリーばかりでしたね🙌
長いのに😂読んで頂き恐縮です(๑>◡<๑)アンガトウゴザイマス
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1
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けいちゃん
2025/08/13
@キャー‼️一日店長を半日でクビになっ太。
さん
第四惑星の悪夢もコエカタマリンも知らんけど…
てかセブンとかドラえもんなんか、どーでもええんじゃー‼️🤣
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1
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けいちゃん
2025/08/13
@absolute ゼロ
さん
リリカル…なんか読んだことあるかも…?
ちょっとエロくなかったですか❓
でもグレ健?牛弟?
覚えてないから、やっぱ違うかも😂
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1
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fooryu♪︎♪︎♪︎
2025/08/13
けいちゃん♪♪♪
タララララン タララララン
タラララランラン タララララン
ダンダンダン・・・
世にも奇妙な物語のテーマ曲のつもり
続編お願いします
( ˘ ³˘)♥
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2
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cota310r
2025/08/13
@けいちゃん
さん
いえいえ楽しみにしてますから😊
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1
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absolute ゼロ
2025/08/13
@けいちゃん
🍀
ぐれ健が戻ったの書き出しは
久しぶりに実家に戻った
だったと思う~🤔
牛🐮になった弟は
ご飯を食べて直ぐに寝ると
牛になるよ
って言ったのにと
牛🐮になった弟に姉が
声をかける
➰😙
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1
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キャー‼️一日店長を半日でクビになっ太。
2025/08/13
@けいちゃん
ボクの部屋のドンキで一万円で買ったテレビ、テレ朝(5チャン)だけ入らなくなった😂
下のテレビで見なければ、、、
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1
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ほうずき
2025/08/13
@けいちゃんさん
10年か15年くらいまえに、小学館の
ビッグコミックスピリッツに石坂啓さんが
描いていた“アイムホーム” というマンガを彷彿と
させました
主人公はナニカで記憶を失ったサラリーマンで
家に帰ると奥さんと子どもが白い仮面を
被っていて、表情がわからない、というマンガ。
ゾクゾクする何やら怖い内容でした
石坂啓さんは手塚治虫氏の直のアシスタント
だったそうです
キムタクのドラマにもなっていたとかですが…
それはまったく知りませんでした
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1
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けいちゃん
2025/08/14
@キャー‼️一日店長を半日でクビになっ太。
おかあさんといっしょ
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けいちゃん
2025/08/14
@ほうずき
さん
キムタクのドラマで観てました!
上戸彩が奥さん役で出てました
原作がマンガだったとは知りませんでしたー
家帰ったら、お面かぶった奥さんと子供がおかえりなさい♡言うてました🤣
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1
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けいちゃん
2025/08/14
@fooryu♪︎♪︎♪︎
さん
世にも奇妙な物語で、キムタクと樹木希林が出てたのも、こんな感じのストーリーだったけど、はちゃめちゃで面白かったー🙌笑えた
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けいちゃん
2025/08/14
@cota310r
さん
(❀ᴗ͈ˬᴗ͈)ペコリン
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けいちゃん
2025/08/14
@absolute ゼロ
さん
思い出せないからたぶん読んで無いかな😂
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ほうずき
2025/08/14
@けいちゃん
さん
観ていたんですか⁉️
偶然ですね〜
私も観たかった❗️
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absolute ゼロ
2025/08/14
@けいちゃん
🍀
読んでないんだね~🤔
同じ様な書き出しだったり
同じ様な発想だったりするので
てっきり
筒井康隆さんの
ブラックユーモアを
ご存知かと思ってしまった➰
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1
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aiko
2025/08/16
@けいちゃん さま
観てました、このドラマ‼️
亭主が上戸彩好きで‼️
いつか私の代わりに上戸彩似の嫁が来ることを
心から祈っています‼️😂
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けいちゃん
2025/08/17
@aiko
さん
わたしも心から祈ってます‼️😂
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おいちゃん
2025/08/21
サスペンスも良いですね
💮💮💮
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けいちゃん
2025/08/21
@おいちゃん
さん
あんがとうございます( ◠‿◠ )ペコリ
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ウマキチ
2025/08/21
@けいちゃん
こんばんは🌙☀️
ご訪問頂き誠に有難うございます🤗
これからも素敵な花々pictures 楽しみにしています💐☘️💐
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けいちゃん
場所
庭
キーワード
タデ科
平和を願う☆
植物
ペルシカリア
いつもなら犬のポンが嬉しそうに吠えて出迎えてくれるのだが、門を閉めて口笛を吹いても姿をあらわさなかった。
ペルシカリアが綺麗に咲く庭を横切って裏手にまわる。
ポンは勝手口近くの自分の小屋で眠っていた。
私はいつも勝手口から家に入ることにしている。
自分の部屋がある二階への階段に近いからというのもあるが、インターホンを押して、家人にわざわざ玄関の鍵を開けさせるのを避けるためだ。
一旦、階段の下にスーツケースと手土産を置く。
家中がしんとしていた。
お昼を過ぎた頃だったが、キッチンは綺麗に片付いていて、シンクは拭きあげられたかのように水滴ひとつなかった。
帰ってくることは言ってあるはずなのに、お昼の準備もしていないのだろうか?おかしいな…と思いながら、リビングのドアを開けた。
父も母も妹もそこに居た。
「なんだ、みんないたの。ただいま」
私は安堵して笑った。
「おかえり」
「おかえり」
「おかえりなさい」
三人は順繰りに、無表情で言う。
「どうかした?」
私は訝しげに三人を見回す。
「なんでもない」
「なんでもないわ」
「なんでもないよ」
三人は、また順繰りに言う。
「ねえ、やめて。そんな真似して、ドッキリのつもり❓」
私は笑いながら空いているソファにどっかり腰を下ろした。
三人はニコリともせず、一斉に私の方に顔を向けた。
能面の如く表情のない顔がこちらを向いている。
「いったい何なのよ!」
「どうしたのよ!」
私は三人の肩を其々揺さぶりながら叫んだ。
父も母も妹も、されるがまま無表情で「大丈夫だ」「大丈夫だから」「大丈夫よ」と答える。
まるでアンドロイドだ。
私は、家を飛び出し、向かいの家に助けを求めた。
「おばさん!皆んな…家族が皆んな変なの!」
小さい頃からよく知っている向かいのおばさんは、「落ち着きなさい、どうしたの」と言う。
然し、私は益々青ざめて、声を失くした。
いつも朗らかに博多弁で話すおばさんが、無表情で私を見つめている。
その表情は、今のうちの家族と同じものだ。
私は倒れこみそうになりながら、後退りしてポケットのスマホを取り出した。
誰にかけたらいいのだろう。
救急車?警察?
なんて説明するの!
私は、付き合っている彼氏に電話をかけていた。
彼なら、きっと「皆んなから嵌められとんちゃうの?今から俺、そっち行こか?」と笑って言ってくれるに違いない。
スリーコールで彼が出た。
「優奈?今日、実家だよね。どうしたの?」と彼の声が聞こえた。
確かに、あの大好きな彼の声だった。
だけど、私は絶望感に打ちのめされて電話を切るしかなかった。
私は家にも入れず、庭に佇んでいた。
ペルシカリアが風に揺れもしないで紅く紅く己の存在を主張していた。
電話の主は「実家ちゃうの?どないしたん?」と言わなかった。
どうしたの?と感情の見えない、抑揚の無い声で静かに話す彼は、私の知っている彼ではなかった。
あれは機械だ。
(彼の温もりのある関西弁をもう一度聞けるのだろうか…)
私は涙が溢れだしてとまらなくなった。